『娼年』あらすじ・ネタバレ(ラスト結末)と感想!

映画『娼年』のネタバレです!

 

退屈な生活を送っていた大学生が、男娼として女性たちの欲望や心の傷を癒し、自分自身も成長していく過程をセンセーショナルに描いた『娼年』。

 

原作は2001年の直木賞候補となった石田衣良の恋愛小説です。

 

2016年8月に松坂桃李主演、三浦大輔演出で舞台化されましたが、同じコンビで完全映画化。R18+指定の過激な内容になっています。

 

今回はそんな映画『娼年』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。

 

※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。

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映画『娼年』のあらすじ

 

大学3年生の森中領(松坂桃李)は、バーテンダーのアルバイトをする以外、学校にも行かず、退屈で無気力な日々を送る青年でした。

 

ある晩のこと。ホストで旧友のシンヤが女性同伴でバーに現れました。女性の名前は御堂静香(真飛聖)、会員制ボーイズクラブ「Le Club Passin」の経営者です。

 

「女なんてつまんないよ」と冷めた発言をする領に興味を持った静香は、バイト終わりの領を車に乗せて、自宅マンションへ。

 

そして、自分が見ている前で若い女性と性行為をするよう指示します。相手は、生まれつき耳が聞こえない咲良(冨手麻妙)という女性でした。

 

はじめは戸惑う領でしたが、咲良にキスをし、自分本位なやり方で行為に及びます。

 

「どうでしたか?」と尋ねる領に対し、静香は「ギリギリ合格」と返答。そして、「ボーイズクラブで働いてみない?」と声をかけました。

 

こうして領は「Le Club Passin」の娼夫として働くことに…。

 

裸のプロフィール写真を撮影した後、銀座で仕事用の服を購入し、性病チェックのための血液検査を。

 

そして、最初の仕事が入ります。相手はヒロミという年上の女性でした。

 

2人はカフェでお茶をしますが、緊張のあまり会話が弾まず、ヒロミは帰ってしまいます。しかし、すぐにヒロミから予約が入り、翌日も同じ場所で会うことに。じらすのが好きな彼女なりの楽しみ方だったのです。

 

2人は円山町のラブホテルで激しく愛し合い、終わった後には恋人同士のような空気感が生まれていました。

 

領は、初仕事が終わったことを報告に行き、静香から報酬を受け取ると、「女性をもっと知りたくなりました」と嬉しそうに語りました。

 

そして2人目の客のもとへ。眼鏡をかけた知的な雰囲気の女性でした。

 

小学生の頃、初恋の男子の前で失禁してしまったのが原体験となり、それ以降、男性の前でオシッコをするシチュエーションに興奮するようになってしまったという彼女。

 

そんな恥ずかしい告白も、領はやさしく受け止め、目の前で失禁する彼女のおでこにキスをしました。

 

領は仕事の帰り道、静香に誘われ食事に行くことに。

 

「年上の女性客に引け目を感じさせないところがあなたの魅力よ」と静香は領を高く評価。

 

領は年上の女性に物怖じしない理由について話しはじめました…。

 

映画『娼年』のラスト・結末(ネタバレ注意!)

以下、ネタバレ含みます。

 

今から10年前、母親が外出先の路上で帰らぬ人に。享年37歳、死因は心筋梗塞でした。出がけに言い残した「いい子にしていてね」の言葉が頭から離れず、その時の光景がいまでも夢に出てくるとのこと。

 

年上の女性を見ると亡くなった母親を思い出すという領に、「きっと優しくてきれいな人だったのね」と静香は慰めの言葉をかけました。

 

3人目の客は、セックスレスに悩む人妻でした。女性としての自信をなくしている彼女に、領はやさしく寄り添います。

 

それから数日後、4人目の客である泉川夫妻から指名が入り、領は熱海に来ていました。

 

男性機能不全の夫(西岡徳馬)に代わって若妻と性行為をし、その様子を撮影したいという要望が。その際、乱暴に責めるフリをしてくれとのリクエストも。

 

領は期待以上のプレイをしてみせ、泉川から特別ボーナスをもらいます。これにより、領はVIPクラスの娼夫へと昇格しました。

 

「Le Club Passin」にはもう一人、アズマというVIPクラスの娼夫がいますが、

彼がVIPクラスの娼夫なのには理由がありました。

 

男の体をカミソリで切るのが好きなSM趣味の金持ち客から専属指名を受けていたのです。アズマの体は全身切り傷だらけでした。

 

そんな衝撃の告白にも一切動じない領に、アズマは未知なる体験を手ほどき。

 

