映画『ハリー・ポッター』シリーズのなかで特に気になる人物として「スネイプ先生」があげられるのではないでしょうか。
好きなキャラランキングでも、いつもナンバー1に選ばれるなど注目度の高い人物の1人でもあります。
そんなスネイプ先生ですが、ハリーたちに嫌がらせをしたかと思えば、危機から守ってくれたりと、正直「いい人」なのか「悪い人」なのかよくわからないという人もいるのではないでしょうか?
今回は映画『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生の正体が「いい人」なのか?
またなぜ守護霊がハリーの母親と同じ『牝鹿』なのか、そのあたりをお伝えしていきます。
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スネイプ先生は本当にいい人なのか?
シリーズ序盤のスネイプ先生の印象は、自分の受け持つスリザリン寮の生徒たちばかりを贔屓し、グリフィンドール寮の生徒であるハリー・ポッターたちを逆贔屓する嫌な先生です。
とくにハリーに対しては、父親ジェームズとの間で深い確執があったことから人一倍辛くあたっていました。
さらにシリーズ中盤からはダンブルドア校長を裏切って、ヴォルデモートの軍門に下るような描写もあるため、完全に『悪の黒幕』のような印象を持ってしまうと思います。
ですが安心してください!
スネイプ先生、本当はとっても「いい人」ですから!(笑)
スネイプ先生の正体はいったい何者?
・不遇の少年時代
スネイプ先生はとても不遇な少年時代を過ごしています。
スネイプ先生の家庭は両親の喧嘩がたえませんでした。
そんな冷え切った家庭に育ったため、ちょっとずつ陰湿な性格になってしまいます。
また父親がマグルで母親が魔女と、半純血だったことから純血への憧れがつよく、ひどい劣等感にさいなまれます。
なので友人も少なく、心にひそむ闇から「闇の魔法」に傾倒するようになってしまいました。
それでも、後のハリーの母親リリーと出会い、彼女にだんだんと惹かれていきます。
・ジェームズとは犬猿の仲
ところが、リリーに惹かれているもう一人の同級生がいました。
ハリーの父親のジェームズ・ポッターです。
ジェームズはスネイプとは正反対のタイプでした。
かっこよくて明朗活発、なによりも純血の血統で魔法能力もずば抜けているという、誰が見てみも非の打ち所のない優秀な少年です。
ジェームズはリリーと仲良くするスネイプを小癪と思ったのか、もともと傲慢な性格もあいまってスネイプをバカにしたり、陰湿なイジメをしたりするようになります。
そのため2人の関係は最悪でした。
のちにリリーにたしなめられて、2人は表立っての争いは避けるようになりますが、裏ではリリーをめぐり互いに争っていました。
・「死喰い人」になる
そんなスネイプ先生ですが、ジェームズと付き合うことになってしまったリリーの気を惹きたい一心で、なんとホグワーツ魔法学校在学中に闇のエリート「死喰い人」になってしまいます。
どうして「死喰い人」になってしまったのか?
おもうに多感な青年時代、劣等感に苛まれた少年によくあることですが、いわゆる「厨二病」に犯されてしまったのではないでしょうか?(異論はあると思いますが…)
リリーを思う気持ち、ジェームズへの劣等感そして「純血」への憧れ。
それらをこじらせた結果「死喰い人」になってしまったものと思われます。
ところが、その後「死喰い人」を毛嫌いするリリーは、スネイプから離れてしまいます。
リリーと疎遠になってからスネイプ先生も完全に開き直ってしまったのか、完全に「悪の道」に身を落としてしまいました。
・正義に立ち返る
そんなスネイプ先生でしたが、ヴォルデモートがリリーたちの命を狙っていることを知ってしまいます。
ひそかにリリーのことを思い続けていたスネイプ先生。
ダンブルドア校長に頼み込んで不死鳥の騎士団のメンバーに加わり、リリーを助けようとします。
そう、スネイプ先生はこのときヴォルデモートを裏切って二重スパイの立場を取ることに決めたのですね!
