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『ハクソー・リッジ』のネタバレ(ラスト結末)と感想!沖縄戦いを舞台にした実話!

映画『ハクソー・リッジ』のネタバレです!

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メル・ギブソンの10年ぶりの監督作『ハクソー・リッジ』

太平洋戦争の激戦地沖縄で武器を持たずにたった1人で75人の命を救った男の実話を映画化。

彼はなぜ武器を持つことを拒否したのか?
彼はなぜ多くの命を救いつづけたのか?

アカデミー賞にも6部門ノミネートされ、編集賞と録音賞を獲得しました。

今回はそんな沖縄戦を舞台にした実話映画『ハクソー・リッジ』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。

※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。


あらすじ・ストーリー

 

では、まずあらすじから。

(冒頭、戦場での壮絶な戦闘シーンが。 そして、担架で運ばれていく主人公…)

1929年、アメリカ、ヴァージニア州。

幼少期のデズモンドは弟のハルと野山を走りまわる活発な少年でした。

2人の父・トム(ヒューゴ・ウィーヴィング)は第一次世界大戦で心に大きな傷を負って以来、酒浸りの日々。

日常的に妻や子供たちを殴っていました。

ある日、兄弟喧嘩がエスカレートして弟ハルをレンガで殴り、大怪我を負わせてしまったデズモンドは母親から「汝、殺すことなかれ」と諭されます。

以来、デズモンドはその教えを守り、他人を傷つけることは絶対にしないと心に固く誓います。

それから15年後の1944年。

デズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は地元の教会で働いていました。

ある日、車の下敷きになった重傷の青年に付き添って病院へ。

そこで、献血担当の看護師ドロシー(テリーサ・パーマー)に一目惚れしたデズモンドは、勇気を出してデートに誘い、それを機に2人は恋人同士に発展します。

医者になるのが夢だったデズモンドはドロシーに借りた医学書を読みふけりますが、その頃、太平洋戦争は日に日に激化。

街の若者たちは志願兵として次々と入隊していきます。

弟のハルもそんな空気の触発され、家族に相談もないまま入隊を決意しました。

戦争の恐さが身に染みている父・トムはハルの決断に落胆します。

いっぽう、デズモンドはハルの決断に背中を押され、衛生兵であれば自分も戦争に貢献できると入隊を志願します。

ドロシーは反対しますが、説得した上でさらにプロポーズ。

不安を抱えながらもドロシーは彼のプロポーズを受け入れました。

デズモンドはドロシーに見送られ、ジャクソン基地での訓練キャンプに参加します。

配属先はグローヴァー大尉(サム・ワーシントン)率いる部隊でした。

全裸で筋トレする者やナイフ使いの達人など同部屋には10数名の訓練仲間たち。

彼らの訓練を担当するのは命令には絶対服従の鬼軍曹、ハウエル軍曹(ヴィンス・ヴォーン)

戦場を想定した厳しい訓練が始まり、デズモンドはそれらをクリアしていきますが、ライフルを使っての射撃訓練が始まると、「人を殺す武器を持つことはできない」と言って訓練参加を拒否します。

グローヴァー大尉に呼ばれて叱責され、命令に「従えないなら除隊しろ!」と宣告されますが、衛生兵として戦場で負傷者を救いたいとのデズモンドの信念は固く、ライフルを持つことを頑なに拒否します。

