『ゲット・アウト』映画のネタバレ(あらすじ結末)を紹介!

映画『ゲット・アウト』のネタバレです。

 

2010年代を代表するホラー映画マスター・プロデューサーのジェイソン・プラムが新たに放つサプライズ・スリラー。

 

ゾクッとし、ドキッとし、カラッと笑い、アメリカの今も体感できるジャンル横断の異色作です。

 

今回はそんな異色のスリラー映画『ゲット・アウト』のあらすじとネタバレを紹介します。

 

※この記事は結末までネタバレしています。

 

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◯あらすじ・ストーリー

 

 

若手写真家のクリス(=ダニエル・カルウヤ)は交際相手のローズ(=アリソン・ウィリアムズ)の実家に訪ねることに。

 

ローズの実家・アーミテージ家は、父親は脳外科医で母親は精神科医という名門一家でもありました。

 

気がかりなのは自分が黒人男性でローズが白人女性だということ。

 

しかも実家にはクリスが黒人だということを伝えていません。

 

ローズは「オバマに三期目があれば父は投票していた」と言ってクリスの不安を笑い飛ばしますが、

 

クリスの友人で空港警察官のロッド(黒人)から「本当に言ったのかよ!」とツッコミが…

 

道中、鹿を跳ね飛ばしてしまい、クリスは白人警官から聴取を受けますが、いかにも差別的な白人警官の言動にローズは憤ります。

 

ローズの実家はいまだに黒人差別の強い地域でもありました。

 

 

やがて、2人はローズの実家に到着。

 

ローズの父ジーナと、母ミシーは彼を歓迎します。

 

使用人として2人の黒人ジョージーナとウォルターがいることに、何となく違和感を覚えるものの、ひとまずクリスは両親の歓待を受け入れます。

 

ローズの弟ジェレミーがクリスに絡んできますが、両親がジェレミーを諫めてくれました。

 

夜中、寝つきの悪いクリスは一服するために家の外に出ると、そこにはなぜか走っているウォルター、そして窓の外を凝視するジョージーナの姿が…。

気味悪くなったクリスは家の中に入りますが、その時、精神科医でもあり催眠療法師でもあるローズの母ミシーから、半ば強引に催眠療法を受けさせられます。

 

するとその催眠療法で禁煙に成功することができたクリス。

 

しかし同時に彼の母が轢き逃げに合ったことを、その母親が苦しみながら死んでいった過去のトラウマを思い起こしてしまいました。

 

翌日、アーミテージ家では近所の住人を招いたパーティーが開かれました。

 

皆、クリスに歓迎ムードのはずですが、どこか過剰な歓迎のようにも感じで、なにか異様な雰囲気が。

 

するとパーティーの中に白人女性と若い黒人青年ローガンのカップルがいました。

 

クリスがローガンの写真を撮ろうとしてフラッシュを焚きますが、突如ローガンは暴れだしてしまいます。

 

 

クリスはローズを伴ってパーティーから離れ、「もう、帰ろう」と言い、ローズも同意。

 

パーティー会場を後にします。

 

 

クリスとローズが帰ったあと、パーティーでは不気味なオークションが行われていました。

 

その商品は…クリスでした。

 

競り落としたのはクリスの写真を高く評価している盲目の画廊ジム・ハドソン。

 

しかしクリスは自分がオークションにかけられてる状況など知る良しもありません。

 

その夜、ロッドからクリスへ連絡が入り、写真を撮って暴れだしたローガンは、実は行方不明となっている黒人青年だったことが判明しました。

 

ロッドいわくにはローガンは穏やかな青年で、間違っても暴れだすような人物ではないと…。

 

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◯ラスト・結末(ネタバレ注意)

ここからラストネタバレです。

 

不安が頂点に達したクリスはローズを連れてに帰ろうとします。

 

荷物をまとめている最中、ローズの部屋の隠し扉から異様な小箱を発見。

 

その中には黒人たちとのツーショット写真が大量に入っていました。

 

その中には使用人のジョージーナ、ウォルター、そしてパーティーで暴れだしたローガンの姿も。

 

なぜローズが彼らとツーショット写真を?

 

 

言い知れぬ疑念を抱えながらもクリスは荷物をまとめ、ローズとともに彼女の実家から出ようとします。

 

ところがその時2人の前に家族が立ちふさがりました。

 

危険を察知したクリスは急いで車へ逃げますが、ローズはもたついて車のカギが見つけられません。

 

「早くしろ!」ローズに思わず強い口調で催促をしてしまうクリス。

 

するとローズの表情は一変。「鍵はないの」と言い放ちました。

 

 

その瞬間、頭部に一撃を受けたクリス。そのまま地下室に監禁されてしまいました。

 

クリスはミシーの催眠術で指一本も動かせないまま。

 

実はアーミテージ一家はとんでもないことを画策していました。

 

それは老いた白人の体を捨てて、健康な黒人に脳を移植し、命を永遠に繋げようというものでした。

 

恋人ローズも当然グルで、クリスに近づいたのも彼の肉体を利用するためだったのです。

 

あの小箱に入っていた大量の写真は、みなローズに騙された被害者でした。

 

 

すべてを悟りショックを受けるクリス。

 

しかし今度は自分に脳移植の魔の手が忍び寄ります。

 

そして脳移植手術直前、クリスは突然反撃に打って出ます?

