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映画『葛城事件』のあらすじ・ネタバレ(ラスト結末)を紹介!

映画『葛城事件』のネタバレです!

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無差別殺人を起こした加害者の家族に焦点をあてた映画『葛城事件

映画で描かれている葛城家はどこにでもいそうな家族ですが、どこで歯車が狂ってしまったのでしょうか。

父親役の三浦友和がとにかく熱演。良い意味で居心地の悪い120分(苦笑)。

今回はそんな映画『葛城事件』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。

※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。


登場人物

葛城一家
・清(三浦友和):葛城家の主・父親
・伸子(南果歩):清の妻で母親
・保(新井浩文):長男
・稔(若葉竜也):次男

その他
・順子(田中麗奈):稔の獄中妻

あらすじ・ストーリー

では、まずあらすじから。

はじめに登場人物の紹介を。葛城清(三浦友和)は親から継いだ金物屋を営んでおり、妻・伸子(南果歩)と長男・(新井浩文)、次男・(若葉竜也)の4人家族、庭付きの一戸建てに暮らしています。

一家の大黒柱である清はいつも高圧的な態度で、自分の理想を家族に押しつけるひと昔前の亭主関白といった父親像。そんな父親のもとで育った2人の息子たち。

長男・保は清に従順な優等生で、清にとって自慢の息子に育ちますが、次男・稔は清に反発して育ち、自堕落な生活ぶり。

映画は葛城清が自宅の塀に書かれた落書きを消すシーンから始まります。

自宅の塀の落書きは次男(21歳)の稔が、8人の犠牲者を出す無差別殺人事件を起こしてしまったため、嫌がらせとして書かれたものでした。

裁判の結果、死刑が確定

その時、稔は傍聴席の清を見つめて、不敵な笑みを浮かべます。

稔の逮捕後、葛城家の自宅は清ひとりに。そこへ星野順子(田中麗奈)という女性が
訪ねてきます。順子は死刑制度反対を訴える活動家で稔と獄中結婚したことを報告に来ました。

順子の目的が理解できない清は「新興宗教か?」と言いますが、「妻として稔さんを支えたい」と順子は熱く語ります。そんな順子の強い思いは清どころか肝心の稔にさえ届いていません。

順子の名前すら覚えるつもりのない稔。

面会時に差し入れたワッフルにも「これからは現金にして。最低6万!」と冷たくあしらう始末です。

順子は母・伸子にも会いにいきます。精神的を病み、施設で暮らす伸子は正気を失っており会話が成立しません。稔の話が聞きたい順子はふたたび清がいる行きつけのスナックへ。

泥酔して「三年目の浮気」を歌う清。

冷たい視線を向ける他の客に「俺だって被害者なんだよ。俺が一体何をした!」とからみます。

あらすじ・ストーリー(中盤)

事件が起こる前の葛城家はどんな家族だったのか?

長男・保は結婚して家から独立。妻と子供と幸せに暮らしていました。保の奥さんと両親をまじえての食事会が顔なじみの中華料理店で行われた時のこと。味つけに腹を立て、店員を叱りつける清。

場の空気が凍り、食事も進まなくなりますが、威張りちらす清に保は何も言えません。食事会が終わり帰宅すると預かっていた保の息子がケガしていました。

私がケガさせてしまったと謝る伸子でしたが、本当は次男の稔が殴ってケガさせたのです。

言葉がみつからない保は「早く仕事を見つけろ」と言うのが精一杯。

「そのガキ、お前の目とそっくり。人のこと見下してんじゃねえよ」と吐き捨て、稔は自分の部屋へ。結局、清が伸子を平手打ちして、この状況をとりあえず収めました。

次男の稔は高校卒業後、部屋に引きこもるようになります。

そんな彼の口癖は「いつか一発逆転しますから」

伸子の育て方が悪かったから稔がこんな風になったと責める清。

何も言い返せない伸子は徐々に精神不安定になっていきます。

同じ頃、保は会社をリストラされます。誰にも言えず、通勤したふりをして、毎日公園で時間をつぶしていました。

いっぽう、近所の主婦にゴミ出しを注意された稔。その腹いせにゴミ捨て場を放火しますが
清に見られてしまいます。しかし、稔ではなくなぜか母親の伸子を叱りつける清。

すると伸子は「あなたのこと大嫌い。最初から好きじゃなかった」と激高。

清との生活に耐えきれなくなった伸子は家を出て、次男の稔とアパート暮らしを始めます。

清は伸子の居場所を探すよう保に命令。

2人が暮らすアパートを見つけた保は部屋にあがり、家に戻るよう説得しますが、どこかうわのそらな伸子。「最後の晩餐に何を食べる?」という話に。

そのとき、清が部屋に入ってきました。

清と稔の激しい喧嘩が始まり、清は台所にあった包丁を稔に向けます。

「家に帰るからもうやめて」

の伸子の一言でこの場はおさまり、伸子と稔は自宅に戻ります。

ラスト・結末(ネタバレ注意!)

以下、ネタバレ含みます。

その翌日、出勤するふりをして自宅を出た保は飛び降りてしまいます。

息子の葬儀で不可解な言動をする葛城一家。通夜の席で異常なテンションの伸子。

「だっせえ死に方」と兄の死を揶揄する稔。相談なく勝手に高額な棺に変更した清。

保の妻と両親は唖然とするしかありません。

伸子は保の妻を責めます。「保が自ら死を選んだのはあなたのせいよ」と。

「うそつき!どうしてこうなったか本当は分かってるんでしょ!」と反論され、伸子は返す言葉がありません。

夏のある日、通販でサバイバルナイフを購入した稔は自宅を出て繁華街へと向かいます。地下に続く階段を降りながらナイフを準備。

まずは地下道を歩く高校生を刺し、通行人を次々と無差別に襲っていきます。

被害者は8人でした。

死刑が求刑されてから1年後、稔の死刑が執行されました。

その報告をするため、順子は清のもとをふたたび訪ねます。

雑然と散らかった部屋で清はコンビニの蕎麦を食べていました。

息子の死刑執行を聞いた清は「今度は俺の家族になってくれ」と言って順子を押し倒します。

必死に抵抗する順子に対して「じゃ、3人殺したら俺と結婚するか」と声を荒げる清。

すると順子は「あなた、それでも人間ですか!」と捨て台詞を残して去っていきました。

清は庭に出てミカン木の前に立ちます。

その木は家を建てた時に植えたもの。

そのミカンの木に掃除機のコードを縛りつけ、清は首吊りをはかります。

ところが重みで枝が折れ、首吊りに失敗。

清は気が失せ、食べかけの蕎麦をすすり始めます。

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感想

ネタバレを含みつつ、あらすじなどについてご紹介しましたが、どこにでもいそうな葛城一家。それは近所の家族かもしれないし、自分の家族かもしれない。

それくらいリアルに描かれていましたが一歩間違えばどこの家庭でも、犯罪者が生まれてしまう危険性を示唆しているのかもしれません。

社会を揺るがす凶悪事件、決して自分と遠く離れた場所で起きているわけではないんですね。

子は親に似るという言葉がありますが、口だけ達者なところや偉そうな態度など、父の清と次男の稔がよく似ていたのもなんとも皮肉な話でした。

居心地の悪い120分と紹介しましたが、あまりに最悪すぎて笑えるシーンも多いので暗くて重たい作品だと身構えずに観てほしいなと思います。

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