その結果、デズモンドは訓練キャンプ内で自分の居場所をなくしていきます。

ハウエル軍曹からは徹底的にしごかれ、訓練仲間からは殴られるなどのいじめ。

ドロシーがくれた写真と聖書をお守りにつらい状況を乗り切るデズモンドでした。

しかし、訓練を拒否しつづけたデズモンドは命令違反で投獄されてしまいます。

その日はドロシーとの結婚式当日でした。

独居房に入れられたデズモンドはドアを殴りつけ、やり場のない怒りをぶつけます。

後日、グローヴァ大尉はふたたびデズモンドに除隊するよう勧めますが、彼を説得するためドロシーも呼ばれていました。

「銃に触れないのはプライドが邪魔しているから」

とドロシーに言われたデズモンド。そのプライドこそが大切だと気づいたデズモンドは「信念を曲げたら生きていけない」と逆にドロシーを説得。

「何があろうとあなたを信じつづけるわ」とドロシーは励ましました。

デズモンドは軍法会議にかけられます。

罪を認めて不名誉除隊となる筋書きで司法取引する予定でしたが、直前になって潔白を主張し「皆は殺すが、僕は助けたい」と堂々と宣言。

審理はデズモンドに不利な展開に。

有罪が色濃くなった時、軍服姿の父・トムが法廷に入ってきました。

兵隊仲間だった現将官に書いてもらった手紙を裁判官に手渡します。

「良心的兵役拒否は憲法で認められており、信教上の理由から武器に触らないことに何の問題もない。」

手紙に書かれた一文によりデズモンドの主張は正式に認められて釈放されました。

不名誉除隊や刑務所行きも免れ、銃を持たなくても戦場に行けることに。

そして、デズモンドとドロシーは晴れて結婚式を挙げました。

ラスト・結末(ネタバレ注意!)

以下、ネタバレ含みます。

太平洋戦争末期の1945年5月。

沖縄上陸戦で最前線にあたる前田高地に到着したグローヴァー大尉に率いる第77師団。

デズモンドも衛生兵として参加していました。

遺体の山を乗せて戻ってくる車両を見て、兵士らの表情もこわばります。

前田高地は、先発部隊が6回登って、6回とも撃退された難攻不落の激戦地で、切り立った150メートルの絶壁がのこぎりのように険しいことから

ハクソー・リッジ(のこぎり崖)

とアメリカ軍は呼んでいました。

ハクソー・リッジに向けて戦艦が砲撃を開始、グローヴァー大尉の指揮のもと兵士たちも最前線に突入します。

崖にかけられた縄梯子で上を目指す兵士たち。

150メートルの絶壁を登りきると、あたりには砲撃による煙が立ち込め、ウジ虫だらけの遺体や肉塊が足元に散乱。

その光景に兵士たちは動揺を隠せません。

視界が悪い中、ゆっくりと前進する彼らを死角から銃で攻撃する日本軍。

兵士たちは次々と撃たれ倒されていきます。

デズモンドは銃弾をかいくぐり、負傷した兵士を見つけては手当を施しました。

膝から下を失った重傷者にも「俺が家に帰してやる」と声をかけ、応急手当が終わると
「もう一人助ける」と言って飛び出し、次々と負傷者の救助と治療にあたります。

そんな救助活動が夜まで続きました。

夜になり、攻撃も小休止。

デズモンドは訓練仲間のスミティ(ルーク・ブレイシー)と穴ぐらに隠れて一夜を過ごすことに。

訓練キャンプでは対立していた2人ですが、デズモンドの勇敢さにスミティは敬意を抱き2人の間にも友情が。

デズモンドは母親に暴力を振るう父親を銃で殺しかけた過去を打ち明けます。

デズモンドが訓練で銃を拒否したのはこの時の誓いを守るためでした。

朝が来て、日本軍がふたたび攻撃を開始。

その攻撃は前日以上に激しく、グローヴァー大尉は撤退を指示します。

歩ける兵士は全員、縄梯子で崖を降り、ハクソー・リッジから退去しました。

しかし、デズモンドは戦場に残り、負傷した兵士たちを救助しつづけました。

戦友のスミティは致命傷を負ってしまい、デズモンドの手当の甲斐なく命を落とします。

自力で歩くことができない負傷兵をデズモンドは崖の手前まで背負って運びますが、150メートルの崖を自力で降りることができないため、デズモンドは負傷兵の体をロープで縛り
ゆっくりと崖下まで下ろします。

