『エヴォリューション(フランス映画)』のネタバレ(あらすじ・結末)と感想

映画『エヴォリューション』のネタバレ(あらすじ・結末)情報を紹介します。

 

本作はフランス映画でルシール・アザリロヴィックという女性の監督がつとめていますが、

彼女は本作の脚本も手掛けているようでとても多彩な才能をもった気鋭の監督さんです。

 

もともと芸術家出身ということもあって、彼女の映画は感性に訴えるような作品が多いのですが、

本作『エヴォリューション』は彼女の作品のなかでも特に大きな反響を呼んでいる作品となります。

 

 

そんな彼女の話題作『エヴォリューション』ですが、一体どんな内容なのか?

映画好きの方なら気になってしかたないのではないですよね!(^^)

 

そこで、今回はフランス映画『エヴォリューション』のあらすじとストーリー、そして映画を見た感想などをお伝えしたいと思います。

※注意:結末・ラストまですべてネタバレしますので映画を見ていない方はご注意ください。

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○『エヴォリューション』のネタバレあらすじ結末

登場人物

・二コラ:主人公の10歳の少年。
・ステラ:看護師の女性。

 

あらすじ

少年と女性しかいない、
人里離れた島に母親と暮らす10歳の二コラ。

その島ではすべての少年が
妙な医療行為の対象となっている。

「なにかがおかしい」

と異変に気付き始めた二コラは、
夜半に出かける母親の後をつける。

そこで母親がほかの女性たちと
海辺でする「ある行為」を目撃し、

秘密を探ろうとしたのが悪夢の始まりだった…。

 

ストーリー(ネタバレ注意)

物語は女性と男の子しか住んでいない小さな島が舞台となります。

 

その島ではなぜか少年と女性しか住んでいない。

女性たちにはそれぞれ子供がいますが、なぜか夫となる男性はいません。

 

子供たち母親から海藻とミミズを混ぜた異様な食事を与えられ、

そして食事が終わると毎回”薬”と称する緑色の液体を飲まされます。

 

ある日、子供のひとりニコラ(主人公)は、海で泳いでいる最中に海底に沈んだ少年の腐乱死体を発見します。

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驚いた二コラは急いで自宅に戻り母親にそのことを伝えますが、なぜか母親は驚く様子もありません。

後日、母親と一緒に現場にいって死体を探してみますがなぜか見つかりません。

 

あの死体は一体何だったのか?

 

そして二コラは毎日のように母親から与えられる薬を飲む行為にも次第に疑問を持ち始めます。

この薬がいったい何なのか?なぜ病気でもないのに飲まなくてはならないのか?

 

そんな二コラの疑問に対し、母親は答えてくれません。

 

しかし、島の多くの子供たちはそんな疑問を持つこともなく、母親に言われるまま従順に薬を受け入れています。

ニコラはそのような謎の医療行為に疑問をもちながらも、みなと同じように薬を受け入れていきます。

 

この島では母親のいうことは絶対で、それに疑問を持ったりすることは許されないのでした。

 

そんなある時、島の子供たちが、そろって同じ病院に入院させられます。

そして、腹部に大きな注射を打ち、しばらくして何人かは手術室へ運ばれます。

 

いったいこの医療行為はなんなのか?

 

病気でもないのに、なぜ注射をして手術を受けなければならないのか?

そして手術を受けたこどもたちはその後、どうなってしまったのか?

 

二コラは友人たちに疑問を投げかけますが、友人たちは特に疑問を持つこともありません。

しかし、二コラの疑念はどんどんふくらんでいきます。

 

そのようなとき、二コラは母親が深夜に外出するのを目撃します。

一体どこへいくのか?

 

母親の後をつけていくとなぜか海辺にたどり着きます。

するとそこには異様な光景が…。

二コラの母親をふくめた複数の女性たちが、皆全裸になり互いに快楽にふけっている光景を広がっています。

 

しかも、彼女たちは人間の胎児のような生き物を互いに受け渡ししながら、愛でているような素振りをしています。

まだ幼い二コラにおってもあまりにも刺激が強く、そして異様な光景で、怖くなり急いで自宅へもどります。

 

ショックを受けてなかなか寝付けない二コラですが、

そこへあとから帰ってきた母親がシャワーを浴びはじめます。

 

二コラは母親のことが気になり、そっとシャワールームの扉を開ける。

すると、母親の背中にはヒトデの吸盤のようなものが…。

 

この時,シャワールームを覗いていたことが母親にばれてしまい、

二コラはまたも病院に連れていかれ、今度は強制入院させられてしまいます。

 

そして、再び入院した二コラは、ここから病院で行われている異様な医療行為の実態を、目の当たりすることになります。

 

はたして女性たちはこどもたちを利用して一体なにをやろうとしているのか…

 

ラスト・結末(ネタバレ注意!)

