『パターソン』映画のあらすじ(ネタバレあり)と感想を紹介!

映画『パターソン』のネタバレです。

 

『ローガンラッキー』や『スターウォーズ/最後のジェダイ』の公開を控え、注目を集めるアダム・ドライバー主演作、映画『パターソン』

 

海外大手映画評論サイトでは高評価を獲得し、数多くの映画賞にノミネートされ、出演犬・ネリーがパルム・ドッグ賞を受賞しました。

 

本作はなんといってもあの永瀬正敏さんが出演ということで話題となりましたね。

 

ただどんな作品なのかイマイチよくわからいという方もいるでしょう。

 

そこで今回は映画『パターソン』のあらすじと結末まで(ネタバレあり)を紹介したいと思います。

 

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〇あらすじ・ストーリー

 

アメリカニュージャージー州パターソン。

 

そんな田舎町でバス運転手として働いているパターソン(アダム・ドライバー)の、月曜日から始まる一週間の物語がはじまります。

 

毎日はほとんど同じことの繰り返し。

 

大体午前6:15に起き、隣で眠る妻と目覚めのキスを交わします。

 

着替えを済ませ、シリアルだけの簡単な朝食を済ませると、妻の作ったランチボックスを持って、徒歩で出勤。

 

職場では同僚の家族についての愚痴を聞き、勤務中は乗客の話を聞きながら、毎日同じルートのバスを運転。

 

休み時間にはいつも持ち歩いているノートに、その日心で感じたことを詩として書き残します。

 

テーマはマッチの箱や、町の景色のこと、バス車内で聞いた会話、出会った人のことなど、パターソンが心に感じた日常に関すること。

 

 

仕事から帰った後は、何度直しても何故か傾いているポストを直し、その日の出来事を話しながら妻と夕食を取ります。

 

その後はイングリッシュ・ブルドッグの飼い犬マーヴィン(ネリー)の散歩のため外出。

 

散歩の途中、バーに立ち寄り、一杯のビールを注文します。

 

バーでは、パターソンに関連する有名人の記事を飾るマスターや、友達から恋人になったものの違和感から振ってしまった元彼氏に付きまとわれる女、その元彼氏自身などがパターソンを迎えました。

 

代わり映えのない毎日ですが、勤務中急にバスが動かなくなってしまい、電話を持っていないパターソンが乗客の少女にスマートフォンを借りて対応することや、帰り道で出会った詩を書く少女に詩を読ませてもらうことなどもあります。

 

また、行きつけのバーで振られた男が腹いせに立てこもり事件を起こそうとしますが、焦ることなくパターソンが彼を取り押さえたこともありました。

 

穏やかで物怖じしないパターソンとは対照的に、突然ギターを買って練習したり、部屋の模様替えや新しい料理に挑戦したりと、毎日をアクティブに過ごす妻ローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)

 

黒色と白い丸のモチーフでカーテンや壁を塗り替えたり、ワンピースを作ったり、カップケーキをたくさん作ってフリーマーケットに出品したりするようなエキセントリックな女性です。

 

ローラはパターソンの詩を愛しており、長い間それらを発表するか、パソコンに打ち直すか、せめてコピーを取るように促していました。

 

のらりくらりとかわしてきたパターソンでしたが、ローラの熱意に押され、最終的に週末、コピーを取ることを約束します。

 

 

〇ラスト・結末(ネタバレ注意)

 

土曜日、フリーマーケットでカップケーキを売ったローラは予想以上の売り上げに上機嫌で、パターソンを夕食と映画に誘いました。

 

パターソンはいつも地下にある自分の部屋にしまう詩を書き溜めたノートを、ソファーの上に置いたまま出掛けてしまいます。

 

マーヴィンがその様子をじっと見つめていたことには気づかず……。

 

パターソンとローラが外出から帰ってきたとき、ビリビリに破られた紙が散らばってるのを見つけました。

 

2人が出掛けた後、置いたままにされたノートをマーヴィンがビリビリに破いてしまったのです。

 

コピーを取る前だったため、パターソンが書き溜めてきた全ての詩が失われてしまいました。

 

ローラはお仕置きとしてマーヴィンをガレージに閉じ込め、紙の破片を全て集めて、元に戻せるかも知れないとパターソンを励まします。

 

しかし、パターソンはショックのあまり詩を書く気持ちまでも無くしてしまいました。

 

翌日、落胆していたパターソンは散歩に出掛け、お気に入りの大きな滝が見えるベンチに座ります。

 

隣に不思議な日本人(永瀬正敏)が座り、自分が開いた詩集を見つめるパターソンに声を掛けました。

 

彼はパターソンと同じく詩を愛し、多くの詩が生み出されたこのパターソンという町に憧れて、わざわざやってきたのです。

 

2人はパターソンという詩集を書いたウィリアム・カルロス・ウィリアムズについて会話を交わしました。

 

パターソン自身は否定しましたが、パターソンを詩人と感じた彼は会話のお礼として、去る前に新しいノートを手渡します。

 

真っ白なページの一番初めに、パターソンは新しい詩を一つ書き記しました。

 

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〇感想

『パターソン』のあらすじ・ネタバレについてご紹介させていただきました。

 

映画というと、何か事件が起こって犯人を探したり、世界の平和を守るためにヒーローが戦いに挑んだりなど、非日常的なことを題材にした作品が多いです。

 

しかし、今作では何も特別なことは起こりません。

 

世界を救うことも、何者かに襲われることもなく、パターソンの日常が詩を介し、淡々と描かれています。

 

それだけ聞くと、つまらない作品なのかもと思うかもしれません。

あらすじでもご紹介したように、物語中では何かが起こりそうな兆しが見られることもありました。

しかし、このままパターソンの日常を見ていたい、見せてほしいと、強く願いながら観てしまいます。

 

何も起こらない平凡な日常がこんなにも愛すべきものなのだと感じさせてくれる作品です。

 

また、スマートフォンやパソコンも使わないパターソンとパソコンで買い物をし、スマートフォンを持っているローラ。

毎日外へ働きに出るパターソン、一日中家で創作活動に明け暮れるローラ。

対照的に描かれている夫婦2人ですが、その間には確かな愛があることが会話から、仕草から感じることができます。

 

そして、2人の愛犬マーヴィンはとてもかわいらしく、コミカルな味わいのある演技で場面を和ませてくれます。

 

パルム・ドッグ賞受賞も納得の名演技でした。

 

今年もたくさんの映画が公開されましたが、これほど日常を丁寧に描いた作品は『パターソン』以外にはないでしょう。

あらすじ・結末のネタバレだけでなく、作品に流れる雰囲気をぜひ味わっていただきたい一作です。

 

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