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ティム・バートンによる実写版『ダンボ』を見る前に、オリジナル版をおさらい!ストーリーの違いは?

ディズニーの人気アニメーション映画『ダンボ』が鬼才ティム・バートンにより実写化。2019年3月に公開されます。

予告編が公開され、CGのダンボには驚きの声が!劇場公開の前に1940年のオリジナル版を改めて見てみると、ダンボの持つ深い社会的なメッセージが浮かび上がってきました。

今回はティム・バートン版ダンボの情報を交えつつ、オリジナル版のダンボを深掘り!


予告編からオリジナル版ストーリーとの違い


ティム・バートン版『ダンボ』の予告編。この予告編を見ると、1940年のオリジナル版のストーリーを大きくアレンジしていることが分かります。

子供の頃にアニメーションのダンボを見たけど、ストーリーを忘れちゃった…という方のために、まずは簡単にあらすじをご紹介!

『ダンボ(1940)』のあらすじ

サーカス団の象のジャンボは、コウノトリが自分の元へ赤ちゃんを運んでくるのを心待ちにしていた。そして遂に待ち望んだ赤ちゃんが降り立つ。ダンボだ。

ダンボは他の象と違い、とても大きな耳を持っている。その耳のせいで、他の象からは仲間はずれにされ、街の子供達からは笑い者にされ、いじめられてしまう。

ジャンボは、乱暴な子供達からダンボを守る為、暴れてしまう。するとジャンボは危険な象だと隔離され、檻に閉じ込められてしまう。

幼いダンボは突然母を失い、悲しみにくれていた。そんなダンボに声をかけたのは、同じくサーカス団にいたネズミのティモシーだ。

ティモシーは、大きな耳を持つ君は特別だ!スターになれるぞ!とダンボを励ます。そして、ダンボが活躍できるように色々な作戦をたてる。

そして大きな耳を使い空を飛ぶことを思いつくのだ。ダンボは見事宙を舞い、サーカスの大スターとなるのだった…。

こちらがオリジナル版のダンボのあらすじです。では、ティム・バートン版はどんなストーリーになるのでしょうか?

予告編から見えるストーリーの違いを探っていきたいと思います。

ダンボの導き役はティモシーじゃない!?

ダンボを助け、才能を導き出すネズミのティモシー。オリジナル版では、とても大切な役回りです。

しかし予告版にはちらっとネズミらしきものが映るものの、どうやら今回は導き役では無い様子…。

ティム・バートン版で、ダンボの力になり支えるのはサーカス団にいる子供達のようです。

予告編で子供達は、ダンボに向かい「助けてみせる。」「あなたならできる!」と声を掛けています。

今回の作品では、子供達とダンボの友情も大きな見所になりそうです。

サーカス団を取り巻く人々に注目!

オリジナル版では団長、ピエロなどの人間は出てくるものの、ストーリーはダンボやティモシー、意地悪な仲間の象やカラス達など、あくまで動物達の世界の中で完結します。

しかし、ティム・バートン版では、どうやらサーカス団を取り巻く人間達にもスポットが当たっているようです。予告編を見ると、ダンボを使って一儲けしようとする悪そうな大人の姿も…。

悪い大人達 VS ダンボを守る子供達の構造でストーリーが展開していくのかもしれませんね。

ダンボとジャンボの別れの理由が違う?

オリジナル版では、ジャンボはダンボを守るため大暴れし、それが原因で檻に入れられてしまいます。

しかし、ティム・バートン版ではどうやら様子が違います。もしかするとダンボで儲けようとする大人によって引き離されてしまうのかもしれません…。

しかし、ダンボとジャンボが檻越しに会うシーンでは、オリジナル版と同じ「Baby Mine (ベイビー・マイン)」という楽曲が流れています。

鼻を絡め、抱きしめるシーンも同じですね。

「ピンクの象」のシーンは実写版にも登場!?

※左:オリジナル版、右:実写版

オリジナル版で、お酒を飲んでしまったダンボとティモシーが見る幻覚のピンクの象達。サイケデリックなアニメーションがとても印象的なこのシーン。

今回の予告編でも、ちらっと映し出されています。大きなシャボン玉を作るサーカスの人々。そのシャボン玉が幻想的なピンク色に輝いています。サーカスの出し物のひとつとして描かれるのでしょうか。

ティム・バートンがピンクの象のシーンをどう再現するのか楽しみですね!

ダンボはマイノリティを肯定する社会派映画!

改めてオリジナル版のダンボを見てみると、この作品には深いメッセージが隠されていることに気がつきます。

ダンボは産まれながらにして、耳が大きく、そのことが原因で他の象からは虐められ、差別を受け、見世物にされてしまいます。

そんなダンボを励まし、慰め、才能を見出すのはネズミのティモシー。そして空の飛び方を教えてあげるのはカラス達。(カラス達は、初めは感じ悪くダンボに絡みますが…)

ネズミとカラスは、昔から嫌われ者の象徴として描かれてきた動物です。

耳が大きく差別を受けるダンボを、嫌われ者、はぐれものであるネズミとカラスが救う。
そういう観点でこの作品を見てみると、また新たな発見があるかもしれません。

また、ティム・バートンは自分の作品で「奇形」のキャラクターを繰り返し登場させてきました。

『シザー・ハンズ』では手がハサミの男。『バットマン リターンズ』に出てくる奇形児のペンギン。『ビッグ・フィッシュ』に出てくるシャム双生児のシンガー…。

耳の大きなダンボも、ある意味では奇形の象と言えます。

一見共通点の無いように見えたダンボ×ティム・バートンの組み合わせが、実は深いテーマで繋がっているように思えますね。

ティム・バートン版『ダンボ』の豪華キャスト陣

今回の作品では、ティム・バートン作品の常連メンバーも名を連ねています。

○コリン・ファレル
○ダニー・デビート
○エヴァ・グリーン
○マイケル・キートン

この豪華キャスト陣が、それぞれどんなキャラクターを演じるのか今からとても楽しみですね。

終わりに…

2019年3月29日に、日米同時公開される本作。まだまだ謎に包まれていますが、見所がいっぱいの作品です。

ティム・バートン版のダンボを見る前に、ぜひオリジナル版のダンボも見てみてください♪アニメーション表現やストーリーの素晴らしさに、改めて感動します!