 

実はクリスには催眠術はかかっておらず、拘束されていたソファーから綿を取り出し耳栓をして催眠術を防いでいたのでした。

 

ローズの両親と、弟を倒したクリスは車を奪って家から一目散に逃げだします。

 

ところが突然、車の前に黒人使用人ジョージーナが現れ、轢いてしまいます。

 

そのまま放置しようか迷ったクリスですが、母親の轢き逃げ事件のトラウマが蘇り、

 

放置することができず、グッタリしたジョージーナを車の中に引き込みました。

 

ところがそのジョージーナの正体は、脳移植されたローズの祖母。クリスに襲い掛かります。

 

そして車は木に衝突。何とか車から這い出たクリスですが、今度は猟銃を構えたローズが襲い掛かってきました。

 

更に使用人のウォルターもクリスを追いかけてきます。

 

ウォルターの中身はかつてオリンピック代表ジェシー・オーエンズと争ったローズの祖父でした。

 

絶体絶命の中でクリスはパーティー会場でフラッシュを当てたローガンのことを思い出し、ウォルターに携帯のフラッシュを浴びせます。

 

するとフラッシュを浴びたことでウォルターが元の人格を一時的に取り戻し、クリスを撃つふりをしてローズを撃ちました。

 

その後、ウォルターは再びローズの祖父の人格に戻りますが、孫を撃ってしまった罪悪感かは自らも命を絶ちます。

 

息も絶え絶えのローズとクリスの前に一台のパトカーが。

 

ローズはとっさの演技で黒人に襲い掛かられ白人を演じますが、降りてきたのはクリスの友人ロッドでした。

 

ロッドはローズ一家の陰謀に気が付いたわけではないものの、クリスの様子が心配になってはるばるやってきたのでした。

 

ロッドは現場の様子からすべてを悟りらボロボロになったクリスの姿に苦笑しながら車に乗せ、ローズを置き座きりにして去っていくのでした。

 

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◯まとめ 

“とんち”が効いた反レイシズム

 

純然たるホラーだと思うと肩透かしを食らう人が多いと思います。

 

なんとも言えない変な怪しさ、ひたひたと忍び寄る何者かの影。それでもいわゆるスプラッター的な表現、暴力的な描写はなかなか出てきません。

 

じゃあ、何を見て楽しめばよいのかというとことになりますが、これは今のアメリカのある一部分の縮図だと思って見てもらっていただくと楽しめます。

 

監督・脚本のジョーダン・ピールは普段はTVを主戦場にしている二人組お笑いコンビとして活躍しています。

 

だからこれはある種のブラックーユーモア、ブラックコメディ映画というのが一番しっくりくるのではないでしょうか。

 

アメリカの歴史や文化、慣習、定着してしまった感覚を知れば知るほど味が出る映画でしょう。

 

例えばベルリンオリンピックで100メートルで金メダルをジェシー・オーエンズの話、黒人だからこそ足が速いというエピソードはクライマックスに大きな意味を出してきます。

 

午後のティータイムでアイスティーがふるまわれますが、アイスティーが定番の飲み物というのはアメリカ南部。

 

アメリカ南部といえば人種差別的な空気が今なお残る地域です。

 

今、孤立主義・差別主義というものが世界中でかなりの勢いで広がっています。

 

トランプ大統領の枕詞によくつくこともありますし、レイシズム・レイシストという言葉は皆さんも目にしたり、耳にしたりしているのではないでしょうか?

 

この映画はそれを物凄く“とんち”を利かせて秀逸な脚本をもとに映画的テクニックを駆使した、一見するとわからないようになっている反レイシズム映画と言っていいでしょう。

 

したまちコメディ映画祭でのゲスト登壇者も“とんち”が効いていると言っていましたが、見事な表現と言っていいでしょうね。

 

本来は怖い怖いと紹介しなくてはいけないのでしょうが、これは人種的偏見と差別主義を逆手にとってブラックな笑いにかえてきた黒人スタンダップコメディの血脈を感じる超進化形コメディです。

 

一回目は心底怖がって、二回目は心底面白がって見ていただくのが一番いいこの映画の楽しみかたかもしれません。

 

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