領にとって男同士の性行為は初めてでしたが、あまりの快感に「自分も何かお返しがしたい」と申し出ます。

 

痛みが快感になっているマゾヒストのアズマは、「自分の小指を骨折させて」と領に懇願。驚きを隠せない領でしたが、アズマの小指をつけ根から骨折させ、彼の望みを叶えてあげました。

 

 

数日後、領が娼夫の仕事をしていることを知った大学の同級生のメグミが、バイト先のバーにやって来ました。

 

領のことが好きだったメグミは、「売春なんて汚い仕事。オーナーに騙されてるのよ!」と自分の思いをぶちまけます。

 

 

さらに数日後、領は鶯谷のホテルに来ていました。彼を指名したのは和服姿の老女(江波杏子)でした。

 

男性の手を握るだけでエクスタシーを感じるという老女は、領の手を握って2回ほど絶頂を迎えます。

 

領は仕事を終えると、静香のマンションを訪ねました。

 

客からの評判がいい領に、「欲しいものがあったら何でも言って」と静香はご褒美を提案。

 

すると領は「僕と付き合ってください」と静香に迫りました。

 

年の差を理由に領からの要求を断る静香でしたが、自分がどれだけ成長したかを静香に知ってもらうために、咲良と性行為しているところをもう一度見てもらいたいと提案しました。

 

その時、領を指名する客からの電話が。領は新宿のホテルに向かいます。呼ばれた部屋に入ると、中にいたのは同級生のメグミでした。

 

動揺する領でしたが、「私は客なんだから、ちゃんと仕事して!」というメグミの言葉でスイッチが入り、いつもより丁寧に、そしてテクニックを駆使して仕事に没頭。

 

仕事としての愛のない性行為に、「これがプロの仕事なんだね」とメグミは泣き出してしまいます。

 

その夜、領は静香が見ている前で、咲良とふたたび性行為を。しかし、最初の夜のような自分本位のやり方ではなく、咲良の気持ちのいい部分をさぐりながらの気遣いが感じられる愛し方に変わっていました。

 

行為が終わると、静香から話が…。

 

実は、静香も過去に娼婦をしていて、咲良は客との間にできた子どもだったのです。さらに、HIVに感染しているため、領からの要求を拒絶せざるを得なかったことも打ち明けました。

 

 

数日後、静香から預かった手紙を届けに、咲良が領のバイト先を訪ねてきました。

 

その手紙には、店が摘発されてしまい営業をつづけることができなくなってしまったことが書かれており、ボーイと顧客の情報はすべて破棄したので心配いらないと添えられていました。

 

さらに、10年前に他界した領の母親についても…。

 

昔の仕事仲間を介して調べた情報によると、領の母親は主婦をしながら娼婦をしており、亡くなった当日も仕事に出かけていたとのこと。

 

でも、今のあなたならきっとお母さんのことを理解してあげられるはずよね、と結びの一言がつけられていました。

 

 

1年後、咲良は静香の後を継いで「Le Club Passin」の経営者に。領も娼夫として所属していました。

 

1年ぶりに和服姿の老女に呼ばれて鶯谷のホテルを訪ねた領は、布団の上で老女と体を重ねます…。

 

End

 

◯映画『娼年』の感想・まとめ

 ネタバレを含みつつ、あらすじなどについてご紹介しましたが

 

2016年8月に上演された舞台版の『娼年』も、リアルな性描写をとことんまで追求し、登場人物がステージ上で全裸になるなど話題になりましたが、映画版の『娼年』も、自分が想像していた以上に過激な性描写の連続で正直ビックリしました。

 

三浦大輔監督は、ヌードシーンや濡れ場だらけの映画『愛の渦』でも注目を集めましたが(いまや若手実力派女優へと成長した門脇麦の体当たりな演技は本当にすごかった!)、本作でも松阪桃李が一糸まとわぬ姿で熱演しています。

 

ここ最近だけでも、『不能犯』『彼女がその名を知らない鳥たち』『ユリゴコロ』などで難しい役に挑戦している松坂桃李ですが、この作品で役者としても一皮剥けたように思います。

 

それは『娼年』の主人公である領が、娼夫という仕事を通して人間的に成長していく姿とも重なり、相乗効果を生み出していました。

 

女性ひとり一人の中に隠されている欲望や心の傷に向きあい、優しく癒していく仕事として娼夫を描いている点にも温かいものを感じました。

 

ハードな描写も多いですが、寂しさや虚しさを抱えた現代人に向けたメッセージ性のある作品だと思います。

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