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映画|青春ブタ野郎のネタバレ・感想!翔子の正体が判明!

鴨志田一さんによるライトノベル「青春ブタ野郎」シリーズ。累計発行部数は100万部を突破しているほか、2018年10月から放送されたTVアニメシリーズ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』も好評を博した人気作品です。

そして2019年6月15日からは、アニメシリーズの続編となる映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』が全国公開されています。

本作でキーキャラクターとなるのが、アニメシリーズにも登場した牧之原翔子。

「人生って、優しくなるためにあるんだと思います」に始まり数多くの名言を残した重要人物ですが、TVアニメでは正体不明のままだったため、いよいよその正体が明らかになるということで期待が高まっていました。

今回は、映画青ブタで明かされた翔子の正体について、映画の感想と合わせてネタバレで解説していきます。

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牧之原翔子とは?

まずは、青春ブタ野郎シリーズに登場する牧之原翔子というキャラクターについておさらいしておきましょう。青ブタのTVアニメシリーズでは、中学生の牧之原翔子と、成長した「翔子さん」の2人の翔子が咲太の前に現れました。

中学1年生の牧之原翔子

中学生の翔子は、雨の中で捨て猫を見つけたものの、その後の対応について困っていたところで咲太らに遭遇しました。

引用:https://wnkhs.net/2018/11/aobuta-07/

翔子は猫を飼うことを両親に言い出せそうにないということだったので、ハヤテと名付けられた猫はひとまず咲太が預かることに。翔子は、ハヤテの様子を見るためにたびたび咲太たちのアパートを訪れるようになりました。

翔子さん

一方「翔子さん」は、青ブタのTVアニメシリーズの作中で大きく分けて2度、咲太の前に現れます。

1度目は、咲太が「中学生の翔子」に会うよりも2年前、咲太自身がまだ中学生だった頃の過去のエピソードに登場しました。

引用:https://bono-san.com/seibuta12/

妹の花楓(かえで)のことで悩み苦しむ中学3年生の咲太の元に、峰ヶ原高校の2年生として現れた翔子。彼女は、咲太に対して「人生って、優しくなるためにあるんだと思います」、「三大好きな言葉は、ありがとう・がんばったね・大好き」など、数々の言葉を投げかけ、のちの咲太の人格を形成する上で大きな影響を与えました。

この時に出会った「翔子さん」は咲太にとって初恋の人物となり、咲太はその後、彼女に再会できることを期待して峰ヶ原高校に進学。しかし、翔子さんはそもそも同校に在籍していなかったことが判明し、謎のままになってしまいます。

2度目の「翔子さん」は、咲太が高校2年生のときに登場しました。

引用:https://www.club-typhoon.com/archives/2018/10/25/yumemiru.html

翔子さんとの最初の出会いから2年後、再び花楓の思春期症候群のことで悲しみにくれることになった高校2年生の咲太の元に、今後は大学生の翔子さんとして現れた翔子。
彼女は、再び咲太に優しい言葉をかけ、彼が立ち直るきっかけを作ります。

アニメで描かれたのはここまで。「中学生の翔子」と「翔子さん」の関係や、発症している思春期症候群の内容、翔子さんの正体や目的などは、アニメシリーズでは明かされないままとなっていました。

それでは次項から、映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』で判明した翔子の正体についてネタバレで解説していきます。完全ネタバレでお届けするので、未見の方は注意してください。

青ブタ映画ネタバレ:翔子の正体は「未来を先取りした存在」だった

テレビシリーズで謎のままとなっていた翔子の正体。青ブタ映画で明かされた結論としては、翔子の正体は、思春期症候群により「人より先に未来にたどりついた存在」というものでした。以下、ネタバレで順を追って解説していきたいと思います。

翔子の思春期症候群の内容

翔子が発症している思春期症候群の内容は、「人より先に未来にたどりつく自分を生じさせる」というものでした。

まず前提として、映画青ブタの序盤で、翔子は実は心臓病を患っていることが明かされます。医師の診断によると、中学を卒業するのは難しいというほど重い状態でした。

そのことにより、翔子の心には「大人になりたいと願う翔子」と「死ぬことが怖くて時が進むのを拒む翔子」という2人の翔子が発生してしまいます。

引用:https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1549695560

その心の葛藤により、翔子は思春期症候群を発症。時が進むのを拒んだ方の翔子は、「自分以外の時間の進み方がゆっくりになる世界」の住人となります。

この翔子は、自分よりも相対的に遅く進む時間の中を生きていたため、結果的に他の人より先に未来にたどり着いてしまいます。まるで、竜宮城で時間を過ごした後に陸に戻ったら、何十年も時が経ってしまっていた(=何十年も後の世界にたどり着いてしまっていた)浦島太郎のように。

このようにして、人より先に未来へ辿りついた存在が「翔子さん」となったのでした。

翔子さんの目的

先に未来へ辿りついた翔子さんは、ある目的のために、時間を遡って咲太たちの前に現れたのです。その目的とは、咲太を死の運命から救うこと。

中学生までしか生きられないと言われていた翔子さんが大学生まで成長できたのは、心臓の移植手術を受けられたからでした。そして実は、翔子が移植された心臓は、もともと咲太のものだったということが明かされます。

引用:https://news.anibu.jp/20190516-122106.html

その経緯を、咲太は翔子さんから聞かされます。
高校2年生の咲太が、クリスマスイブの夜、恋人の麻衣とデートをする約束をしていたこと。

しかし、雪の中を麻衣との待ち合わせ場所に向かう途中、咲太は、スリップした車にひかれるという事故に遭い、脳死状態になってしまったこと。

咲太の所持品に臓器提供意思表示カードが入っていたことから、咲太が中学生の翔子のドナーとなり、翔子さんが助かったこと。
翔子さん自身は、その全てを術後に目覚めてから麻衣に聞かされこと。