のちにダンブルドア校長もこのときの勇気ある決断を心から賞賛し、スネイプ先生こそ
最も勇気のある男であると言っています。
結局リリーはヴォルデモートに殺されてしまい、スネイプ先生は失意のどん底に落ちてしまいました。
その時に助け出した子供がハリー・ポッターでした。
・ホグワーツの先生になった理由
以来スネイプ先生は表向きは「死喰い人」としてヴォルデモートのもとにつき、その正体は
不死鳥の騎士団のメンバーとしてダンブルドア校長に協力していたのでした。
そして、スネイプ先生の最大の目的は、リリーの子供であるハリー・ポッターを「ヴォルデモートから守る」ということでした。
もともとハリーの父親ジェームズとは深い確執ありましたが、それ以上に愛する女性リリーの息子を守っていきたい。
そんな思いからホグワーツの先生としてダンブルドア校長に協力するとともに、ハリーをひそかに見守っていたのでした。
スネイプ先生、「いい人」どころか「真の男」ですね(涙)
かっこよすぎる…
・ヴォルデモートとの関係
スネイプ先生は当初はヴォルデモートに傾倒していましたが、リリーの事件以降は完全に心が離れています。
なのでヴォルデモートに忠実に従うように見えて実はすべて面従腹背。
一方、ヴォルデモートはスネイプ先生のことを厚く信頼しているようで、側近のような扱いしています。
一見ヴォルデモートは完全にだまされているように見えますが、果たしてどうでしょうか…。
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守護霊がリリー(ハリー母親)の牝鹿と同じ?
ハリー・ポッターの世界では「守護霊」という存在があります。
守護霊というのはその人の分身のようなもので、その人の強い気持ちで形作られることから、いろんな姿で出現します。
ハリーの父親ジェームズ・ポッターの守護霊は「雄鹿」、そしてハリーの母親リリーの守護霊は「牝鹿」です。
そして不思議なことにスネイプ先生の守護霊もリリーと同じく「牝鹿」なんですね。
これはリリーを思う気持ちがあまりにも強いために、リリーと同じ守護霊になったのと思われます。
ダンブルドア校長もスネイプ先生がずっとリリーのことを思い続けていたことに驚いてました。
スネイプ先生いわく「永久に…」と全然女っ気がなかったのも、リリーのことを思っていたからなんでしょうね…。
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スネイプ先生の最後は?
・ハリーとの関係はどうなったか
シリーズの完結編『ハリー・ポッターと死の秘宝』で、それまでスネイプ先生のこと誤解していたハリーたちも、先生の真実の姿・正体を知ったことで尊敬の念に変わります。
後にハリーは自分の息子にスネイプ先生の名前「セブルス」と名づけるほどでした。
一方、スネイプ先生自身もハリーに対して深い愛情を持っていたことに気づかされます。
これまでハリーを守ってきたのは、リリーに対する想いからだけだと思っていましたが、それだけではなかったんですね。
・スネイプ先生の最後…
もうご存知の方も多いと思いますが、スネイプ先生最後には亡くなってしまいます。
しかもヴォルデモートによる勝手な都合であっけなく殺されてしまいます。
ただよく考えると、ヴォルデモートは都合が悪くなってスネイプ先生を殺したのか、それとも実はスネイプ先生の正体に気づいていて利用価値がなくなったから殺したのか、そのあたりはよくわかりません。
いずれにしても、最後にはハリーに真実を知ってもらうことができて本当によかったと思います。
最後の最後まで「いい人」でほんとにかっこいい先生。
それがスネイプ先生です。
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3.『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
4.『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
5.『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
6.『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
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まとめ
『ハリーポッター』はハリーやハーマイオニー達の成長物語でもありますが、一方でスネイプ先生の愛の物語でもあります。
スネイプ先生の存在があればこそ、『ハリーポッター』は大人でも楽しめる映画になったのではないでしょうか。
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