映画『ザ・ギフト』あらすじ・ストーリー(ネタバレ・結末)と評価

今回は2015年の映画『ザ・ギフト』を紹介します。

 

本作はサイコ・スリラー映画となります。

監督は作中で、サイコパスキャラのゴードン役を務めるジョエル・エドガートンが、本作の脚本と監督と務めていいます。

 

『ザ・ギフト』は2015年、公開当時、アメリカでは4週連続での全米ヒットを連発したほど大ヒットしました。

日本では2016年に公開予定ですが、どんな内容なのか気になる人もいるかと思います。

 

そこで、今回は映画『ザ・ギフト』のあらすじとストーリー、そして結末でのネタバレ情報と感想などを、お伝えしていきたいと思います。

※注意:結末・ラストまですべてネタバレしますので映画を見ていない方はご注意ください。

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あらすじ・ストーリー(ネタバレ)登場人物

〇登場人物

・サイモン:エリートビジネスマン。
・ロビン:サイモンの妻。
・ゴードン:サイモンの昔の同級生。

 

〇あらすじ・ストーリー(序盤)

情報セキュリティ会社に勤めるサイモンは、美しい妻ロビンとともに新しい街に引っ越してきた。

仕事で大きな成功を収めていたサイモンは、豪華な自宅を購入し、ロビンも大層気に入ったようだった。

 

2人が早速地元の店に買い出しに行くと、1人の男がサイモンに話しかけてきた。

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男はゴードン・モズリーと名乗り、サイモンの学生時代の同級生だったというだが、サイモンはまったく思い出せない。

 

簡単な社交辞令を交わし、その場で別れたが、後日ゴードンから彼らの新居に、引っ越し祝いとして豪華なワインが一本届けられた。

ゴードンの粋な計らいにすっかり気を良くしたロビンとサイモンは、彼を自宅の夕食に招くことに。

 

3人で食卓をかこむ中、ゴードンはサイモンの学生時代のことを流暢に語りだす。

しかし、サイモンはそれほど親しいわけではなかった彼が、まるで親友だったかのように語るその言い草に不快感をおぼえる。

 

 

食事が終わり、ゴードンが帰ると、サイモンは彼とはあまり関わりたくないとこぼすが、ロビンは彼は不器用だけどいい人には違いないとたしなめる。

 

以来、サイモンが仕事で不在の間、ゴードンは頻繁に自宅に訪れようになり、ロビンとの仲を深めていく。

 

そんなある日、サイモンとロビンが仕事仲間のパーティーに参加して帰ってくると、ゴードンから新しい「ギフト」として、庭の池に勝手に鯉を放たれていた。

 

このことがサイモンの神経を逆撫でし、友人たちが自宅に招き、ゴードンに対する不満を言いふらし、皆で彼のことを小馬鹿にしだした。

 

そんなサイモンにロビンは「ゴードンは良い人」だと反論し、不信感をあらわにする。

 

このことが原因で、3人の関係はサイモンVSロビン&ゴードンとのギクシャクした微妙な関係となっていく。

 

そのような時、サイモンとロビンは、ゴードンから珍しく自宅パーティーに招待された。

一体彼がどんな生活をしているのか、サイモンも彼の正体を突き止めようとゴードンの家へ赴く。

 

ところがパーティーだというのに、3人以外に参加者がいない。

さらにゴードンは2人を呼んだにもかかわらず、急な仕事が入ったといい自宅から出て行ってしまった。

 

サイモンはゴードンがいない間、彼がいったい何者なのか、家探しをした。

すると、独身だと言っていたにもかかわらず、2階にあがるとあきらかに女性のものと思われる服と子供部屋まであった。

 

帰ってきたゴードンに対し、サイモンはロビンを除いて2人だけで話をしようとゴードンを尋問した。

ゴードンが言うには、実は先日、妻と別れたばかりだといい、そして家は別れた妻の家だとのこと。

 

サイモンはここぞとばかりにこれまでの彼に対する不満と怒りをぶちまけた。

結局サイモンとロビンは、パーティーを中断し、ゴードンの家から去ることにした。

 

だが、ロビンは自宅を去る際のゴードンの寂しそうな顔が忘れられない。

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この日以来、ゴードンは2人の前から忽然と姿を消した。

 

数日後、池の鯉が何者かにより、毒で息絶えており、飼い犬も行方不明になった。

ゴードンの仕業だと確信したサイモンは彼の自宅へいくが、その家はゴードンの自宅ではなかった。

 

ゴードンは運転手としてその家の住人に雇われていただけだった。

サイモンは警察に通報してゴードンのことを話すが、何かを盗んだわけでもなく大した罪ではないので警察も消極的。

 

そして、ゴードンから最後の手紙が自宅に届いた。

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手紙の中でゴードンは嘘をついていたことを謝罪するが、その中でサイモンとの間に、過去に因縁があることをほのめかしていた。

 

2人の過去に一体何があったのか?なぜ嘘をついてまで自分たちに近づいてきたのか?