彼の手のひらはロープの摩擦で血だらけでした。

そのような救助活動をデズモンドは一晩中、一人で繰り返し行います。

崖下で見張りに当たっていた兵士はロープに吊るされて降りてくる負傷兵に初めは驚きつつも、救護作業のサポートに。

しかし、誰が負傷兵を降ろしているのかこの時点では分かっていませんでした。

不眠不休で救助活動をしたデズモンドですが、翌朝、日本兵に見つかってしまいます。

しかし近くの防空壕に逃げ込んだデズモンドは身を隠して逃げきることに成功。

彼は壕の中にいた日本兵にまで手当をしました。

防空壕から出た後もデズモンドは神に祈りながら負傷兵を救助し続けます。

その中には足を撃たれたハウエル軍曹もいました。

日本兵が追ってくる中、デズモンドはハウエル軍曹のライフルを手に取りました。

しかしそのライフルは、武器としてではなく、布を巻きつけ担架の持ち手として使用。

デズモンドは歩けないハウエル軍曹を担架に乗せ引きずりながら移送します。

無事に崖の手前まで逃げきったデズモンドはハウエル軍曹の体をロープで縛って崖下に。

ハウエル軍曹を降ろし終わるとデズモンドはふたたび仲間の救助へ。

しかし、日本兵がすぐ近くまで迫っていました。

そしてついに、日本兵が視界に入る地点まで。デズモンドは自分の体と負傷兵をロープで縛り、150メートルの崖を飛び降ります。

しかし、ロープが短かったため、デズモンドらは崖の途中で宙吊りに。

崖下ではグローヴァ大尉が宙吊り状態のデズモンドを救出するよう指示。

デズモンドは無事に救出され、医療テントで手当を受けます。

そこには自分が命を救った仲間の姿が。デズモンドがこの数日間に救った負傷兵の数は75人にも及んでいました。

グローヴァー大尉はデズモンドに対して、これまでの言動を謝罪し、翌日の戦闘にも参加してほしいと懇願。

翌朝、グローヴァー大尉率いる攻略部隊はデズモンドの朝の祈りが終わるのを待ち、ハクソー・リッジを登り、攻撃をはじめます。

この日の展開は米軍が優勢。
日本兵は白旗をあげて降参の意思表示を。

しかし、米軍が油断したところで日本兵は手榴弾を投げ込んできました。

グローヴァー大尉の近くに飛んできた手榴弾を手で振り払ったデズモンド。

グローヴァー大尉は直撃を逃れますが、デズモンドは足を負傷してしまいます。

今度はデズモンドが担架の乗せられ、仲間たちから救出さる側に。

崖から吊り降ろされる担架の上で「主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる」というイザヤ書の聖句をかみしめるデズモンド。
その表情はとても穏やかそうでした。

そして、米軍はハクソー・リッジを占領します。

(エンディング)

・実際のデズモンド、兄のハル、グローヴァー大尉などのインタビュー映像が。

・帰国後、デズモンドは良心的兵役拒否者としてアメリカ史上初の名誉勲章が授与。

・1991年に妻・ドロシーが死ぬまで幸せな結婚生活を送り、 デズモンドは2006年3月に87歳で亡くなります。

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感想・まとめ

ネタバレを含みつつあらすじなどについてご紹介しましたが本作は第二次大戦の沖縄戦を舞台にした実話を元にしているとされています。

徹底的にリアルさを追及した戦争シーンにとにかく圧倒されました。

爆弾によって手足が吹き飛び一瞬耳が聞こえなくなるほどの爆音、そして迫力ある銃撃シーンの連続に、まるで自分が戦場にいるかのような錯覚を。

ウジ虫やネズミを使った遺体の描写や破損した肉体や傷口などのグロい描写は直視できないほどリアルでしたが、アンドリュー・ガーフィールドがアップになる終盤のシーンで顔や肩に何匹ものハエが止まっているのがなんとも生々しく、戦場の空気感が一発で伝わってきました。

是非とも映画館の大きいスクリーンで体験してほしいと思います。

戦争シーンがリアルだからこそ際立つ主人公・デズモンドの強い信念。

自分の命もかえりみず「もう一人助ける」と言って飛び出していく彼の勇気と使命感には心から感動しました。

『沈黙-サイレンス-』で主演をつとめたアンドリュー・ガーフィールドが主人公のデズモンドを演じていますが、両作品を観ることで、信仰とは何か?についてより深く理解できると思いました。

上映時間139分とやや長めですが、観客を惹きつけるチカラを持った作品です。

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