『ビジランテ』映画のネタバレ(あらすじ・結末)と感想!

映画『ビジランテ』のネタバレです!

 

『22年目の告白-私が殺人犯です-』で高い評価を集めた入江悠監督の最新作『ビジランテ』。

 

父親の死をきっかけに再会した3兄弟の狂気と愛憎が織りなすバイオレンス・ノワールです。

 

その3兄弟を演じるのは、大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太の演技派3人。とても見応えのある作品に仕上がっています。

 

タイトルの『ビジランテ』とは、自警団員のこと。ストーリーとどのように絡んでくるのでしょうか?

 

今回はそんな映画『ビジランテ』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。

 

※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。

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◯『ビジランテ』あらすじ・ネタバレ

 

では、まずあらすじから。

 

 

物語の舞台は、埼玉県内の閉鎖的な地方都市。

 

地元の有力者・神藤武雄の息子たち3人は、父親の暴力から逃れるため、父親の首をナイフで刺し、川を渡って逃走しますが捕まってしまいます。

 

逃走の際、長男の一郎は、父親を刺したナイフを箱に入れて土の中に埋めますが、顔面を石で殴られ、額に大きな傷を負ってしまいます。

 

家に連れ戻されてからも父親からの折檻はつづき、それに耐えきれなくなった一郎は弟2人を残して家を飛び出し、そのまま失踪してしまいます。

 

 

それから30年。父・武雄が亡くなり、次男の二郎(鈴木浩介)が納骨式を執り行っていました。

 

市議会議員となった二郎は、地元で最大派閥の大泉派に所属。

 

その大泉が進めるアウトレットモール建設計画に、武雄の遺した3200坪の土地が必要であるため、その土地を確実に相続するよう二郎は命じられます。

 

さっそく三男の三郎(桐谷健太)に連絡をとり、土地の権利を譲ってくれと交渉。

納骨式にも出席せず、父親を憎んでいる三郎は遺産相続を放棄。

 

二郎はその土地を相続できるはずでした。

 

しかし、公正証書遺言を持った男が現れ、その土地の権利を主張。

 

男の額には大きな傷痕が。その男こそ、30年前に2人を残して失踪した一郎(大森南朋)でした。

 

二郎は顧問弁護士に相談しますが、その遺言書は法的にも有効なものでした。

 

 

空き家となっている実家に戻ってきた一郎は、サオリ(間宮夕貴)という若い女と一緒に暮らし始めますが、サオリは一郎の暴力に耐えきれず逃げ出してしまいます。

 

サオリがいなくなったため、一郎はデリヘル嬢を家に呼びますが、薬物による幻覚作用からデリヘル嬢に暴行を加えてしまいます。

 

偶然にも、そのデリヘル嬢が勤務する店の雇われ店長をしていたのが、三男の三郎でした。

 

スタッフからの連絡で実家へと向かった三郎でしたが、薬物で意識が飛んでいる一郎の姿を見て、何もすることができませんでした。

 

 

いっぽう、市議会議員のかたわら地元防犯会の団長も務める二郎。

 

団員らとともに夜の見回りを行なっていましたが、多くの中国人労働者が暮らす集落で近所迷惑となる行為を目撃。

 

迷惑行為をやめるよう中国人労働者らを説得する二郎でしたが、防犯会に入団したばかりの石原という若者が彼らに手を出し、ケガ人まで出る大騒ぎに。

 

そのことで責任を問われる団長の二郎でしたが、難航する土地相続のことでも責められてしまいます。

 

二郎に任せていては事が進まないと判断した大泉派の側近・岸(嶋田久作)は、裏にも手を回していました。

 

 

その頃、デリヘル店の売上げをオーナーの大迫(般若)に渡しに行った三郎は、3200坪の土地の権利を譲り受けるよう大迫から命じられます。

 

大迫に逆らえない三郎はふたたび一郎に会いに行き、土地の相続について交渉しますが、譲るつもりのない一郎は三郎を追い返します。

 

そんな一郎ですが、多額の借金を抱えており、横浜の暴力団から厳しい取り立てを受けていました。

 

その晩、二郎は防犯会の団員とともに見回りをしていましたが、中国人労働者の一部が彼らに報復。

 

団員の石原が投石によって右目を失明してしまいます。

 

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◯『ビジランテ』のラスト結末・ネタバレ

以下、ネタバレ含みます。

 

大迫に呼び出されて焼肉店を訪れた三郎でしたが、一郎から土地の権利を譲ってもらえなかったことを説明。

 

さらに、デリヘル店の店長も辞めると申し出ます。

 

それを聞いた大迫は激怒し、三郎の左手をテーブルに置くと、その上から鉄箸を突き刺してテーブルに貫通させました。

 

激痛で身悶える三郎に大迫は「明日の5時までに長男に相続放棄の念書を書かせろ。さもないと、デリヘル嬢を全員殺す」と脅して店を立ち去りました。

 

その言葉どおり、デリヘル嬢らは拉致されてトラックのコンテナに監禁。

 

三郎は痛みに耐えながら鉄箸を引き抜いて、車で二郎の家に向かいました。

 