ロビンの中でそれらの疑問が、次第に膨れあがり、いつしか復讐されるのでは?との大きな不安へと変わっていった。

 

ロビンは精神不安定な状態となり、抗うつ剤を服用し、ゴードンの影に怯えるようになる。

 

〇あらすじ・ストーリー(中盤)

広い邸宅のなかで常に誰かの気配を感じ、みえない影におびえていくロビン。

彼女はいくどとなくゴードンが家の中に侵入する悪夢を見るようになっていた。

 

思い余ったロビンは、サイモンにゴードンとの過去に何があったのかは知らないが、

何かこちらに非があれば謝罪したほうがよいのではないか?と訴えるが、彼はいまさら謝罪など馬鹿らしいと取り合わない。

 

そんな時、ロビンは待望の子供を妊娠をした。

妊娠を機に、彼女は不安定だった精神状態から出して、みるみるうちに明るく元気になっていく。

 

そんなロビンを見てサイモンも一安心していた。

 

そんなある日、ロビンは街中で遠くから見つめるゴードンを発見した。

彼を追いかけるが、すでに姿は見えなかった。

 

ロビンの中で再びゴードンのことが気になり、サイモンの妹ジョアンに彼のことを聞いてみる。

すると彼女の口から思いがけない事実を聞くことに。

 

ゴードンは確かにサイモンの同級生だったが、彼は上級生から性的暴行をうけてしまい、学校中にその噂が広まったことで転校を余儀なくされたという。

そして、その一件を警察に通報して、ゴードンを助けたのがサイモンだったとの事だった。

 

しかし、ロビンはなぜサイモンがそのことを覚えていないのか釈然としない。

 

自宅に戻り、ロビンはサイモンの机の中を調べると、そこにはゴードン・モズレーに関する調査資料が隠されていた。

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サイモンは再会した当初こそ、ゴードンのことは覚えていなかったが、どこかのタイミングで彼の素性を把握していたのだ。

 

ロビンは密かにサイモンの旧友グレッグに会い当時の話を聞くことにした。

 

するとグレッグから言いにくそうに衝撃の事実が語られる…。

実はゴードンは上級生から性的暴行などを受けておらず、それらは全てサイモンの「でっち上げの嘘」だったのだ。

 

当時いじめっ子だったサイモンはゴードンのことをからかい、学校中にその嘘を広めた。

そのことが原因で、ゴードンは同級生たちからひどいいじめを受けてしまった。

 

さらにサイモンがゴードンの父親に、彼がゲイであると嘘の報告したことで、

ゴードンは厳格な父親から命を失いかけるほどの激しい暴行を受けたとのことだった。

 

その結果、サイモンは学校にいられなくなり、退学を余儀なくされ、そしてそのまま街から去って行った。

そう、サイモンはゴードンの恩人などではなく、彼がついた嘘のおかげで、ゴードンの人生はめちゃくちゃになってしまったのだった。

 

ロビンは自宅に帰り直ちにサイモンにことの真相を問いただすが、サイモンは25年前のことを今更蒸し返すほうがおかしいと反論する。

あまりにも悪質なサイモンの態度にロビンは激怒する。

 

そしてさらにロビンを怒らせたのはサイモンはゴードンの素性を知りながら、謝罪もせず平然と彼と接していたことだった。

ゴードンが姿を消したのも、サイモンが弁護士に依頼して接見禁止令を通達していたからだった。

 

ロビンは夫の卑劣な行いと、過去のこととはいえ、1人の人生を破滅させたことに何の贖罪意識も持たない態度にあきれ落胆する。

 

そんなロビンを見てサイゴンはまずいと感じ、形だけでも謝罪をすべきだと考え、ゴードンのもとへ赴く。

しかし、いまさら遅いと謝罪を受け入れないゴードンに、生意気だと言わんばかりに、謝罪どころか激しい暴行を加えてしまう。

 

サイモンは自宅に戻り、ゴードンに謝罪して受け入れてもらえたと嘘の報告をした。

 

ロビンは一抹の不安はあったものの、彼の言うことを信じ、ギクシャクしていた2人の関係も修復されつつあった。

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〇ラスト・結末(ネタバレ注意!)