翔子さんは、そんな「自分が生き残れる替わりに咲太が死んでしまう」という未来を阻止するために、時間を遡って咲太たちの前に現れたのでした。

映画青ブタでは、さまざまな葛藤と紆余曲折の後、翔子さんのこの「咲太を救う」という目的は果たされ、咲太は助かります。一方で、結果としてドナーが見つからないままとなった中学生の翔子が、心臓発作により危険な状態に陥ってしまいます。

翔子の思春期症候群の真相

咲太はその後、翔子の思春期症候群の真相に行き着きます。

中学生の翔子と、成長した翔子さん。
翔子さんについては前述した通りですが、実は「中学生の翔子」もまた「未来に先に辿りついた存在」だったことが明らかになります。

実は、翔子が思春期症候群を最初に発症したのは小学生の頃で、本当の「今」の時間軸もその頃。咲太たちが「今」だと思っているこの時間は、中学生の翔子がたどり着いた「未来」の世界だというのです。

つまり、映画青ブタでのこのシーンまでの出来事は、アニメシリーズで描かれた出来事も含め、全て中学生の翔子が先取りしている「未来」の世界のものだったのでした。

ここで、翔子の命を救うことを諦めきれない咲太は、ある仮説を立て、双葉に相談します。

引用:https://twitter.com/oregairutouyama/status/1054864191603924992

自分たちよりも先に未来に辿りついた翔子さんが「今」の自分を救おうとしてくれた。それと同じように、もし今が本当は「未来」であるならばーーー。未来に辿りついている中学生の翔子が、本当の「今」へ戻れば、小学4年生の翔子を救うことができるのではないか、という仮説でした。

対して双葉は、いくつかのことを指摘します。

まず、中学生の翔子が「今」へ戻ったとして、小学生の翔子が患っている心臓病を治すことができるとは限らないこと。

そして、咲太の仮説を実行することは、自分たちが「今」だと感じているこの時間軸が全て失われてしまうということ。

つまり、「咲太が翔子さんと出会って、峰ヶ丘高校に入学し、双葉や国見と出会ったこと。そして麻衣と恋人になったこと。そういったこれまでの時間や思い出が全て消滅する」ことを意味すること。

双葉は咲太に、本当にそれでいいの?と問いかけます。

数日間考えることになる咲太。しかし、翔子の母親から「翔子がもう長くない」と連絡を受けた咲太は、恋人である麻衣に「やっぱり牧之原さんを助けたい」という意思を告げます。

咲太は麻衣と、今の世界でなくなっても「必ずまた麻衣さんを見つける」と約束。そして中学生の翔子を本当の今へと送り出すのでした。

こうして、小学生の翔子が発症した思春期症候群は解消され、高2の咲太たちが存在する未来の世界が一度消滅します。

青ブタ映画結末:翔子が思春期症候群を発症しなかった世界

中学生の翔子が辿りついた「未来」が消え、小学生の翔子が思春期症候群を発症しなくなったことで「翔子さん」という存在も生じることのなかった世界。

そこには、消えたかつての世界と同じように、峰ヶ丘高校に入学し、双葉や国見、古賀とも同じように親しくなり、そして麻衣とも同じように恋人になった咲太の姿がありました。

そんな中、以前の時間軸とは異なっていたのが、麻衣が「ドナーを待つ心臓病の少女の映画」に主演していたこと。

麻衣は、自分でもなぜかわからないものの、作品に対して強い使命感を感じて出演。映画は大ヒットとなり、ドナー登録についてを世間に広く啓蒙するきっかけとなっていました。

そして咲太と麻衣は、消えた世界の咲太が初めて翔子さんと出会った七里ヶ浜の浜辺で、とある少女を見かけます。そこには、両親に見守られながら元気にはしゃぎ回る、中学生の翔子の姿があったのでしたーーー。

青ブタ映画感想:優しくあることを願う翔子の物語

映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』の感想ですが、過酷な運命の中でも優しくあろうとする翔子の姿に、胸が締め付けられるとともに、優しい気持ちを思い出させられました。

引用:https://outkura.com/3684.html/

「人生って、優しくなるためにあるんだと思います」

名言が数多く飛び出した青ブタのアニメシリーズの中でも、おそらく上位に入るほど印象的な名言を残した翔子。

映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』でも、翔子はその言葉通り、優しくあるために様々な行動を取ります。

どうにかして咲太の命を救いたいけれど、それは自分の死と表裏一体であるという状況。そんな二者択一の状況である以上、優しい咲太は、どうしたって翔子の死を重く嘆いてしまうことは簡単に想定できました。

だからこそ、咲太ができる限り翔子の死を負担に思わないで済むように、翔子は咲太に気づかれないようにたくさんの優しい嘘をつきながら目的を果たそうとします。

その翔子の意図が少しずつ明らかになっていく中で、観る側も咲太と同じように葛藤し、翔子の優しさを実感し、そして泣かされ…改めて「自分も人に優しくありたいな」という気持ちにさせられました。

アニメシリーズ同様、観る人に優しい気持ちを思い出させる良作でした。

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まとめ

以上、映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』について、翔子の正体を中心にネタバレで解説するとともに、感想を紹介しました。

今回の映画では、原作の「青春ブタ野郎」シリーズの第7巻にあたる内容までが描かれましたが、原作のライトノベルは現在既刊9巻まで発行されており、続きが気になりますね。

今後とも「青春ブタ野郎」シリーズの新たな展開を期待して待ちましょう!