ルイの9番目の人生|ネタバレ(あらすじ・結末)と感想!

映画『ルイの9番目の人生』のネタバレです!

 

わずか9年間に9回も死にかけ、昏睡状態となった少年のまわりで起こる不可解な事件。

 

少年に隠された驚きの真実とは?

 

ファンタジーやホラーなどの要素を盛り込みつつ、衝撃のラストで驚かせてくれるサスペンス映画です。

 

今回はそんな映画『ルイの9番目の人生』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。

 

※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。

 

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『ルイの9番目の人生』のあらすじ

 

では、まずあらすじから。

 

自分のことを「事故多発少年」と呼ぶルイは、9歳の誕生日に崖から転落。海中へと沈みゆく中、生まれてから起きた不幸な事故を回想していました。

 

生まれるときは難産だったために帝王切開。生まれてからも、シャンデリアがベビーベッドに落下して全身を骨折。

 

その後も感電死しかけたり、食中毒になったり、叫びつづけて呼吸が止まったりと、過去8回も生死の境をさまよってきました。

 

そして9回目の今回は、両親と来ていたピクニックで崖下に転落。ドクターヘリで病院に搬送され、奇跡的に息を吹き返すも、意識不明の昏睡状態に。

 

そんなルイの担当医となったのは、小児昏睡の専門家・パスカル医師でした。

 

ルイの母・ナタリーから事情を聞き出そうとするパスカルですが、「あの子は特別な子なんです。どうか助けてください」と言うのがやっとのナタリー。

 

いっぽう、ルイの父・ピーターは消息が不明で、警察はルイを崖から突き落とした容疑でピーターの行方を捜していました。

 

ルイの事故歴が気になるパスカルは、かつてルイのカウンセリングをしていた精神科医のペレーズを訪ねます。

 

ペレーズの話では、ルイはとても大人びており、独特な考え方をする少年だったとのこと。

 

ルイの口からは、ピーターが実の父親ではないこと、ペットのハムスターを殺したことなどがカウンセリングで語られていました。

 

ルイの事故歴と両親の夫婦仲に因果関係があるのでは?と仮説を立てたペレーズは、ナタリーからも事情を聞き出そうとしますが、ナタリーを怒らせてしまい、ルイのカウンセリングは終了することに。

 

献身的に息子を看護するナタリーに好意を持ち始めていたパスカルは、彼女と急接近。

 

病院の中庭でキスをしてしまいますが、昏睡状態だったルイが起き上がり、その様子をじっと見ていました。

 

しかし、それは一時的な生体反射で、ルイはふたたび昏睡状態に。

 

その後、ナタリーの家とパスカル宛に、差出人不明の警告文が送られてきます。

 

文面と筆跡からルイが書いたものとも思われましたが、昏睡状態のルイに書けるはずがありません。

 

警察は、消息不明のピーターが送ったのではないかと疑いますが、同時に病院関係者らの筆跡鑑定も始めました。

 

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『ルイの9番目の人生』のラスト・結末(ネタバレ注意!)

以下、ネタバレ含みます。

 

精神的に弱っているナタリーを心配したパスカルは、寝泊まりできるよう病院内の職員用当直室を手配。

 

それを見た警察は、ナタリーと距離を置くようパスカルに忠告しますが、2人の距離はますます接近。

 

親密度を深めたナタリーは、ルイはレイプによって授かった子で、ピーターが実の父親でないことをパスカルに告白。2人はついには肉体関係を持ってしまいます。

 

ある日のこと、ピーターの母親がルイの病室を訪ねてきました。

 

彼女はパスカルに「ナタリーは嘘つきで信用できない女性だ」と忠告。その直後、ピーターの遺体が海で見つかったとの報告が。

 

ベッドの上で眠りつづけるルイは、すべての状況を把握しているようでした。

 

ルイが眠るベッドの脇でうたた寝をしてしまうパスカルは、ルイが不気味な怪物と話している夢を見ていました。

 

そして目を覚ますと、看護師から夢遊病の症状が出ていたことを聞かされます。

 

その際、パスカルは、ナタリーへの処方箋として致死量の薬物を紙に書いており、その筆跡は差出人不明の警告文と同じ筆跡でした。

 

まったく記憶がないパスカルは、ルイが自分に何かを訴えようとしているのでは?と考え、かつてルイがカウンセリングを受けていたペレーズ医師の協力のもと、催眠術を受けることに。

 

その催眠術を通じて、両親と出かけたピクニックでルイに何があったのかが明らかになります…。

 

ナタリーはお手製のキャンディーをルイに食べさせようとしますが、それをめぐってピーターとナタリーはなぜか大喧嘩。

 

崖の近くで言い争いになり、ナタリーはピーターを突き落としてしまいます。

 

それを見ていたルイは、母親から離れるように崖に向かって後ろ歩きし、自ら崖下へと転落したのです。

 

実は、これまで生死の境をさまよった8回の事故は、すべて母・ナタリーによる犯行でした。

 

枕で窒息死させようとしたり、感電死させようとしたり、食事に毒を盛ったり。

 

今回のお手製キャンディーにも毒が注入されており、ピーターはそれを察知してナタリーと口論になったのです。

 

ルイも母親の行為には気づいていました。

 

これですべてが終わる…まるでそう願うかのように、ルイの体は海中へと沈んでいきました。

 

パスカルの催眠術がとけると同時に、ルイの心臓が停止。必死の蘇生処置でふたたび心拍は再開しました。

 

後日、ナタリーは精神病院で治療を受けていました。

 

病名は「代理ミュンヒハウゼン症候群」で、他人からの同情や注目を集めるために近親者らにわざとケガを負わせるといった精神疾患でした。

 

ナタリーは美人なので、心もきれいな人だろうと、男たちはみな騙されていたのです。

 

そして怖いことに、ナタリーのお腹には赤ちゃんが…。

 

いっぽう、昏睡状態のルイは夢の中でピーターと再会していました。

 

このまま夢の中でピーターと一緒にいるのも悪くない、と思ったその時、ピーターから「世界は美しい。自分の人生を歩きなさい」と言われたルイは、ぱっと目を開けました。

 

End

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『ルイの9番目の人生』の感想

 

ネタバレを含みつつ、あらすじなどについてご紹介しましたが

 

物語は、昏睡状態のルイの精神世界と、彼を見守る大人たちの現実世界が交錯しながら進んでいきますが、

 

コメディタッチで始まったかと思えば、サスペンスへと急展開。

 

その後、ファンタジックな世界観からミステリーの謎解きへ、とジャンルを越えた作りがお見事で、グイグイ引き込まれてしまいました。

 

ラストで明らかになる父と子の愛情。

 

しかも、血が繋がっていないにもかかわらず、こんなにも深い愛情で息子を見守る父親の姿には感動でした。

 

いっぽう、幼いながら呪われた自分の運命に苦悩するルイの姿がなんとも痛ましく、観ていて心が苦しくもなってしまいました。

 

そんな心の苦しさを中和してくれるかのような、水をモチーフとしたシーンの数々。

 

眠りつづけるルイの精神世界をクラゲが漂う海中で表現したり、ルイとピーターの思い出の場所が水族館であったり、それらのシーンの美しさがとても印象に残りました。

 

大人の身勝手さや人間の心にひそむ闇を描きつつも、親子の愛について考えさせてくれる大人向けな作品だと思います。

 

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