『祈りの幕が下りる時』映画のネタバレ(あらすじ・結末)と感想!

映画『祈りの幕が下りる時』のネタバレです!

 

東野圭吾のベストセラー小説を映像化した『新参者』シリーズの完結編『祈りの幕が下りる時』。

 

あるアパートで起きた殺人事件の捜査を進める中で、阿部寛演じる加賀恭一郎の過去が絡み合い、加賀の母親の秘密まで明らかとなる感動作。

 

事件のカギを握る女性を松嶋菜々子が演じている他、『新参者』シリーズのキャストも総出演する豪華な作品になっています。

 

今回はそんな映画『祈りの幕が下りる時』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。

 

※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。

 

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祈りの幕が下りる時』のあらすじ

 

1983年の冬、田島百合子(伊藤蘭)という女性が仙台のスナックでホステスの面接を受けていました。

 

水商売の経験が買われ採用となり、客からの評判も上々でしたが、2001年に自宅アパートで孤独死。検死の結果、心不全でした。

 

百合子には綿部俊一という恋人がいました。スナックのオーナー宮本(烏丸せつこ)は綿部と連絡をとり、百合子の息子の連絡先を教えてもらいます。

 

宮本が連絡したその息子とは、加賀恭一郎(阿部寛)でした。

 

加賀は、母・百合子の遺品を引き取るために仙台へ。

 

宮本から綿部の話を聞かされた加賀は、生前の母について直接話を聞きたいと思い、綿部に連絡を取りますが、携帯はすでに解約されていました。

 

唯一の手がかりは、綿部が日本橋とゆかりがあるらしいという情報だけ。それから16年、綿部を探すため警視庁日本橋署に所属しつづける加賀でした…。

 

2017年6月、東京・葛飾区のアパートで40代女性の絞殺死体が発見されます。その部屋の住人は越川睦夫という老人でしたが消息は不明。

 

被害者は滋賀県出身の押谷道子という女性でしたが、2人の接点が見つからず、捜査は難航。

 

警視庁捜査一課の刑事・松宮脩平(溝端淳平)は、死亡推定日時の直後に焼死体で発見された身元不明のホームレスの遺体が越川睦夫なのでは?と推理。

 

しかし、部屋に残されていたカミソリと遺体のDNAが一致しなかったため、捜査はふりだしに。

 

松宮は、従兄である加賀に捜査状況について相談。その際、アパートの部屋にあったカレンダーの話をした途端、加賀の顔色が変わりました。

 

そのカレンダーには日本橋周辺の12の橋の名前が記されていましたが、16年前に加賀が引き取った母親の遺品のカレンダーにも12の橋の名前が記されていたのです。

 

筆跡鑑定の結果、2つは同一人物の文字でした。つまり、加賀が探していた綿部俊一と越川睦夫は同一人物だったのです。

 

しかし、越川睦夫の写真は一枚も存在しておらず、似顔絵しかない状況。

 

加賀もこの事件の捜査に加わることになりました。

 

滋賀県で押谷道子の周辺捜査をしていると、道子は取引先の老人ホームで学生時代の友人の母親(キムラ緑子)を見かけ、それを知らせるために東京へ向かったとの情報が。

 

道子の友人とは、明治座で『異聞・曾根崎心中』の舞台演出を手掛ける浅居博美(松嶋菜々子)という女性でした。

 

さっそく博美に事情を聴きに行く松宮でしたが、道子が明治座に訪ねてきたことは認めたものの、舞台を観ないで滋賀に帰ると言っていたことを伝え、事件への関与を否定。

 

実際、道子の殺害推定日時に博美は明治座から一歩も出ておらず、アリバイは完璧でした。

 

博美の事務所を出る際、加賀と博美が一緒に写っている写真を、松宮は偶然見つけます。

 

実は5年前、博美は役者への剣道指導を加賀に依頼していたのです。松宮が見つけた写真はその時のものでした。

 

加賀も浅居博美のことはよく覚えていましたが、今回の事件に博美が関係していると直感的に思った加賀は、彼女が学生時代に過ごした滋賀県に向かいます。

 

同級生の話によれば、博美の母親は若い男と駆け落ちし、多額の借金を残して失踪。その後、父親は市内のビルから投身自殺をしたとのこと。

 

加賀は滋賀県警に協力してもらい、自殺の記録を調べてもらいます。

 

また、当時のことを知る人物として、博美の担任だった苗村(及川光博)の行方を追いますが、すでに学校を退職して妻とも離婚。

 

別れた妻の話では、若い女に走り、高額なルビーのネックレスを贈っていたとのこと。

 

ルビーのネックレス…と聞いた加賀は、博美の事務所にあった写真を入手。博美がつけていたネックレスと、苗村が購入したネックレスは同じものでした。つまり、2人は恋人関係だったのです。

 

そこで加賀は、苗村が越川睦夫という偽名でアパートを借りていたのではないか?と推理。

 

その裏付けをとるため、綿部(=越川睦夫)の顔を唯一知っているスナックのオーナー宮本に苗村の写真を見てもらいますが、苗村は綿部ではありませんでした。

 

カレンダーに書かれた橋にも着目した加賀は、毎年7月に日本橋で行われている「橋洗い」という行事の写真を集め、似顔絵の男がどこかに写っていないか必死で探します。

 

そして見つけたのが、誰かと携帯電話で話す浅居博美の姿でした…。

 

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○『祈りの幕が下りる時』のラスト・結末(ネタバレ注意!)

