『アウトレイジ3最終章』のネタバレ!ラスト結末は?

アウトレイジ3最終章』のあらすじとネタバレを紹介します。

 

2010年に“全員悪人”という強烈なキャッチコピーをもって公開された北野武監督作品『アウトレイジ』。

 

それまでの北野組にはいないキャストを集め異例スマッシュヒットを記録しました!

 

その後を受けて北野映画初の続編『アウトレイジビヨンド』が2012年に公開。

 

ここで一度“全員悪人完結”と謳ったもののいささか消化不良。

最終章して完全決着の『アウトレイジ3最終章』が公開されることとなりました。

 

そして本作『アウトレイジ3最終章』は、『HANA-BI』『座頭市』で受賞歴もある今年のヴェネチア国際映画祭クロージング作品に選ばれました。

 

今回からの参加組には北野映画の経験者も多くて大森南朋、大杉漣、岸部一徳、津田寛治などが登場。他にもピエール瀧、原田泰造が顔を見せています。

 

今回はそんな『アウトレイジ3最終章』のあらすじ・ネタバレをラスト結末まで紹介させていただきます。

 

※この記事は映画のネタバレに触れている部分があります。

 

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◯『アウトレイジ3最終章』のあらすじ・ストーリー

 

前作アウトレイジ・ビヨンドで、マル暴の刑事片岡(小日向文世)を殺した大友(北野たけし)は日本には居場所はなく、

 

出所してからずっと大友の面倒を見ていた日韓を牛耳る大物フィクサー張会長(金田時男)、会長の右腕の李(白竜)の計らいで済州島(チェジュとう)の闇ビジネスに携わっていました。

 

そんな大友のもとに手下の市川(大森南朋)からモメ事の報告が入ります。

 

トラブル相手は花菱会・直参幹部の花田(ピエール瀧)でした。

 

大友のことをナメてかかる花田に対し、大友は持ち前の迫力で言い負かしますが、

 

甘くみていた花田は手下に後を任せてさっさと日本へ帰っていきました。

 

一方、日本では山王会を事実上配下に入れた花菱会が日本の闇社会を牛耳っていました。

 

しかし、その花菱会内部では政治バランスが微妙なことに…。

 

新会長に就任したのは野村(大杉漣)という男で元証券マンとう肩書。前会長の義理の息子(娘婿)でした。

 

これに対して、古くからの若頭の西野(西田敏行)や、幹部の中田(塩見三省)は露骨に敵意を露わにします。

 

そんな2人に対して新会長の野村の方もただ手をこまねいているわけではありません。

 

対抗して裏で2人を分裂させて勢いを削ごうと画策していました。

 

そんな権力闘争の渦中にいる西野ですが、手下の花田がトラブルを起こした相手が、張会長のグループだったことを聞いて慌てます。

 

この一件を聞きつけた野村は中田を呼び出し、西野ではなくあえて中田を会長代理とし張会長のもとに詫びを入れに行かせました。

 

野村はこのゴタゴタで中野に西野を始末させて、花菱会の完全支配をもくろんでいたのでした。

 

しかし、実は西野もそのあたりは読んでいて、逆に中田を取り込んでクーデーターを起こそうとします。

 

その結果、張会長のグループと花菱会の間はこじれる一方。

 

とうとう花菱会の関東の拠点木村組の新組長・吉岡(池内博之)は、張会長へ刺客(原田泰造)を送ります。

 

そんな不穏な空気のなか、大友と市川は日本へ帰国してきました。

 

済州島での一件、そして恩人の張会長襲撃、さらに花菱会と山王会のやり取りの中で命を落とした兄弟分木村のこと。

 

大友な様々な怒りを抱えていました。

 

 

もはや失うもののない大友は、花菱会にとっても山王会のとっても恐怖の対象でしかありません。

 

そして大友は花菱会と山王会を相手に大暴走を開始。ヤクザたちを次々と抹殺。

 

大友の暴走で花菱会と山王会は大混乱に陥ります。

 

暴走を始めた大友には、もはや張会長も李も止めきれません。

 

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〇『アウトレイジ3最終章』のラスト・結末(ネタバレ注意!)