二コラに情が湧いてしまった看護師のステラが、この島で行われている医療の秘密をすべて暴露してします。

 

島の女性たちは”普通の人間”ではなく、彼女たちだけでは子孫繁栄ができないため、

二コラのような普通の人間のこどもたちの腹部に自分たちの胎児を仕込んで、

時期がきたら胎児を取り出しているのが、医療行為の実態でした。

 

そのときに胎児を取り出された後、子供たちは”用済み”となり、亡くなればそのまま海に破棄されてしまいます。

二コラが海底でみた子供の腐乱死体はこの医療行為の結果、亡くなって破棄された”用済み”の子供だったのです。

 

ステラは秘密を暴露したあと、悲惨な運命しか待っていない二コラを、せめて人間らしく死なせてやろうと自ら手をかけようとするのですが…

やはり情が湧いていて二コラを手にかけることができません。

 

そして遂に二コラの体内でも胎児が育ち、手術が行われ胎児が取りだされることになります。

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幸い二コラは手術で死なずに済みましたが、目が覚めると羊水で満たされた大きな水槽のなかに浸されており、

お腹には胎児と思われる生物が二コラの腹部から栄養を吸収しています。

 

生き残った子供も結局は胎児の”養分”として利用されるだけでした。

 

そんな二コラを、看護師のステラがひそかに助け出します。

 

そして二コラを島から脱出させボートに乗せて、

遠く海を隔てた人間の住む大陸へと、逃げしてあげるところで映画は終わります。

 

少年と女性たちの正体は?

映画ではセリフはほとんどなく、結局少年と女性たちの正体はわからず仕舞でしたが、

おそらく女性たちは何らかの突然変異で進化(エヴォリューション)した人魚のような生物で、

背中にタコ吸盤のあることから、作品のなかに出てくるヒトデをモチーフにしたミュータントなのではないかと推測しています。

 

彼女たちは海中でも呼吸ができているような描写がありました。

 

そして単独の種では繁殖活動ができない。

 

そのため、人間の子供たちを大陸から誘拐して、自分たちの子供として育てつつ、

彼らの体内に自分たちの”種”を仕込んで、胎児を育てて、子孫繁栄を図っていたのではないでしょうか。

 

そして海辺行われていた異様な儀式も、彼女たちなりの性欲を満たす行為なのかもしれません。

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○感想・評価とまとめ

フランス映画『エヴォリューション』を見た感想ですが、

この映画はセリフが少ないので、子供たちの正体や、女性たちの正体、そして医療行為の秘密も、すべて『観る人』によって解釈は異なってくると思います。

 

監督・脚本を手掛けたルシール・アザリロヴィックも、「考えるのではなく、感じる映画」として作ったようで、

作中に出てくる描写の解釈に「正解」はないのかもしれません。

 

どちらかというと「感性」に訴えかけるような作品なので、

観た人それぞれの解釈が「正解」で良いのだと思います。

 

ただ個人的に女性の背中の吸盤がすご~~く気になりました。

 

そもそもあれは吸盤なのか?せめてそれだけでも知りたいですね(笑)

 

映画としては詳細がわからないので、消化不良部分もありますが、これはこれでありなのかな?

フランス映画ってこんな感じの映画が多いですねもんね♪

 

それにしても、二コラのお腹に吸い付いていた胎児…かなりキモイです(笑)

目が覚めたら人外生物の養分にされる気分って…どんな感じでしょうね。

 

この映画は監督がもともと美術家出身ということもあって、映画全体を通して美しい仕上がりとなっていますが、その反面、生臭くグロい描写があるのも特徴です。

そのギャップがまた面白いのですが、グロいのが苦手に人にはちょっと厳しいかもしれませんね(^^;)

 

映画のジャンルとしてはホラーになりますが、怖い要素は全くなく寧ろサスペンス?なのかな…。

 

ただアメリカ映画のようなわかり易く派手な演出はなく、どちらかというと昔の日本映画のように”雰囲気”を全面に押し出したシュールな作品です。

 

映画としては結構おもしろかったので

 

管理人評価は
★★★★☆(4.4)

とさせていただきます。

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