 

以下、ネタバレ含みます。

 

スナックのオーナー宮本によると、綿部は原発作業員だったとのこと。その線で捜査を進めるうちに、新たに「横山一俊」という人物の名前も浮上します。

 

宮本に似顔絵を見せたところ綿部と断言。いっぽう、当時の原発作業責任者に似顔絵を見せたところ横山一俊と断言。つまり、綿部と横山も同一人物だったのです。

 

ここで加賀にある仮説が…。

 

加賀は、父(山崎努)を看取った看護師の金森登紀子(田中麗奈)を連れて博美の事務所へ。登紀子に協力してもらい、洗面所から博美の髪の毛を入手してもらいます。

 

博美の毛髪と焼死したホームレスのDNAを照合した結果、99.9%の確率で親子であることが判明。その証拠をもって、加賀は舞台の千秋楽を迎えようとしている明治座へと向かいます。

 

博美は加賀を関係者専用の部屋に招き入れ、真相を語り始めました。

 

当時中学生だった博美は、借金取りから逃れるために父親の忠雄(小日向文世)と夜逃げします。

 

忠雄は博美を残して死ぬことを考えていましたが、夜逃げした先で博美が不慮の事故で男を殺してしまいます。その男の名前は「横山一俊」でした。

 

忠雄は男の顔をつぶし、さらに自分が着ていた服を着せて、自分が自殺をしたかのように見せかけて男の遺体を崖から投棄。

 

原発作業員の資格を持っている横山一俊と入れ替わる人生を選択します。

 

その後、博美は養護施設へ。女優を志すようになり、明治座で初舞台を。そんな博美を支えていたのが元担任の苗村でした。

 

博美は人目を盗んで父・忠雄と会っていましたが、尾行していた苗村に現場を目撃されてしまいます。

 

自分が生きていることを知られてしまった忠雄は、苗村を殺害。

 

それからは、月ごとに違う橋の上で会い、顔を見ながら携帯で話すが2人のルールに。カレンダーに書かれた橋の名前は、博美と会う橋の名前だったのです。

 

その後、博美は女優から演出家へと転身。初舞台の思い出がつまった明治座で舞台演出をすることになった博美の晴れ姿を観るため、忠雄は会場へ。

 

しかし、押谷道子に見られてしまい、帰り際に呼び止められてしまいます。

 

博美に迷惑をかけたくない忠雄は、道子をアパートへ連れていき部屋で絞殺。

 

いずれ警察の捜査が及ぶと察した忠雄は、博美に別れを告げて自殺を決意。

 

ホームレスから売ってもらった小屋に石油をまいて焼身自殺を図りますが、心配でついてきた博美に見つかってしまいます。

 

忠雄は、苗村と道子の殺害について博美に告白。そして、逃げる人生に疲れたと吐露。

 

父の思いを理解しようと必死の博美。「焼け死ぬのだけはイヤだ」と過去に言っていたことを思い出し、博美は自分の手で首を絞めて父を逝かせました。

 

博美は父から恋人の存在について聞かされており、田島百合子のことも、息子である加賀のことも知っていました。

 

5年前に加賀に近づいたのも、父が愛した女性の子供のことが気になったからでした。

 

そこまで話した時、ちょうど千秋楽の舞台の幕が下りました。そして、博美は警察に連行されました。

 

別れ際、博美は父から預かっていた手紙を加賀に手渡します。

 

その手紙には、母・百合子がうつ病で苦しんでいたこと、加賀のことをずっと愛していたことが綴られていました。

 

父と別れてから母の人生は不幸ではなかったんだ、そして自分を忘れないでいてくれたことを知った加賀は、16年いた日本橋署を離れ、警視庁捜査一課へ。

 

思い出がつまった日本橋の街を名残惜しそうに歩く加賀でした…。

 

End

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○『祈りの幕が下りる時』の感想

 

ネタバレを含みつつ、あらすじなどについてご紹介しました。

 

ひとつの事件をきっかけに、いくつもの謎が絡み合う予測不能なストーリーと、その背後にある人間ドラマとを融合させて、観る者の共感をさそい涙腺を刺激する『新参者』シリーズですが、

 

完結編となる『祈りの幕が下りる時』は、わだかまりがあった父親との問題や、幼い頃に失踪した母親の秘密など、加賀自身の家族の問題がベースとして描かれており、

 

クールであまり感情を表に出さない印象の加賀恭一郎というキャラクターの内面に触れることができる作品でした。

 

ミステリーとしても見応えがあり、二転三転する展開は、映画的にも面白かったです。

 

そのカギを握る人物、浅居博美を演じた松嶋菜々子の存在感も作品によく合っていて、彼女が抱える親子の真相には心揺さぶられ、ボロ泣きしてしまいました。

 

『新参者』シリーズ完結が惜しまれるほど見応えある作品でした。

 

『新参者』シリーズのファンはもちろん、『新参者』シリーズを初めて観る人にもオススメできる作品です。

 

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