 

暴走する大友と組んだのは意外にも敵対する西野でした。

 

ゴタゴタのなか、西野は一時的に死んだことになっていて身を隠していたのです。

同様に中野と花田も身を隠していました。

 

後日、花菱会一同の前で、西野は自分の死は偽装だったとを明かし、自分への襲撃は野村の差し金だったとことを明かします。

 

立場的に敵対していたとはいえ、古参の身内を手に掛けるなど言語道断。

このことで野村の立場はなくなり、会長職を罷免。組本部から追い出されてしまいます。

 

そこに待ち構えていたのは大友。

 

大友は野村を山中のあぜ道に首から下を埋めたまま放置。野村は壮絶な最後を迎えます。

 

返す刀で大友は西野派の花田を襲撃、済州島での一件を忘れたわけではありませんでした。

 

大友の目的は周囲の権力闘争とは関係なく、自身と自身の身内に害をもたらせたものへの復讐でした。

 

余計な害を受けさせないようにと、部下の市川を済州島に帰した大友。

 

張会長からの済州島へ帰るようにという命令を受けてやってきた李に、大友は最後の頼みごとをします。

 

それは大友の舎弟・木村を殺したヒットマンの始末でした。

 

大友の願いを受け李はヒットマンの居場所まで大友を案内。

 

現場に到着した大友は、無言のまま相手の男をそそくさと始末します。

 

大友は最後の目的を果たしたのでした。

 

しかし、今回の一件であまりにも暴走しすぎた大友。

 

李は大友に対して銃口を向けます。

 

大友は「自分のような人間を殺して手を汚すことはない」というと、自ら銃口を顎に当てて引き金を引くのでした。

 

 

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〇映画を受けて、北野武映画の底に流れ続けるもの。

北野武(=北野たけし)が映画と演技に深くかかわるきっかけとなったのは1983年の大島渚監督作品『戦場のメリークリスマス』。

 

主演はグラムロックのスーパースターデヴィッド・ボウイで共演がYMOとしてテクノサウンドを世界で席巻していた坂本龍一。

 

当時の北野たけしは漫才ブームの中心にいた漫才コンビのツービートの一員でしかありませんでした。

 

ちなみに、坂本龍一は本作か映画音楽を手掛けるようになりやがて1987年の『ラストエンペラー』でアカデミー賞を受賞。

 

近年も『母と暮らせば』『レヴェナント・蘇りし者』『怒り』などの音楽を手掛けています。

坂本龍一のドキュメンタリー映画『CODA』も11月に公開予定です。

 

この『戦場のメリークリスマス』で(本人は目も当てられない演技だったと言っていますが…)周りを圧倒する存在感を見せました。

 

そして1989年『その男、凶暴につき』で監督デビューします。

 

この映画、もともとは『仁義なき戦い』でしられる深作欣二が監督する予定でしたが降板、主演の武が監督に抜擢されました。

 

ただ、この映画に関しては雇われ監督、急に任されたという感覚が強く、翌年すぐに監督第2作『3-4X10月』(さんたいよんえっくすじゅうがつ)を発表。

 

そして第四作『ソナチネ』で世界的な批評面で一つの頂点を極めます。

 

その後『HANA-BI』でヴェネチア映画祭金獅子賞(グランプリ)、『座頭市』で銀獅子賞(監督賞)を受賞しました。

 

北野武(=ビートたけし)はツービートのころから相方のビートきよしの“よしなさい”で〆るブラックユーモアあふれるネタの流れを作っていました。

 

担当としては“ボケ”の側になりますが、その毒舌は世間への“ツッコミ”でした。

 

 

急に監督を任された『その男、凶暴につき』でも覆面パトカーのシーンでサイレンを鳴らそうとする同僚に対して、覆面パトカーだということがばれるだろうとツッコミを入れています。

 

『TAKESHIS´』から始まる自己投影三部作も自身のパブリックイメージを元ネタとして“イジリ”ました。

 

『アウトレイジ』『アウトレイジビヨンド』も『龍三と七人の子分たち』も表現の違いこそあるものの、

 

“暴力団の在り様”“ヤクザ映画の在り方”を極端にディフォルメさせた描写を連発することで“ツッコミ”を入れたと見るのが正解だと思います。

 

本作『アウトレイジ最終章』ではその前の二作品にあったピリピリとした空気感は後退して、暴走する大友の姿と標的となる者たちのありさまはブラックな笑いを誘います。

 

大杉漣やピエール瀧のやられっぷりなどは明らかにやりすぎ感が満載となっています。

 

『ソナチネ』以来の拳銃自殺で文字通りシリーズを終わらせた北野武。

 

次は純愛映画を撮るとも語っている監督、どのような形で純愛に“ツッコミ”を入れていくのか楽しみで仕方がありません。

 

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