ロビンが臨月を迎えたある日、サイモンの元同僚であったダニーが、怒りをあらわにして自宅に乗り込んできた。

彼が言うにはサイモンの不正行為により職を失ったことと、サイモンのことを絶対許さないことを大声をあげてぶちまけた。

 

その場にいたサイモンの上司とロビンはサイモンに対し不信の目を向ける。

丁度その時ロビンが破水しそのまま病院へ行くことに…。

 

ロビンは病院で子供を無事に出産した。

 

待望の我が子の誕生に、サイモンは大喜びするが、そんな彼のもとに会社から一本の連絡が入る。

ダニーの訴えていた不正行為の件が上層部の耳に入り、非情にも解雇が告げられた。

さらに追い打ちをかけるように、ロビンからサイモンのことを、もう信じることができないといい、夫婦として別れを突き付けられた。

 

喜びから一転して奈落の底に落ち、憔悴するサイモン。

そんな彼にさらなる残酷な事実が突きつけられる…ゴードンからだった。

 

自宅にゴードンから最後の「ギフト」が玄関に置かれていた。

 

なかにはサイモンの自宅の合鍵と1枚のDVDが梱包されていた。

恐る恐るDVDを再生してみると…サイモンの自宅を映している内容だった。

 

なかには盗撮された内容もあり、サイモンがゴードンのことを小馬鹿にして、「あいつはお前(ロビン)と子供を作りたがってるに違いない」と言うセリフが録音されていた。

DVDを見続けると場面は変わり、ロビンが自宅で気を失っている場面が映った。

 

そこにサイモンらしき男が登場し、気を失っているロビンのファスナーを開けようとしている。

だがDVDはそこで終了してしまう。

 

まさか、産まれた子はゴードンの子なのか?

そんな疑念が爆発し、サイモンは混乱して、急いでロビンのいる病院へと向かう。

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そのころ、病院のロビンのもとにゴードンが訪れていた。

腕を骨折し、顔が腫れ上がっている彼の姿を見て、ロビンはサイモンが暴行したに違いないとすぐに理解する。

 

ゴードンはロビンに花束を1つプレゼントし、「本当におめでとう」と言い残し、病室から去っていった。

 

病院に到着したサイモンのもとにゴードンから電話が入った。

サイモンは産まれた子供について問いただすが、ゴードンはどちらの子供なのか、今後時間をかけて自分の目で確かめていくといい、と言い残し電話を切ってしまう。

 

ロビンが出産した子供は自分の子なのか?それともゴードンの子なのか?

 

すべての希望を失ったサイモンは、1人抜け殻のようになって、病院の廊下に膝から崩れ落ちていた。

 

一方、ロビンは授乳室で幸せそうに我が子をかかえていた。

 

そんな2人の様子を遠くから見ていたゴードンは、満足そうな笑みを浮かべ病院を後にする。

 

End

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感想・評価まとめ

映画『ザ・ギフト』を観た感想と評価になります。

 

久しぶりに面白い映画をみたなぁと思いました。

本作はサイコ・スリラー系のストーリー仕立てになっていますが、人が亡くなったりすることはありません。

 

ひたすら主人公たちの不安・恐怖・絶望の心理描写を絶妙なタッチで描いた秀作で、観客をその世界へグイグイと引き込んでいきます。

この映画の面白いところは、主人公?のサイモンは、初めのうちはゴードンから嫌がらせを受けた、ちょっとかわいそうな被害者に見えるのですが、ストーリーが進むにつれサイモンのクズっぷりがだんだんとあらわになってきます。

 

反対にゴードンは初めのうちは、図体はでかいくせにコソコソとなんだか気持ちの悪い男に見えるのですが、こちらは話が進むにつれて段々とかわいそうになっていき、最終的には応援したくなってきます(笑)

 

ラストにおいてはゴードンとロビンが結ばれて欲しいなぁと思ってしまうほど、登場人物のイメージの逆転がハンパない映画です。

最後の逆転劇も、見ている側からするとかなりスカッとする内容でした。

まるでスカットジャパンみたいな展開で…(笑)

 

ただ、ゴードンがいい奴に見えたのも、過去に酷い悲惨な過去があったことと、対するサイモンがあまりにもクズな野郎なのでそうに見えるだけで、

よくよく考えたらロビンを襲ったかもしれない疑惑があるわけで、しかも罪のない子供を復讐の道具に使うなど、やはりこいつもクズには違いないですね(笑)

 

この作品の最大のテーマは「時が経てば過去のことは忘れるが、時がたっても過去はなくならない」ということでしょうか。

 

サイモンは25年前にゴードンをいじめて、彼の人生を破滅させてしますが、サイモンはそのことをすっかり忘れています。

しかし、いじめを受けたゴードンは25年たっても全く忘れておらず、復讐の思いを燃やしていた。

 

人間というのは都合の良いことしか覚えてないんですね。

振り返れば確かに楽しい思い出や、いいことなどは鮮明に覚えていても、

辛かったことやあるいは他人を傷つけたことは、人間は時が経つと都合よく忘れてしまうたりするものです。

 

しかし、どんなに時が経って過去のことを忘れたとしても、傷ついた相手はそのことを何年たっても忘れない。

 

場合によってはこの作品のゴードンのように、傷つけた本人が忘れかけた頃に、復讐の刃を向けてくることだってあるのかもしれません。

以前もニュースで、高校時代にいじめられた少年が、大人になってから加害者に復讐して事件になったことが報道されましたが、こわいですね。

そんな人生の因果を深く考えさせられる映画でした。

 

映画『ザ・ギフト』はとてもおすすめの映画です。

管理人評価
★★★★★(5.0)

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