そして、「兄貴を説得してほしい。兄弟でもう一度話し合おう」と二郎に懇願。

 

時を同じく、二郎の妻・美希(篠田麻里子)から、中国人労働者の集落で火災が発生しているとの伝言が。

 

右目を失明した石原が病院を抜け出して集落に火を放ったのです。

 

三郎とともに一郎の家に行くべきか、それとも火災現場に向かうべきか、迷う二郎でしたが…

 

「30年前に親父の首を刺したのは一郎ではなくお前だ」と三郎に伝え、玄関の扉を閉めました。

 

そして、美希とともに車で火災現場へと向かう二郎。

 

その途中で石原たちが中国人労働者を自転車で追いかけている場面に遭遇しますが、美希に引き止めれられて二郎は何も見なかったことに。

 

 

二郎に断られた三郎は、30年前に渡った川を渡って、一郎が埋めた箱を掘り出し、一郎がいる実家へと向かいます。

 

しかし、実家に一郎の姿はなく、三郎はその場に倒れ込んでしまいます。

 

三郎が目を覚ますと、そこにはサオリの姿が。

 

時刻はすでに5時になろうとしていました。

 

そこへ買物から帰ってきた一郎が「土地の権利を放棄してくれ」と三郎は必死にお願いしますが、一郎は「ダメだ」の一点張り。

 

さらに、大迫が部下を引き連れてやってきました。

 

一郎に念書を書かせようとする大迫でしたが、大迫が土足で家に上がりこんできたことが許せない一郎は頑なに拒否。

 

そこへ横浜の暴力団も借金の取り立てに現れました。

 

一触即発の状況の中、横浜の暴力団と大迫との間で交渉が成立。

 

全員で相続関連の書類をかき集めていると、一郎は、三郎が掘り出した箱の中から錆びたナイフを取り出して大迫の首に突き刺しました。

 

大迫は大量の出血によりその場で絶命。それを機に、家の中では銃撃戦が始まります。

 

銃撃戦の結果、大迫が連れてきた部下たちは全員死亡。

 

一郎も流れ弾に当たって死んでしまいます。

 

殺害の証拠を隠滅するため、遺体の処理を始めた横浜の暴力団員たち。

 

三郎はサオリを連れて車に乗り、デリヘル嬢が監禁されている場所へと向かいます。

 

三郎がデリヘル嬢を救い出して車に戻ると、サオリの姿はありませんでした。

 

 

その頃、二郎はアウトレットモール建設計画の実行委員会発足パーティーの会場にいました。

 

実行委員会の副委員長に選ばれた二郎でしたが、就任の挨拶をする直前、血に染まった公正証書の写真を岸から見せられ、「土地の問題は解決した」と告げられます。

 

一郎が死んだことを察し、涙を流しながらスピーチをする二郎でした。

 

 

三郎が車を走らせていると、ガソリンスタンドに横浜の暴力団の車が停車しているの発見。

 

空き地に車を止めた三郎は、「すぐに戻る」とデリヘル嬢に伝えてガソリンスタンドへ向かいました。

 

車のトランクからは遺体の衣服らしきものが。

 

三郎は車の窓をノック。

 

「兄貴はどこだ」と言って、錆びたナイフで襲いかかりました。その直後、数発の銃声が響き、車は猛スピードで立ち去ります。

 

三郎は腹を撃たれ、その場に倒れてしまいました。そうとも知らず、車の中で三郎の帰りを待つデリヘル嬢たち。

 

三郎は這いつくばりながら、デリヘル嬢らが待つ車へと進むのでした…。

 

End

 

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◯『ビジランテ』の感想

 

『ビジランテ』のネタバレを含みつつ、あらすじなどについてご紹介しました。

 

「容赦ない運命が暴れ出す」というキャッチコピーのとおり、逃げ場のない壮絶な状況の中でもがく3人の幼い兄弟の姿が冒頭のシーンから描かれていましたが、

 

そんな彼らが30年後にどんな大人になっているのか、その姿を見て思わず愕然としてしまいました。

 

閉鎖的で救いのない地方都市で生まれ育った3兄弟。そこでのしがらみや閉塞感が、その後の人生にどんな影響を及ぼすのか。

 

なかでも、30年間行方知れずだった長男を演じた大森南朋の佇まいは見事で、説明がないにもかかわらず、どんな人生を歩んできたのかが伝わってくるよううでした。

 

二郎を演じた鈴木浩介の抑えた演技も、ハンパない熱量で三男を演じきった桐谷健太も全員素晴らしく、物語に説得力を持たせていたと思います。

 

 

父親に対して強い嫌悪感を抱きながらも、父親の血を引く3兄弟。長男は暴力性を、次男は政治家としての気質を、三男は裏社会との関わりを。

 

そして、それぞれに大事な何かを守ろうとする3兄弟。長男は先祖代々受け継がれてきた土地を、次男は妻と子供を、そして三男はデリヘル嬢たちを。

 

それらが複雑に交錯しながら迎えるラストには息をのみました。

 

目を覆いたくなるような暴力描写も多かったですが、入江悠監督がこの作品に込めた想いが痛いほどに伝わってくる一本でした。

 

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