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『ミッションインポッシブル2(2000年)』のネタバレ(あらすじ結末)と感想

映画『ミッションインポッシブル2(2000年)』のネタバレです。

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トム・クルーズ主演の大人気スパイ映画シリーズの第2作目。

前作の世界的大ヒットを受けて、より精度の高い脚本と高度なアクションを加えたことで、前作の負けず劣らずの大ヒットなりました。

大人気作品の本作ですが、観たい気持ちはあるものの、時間がなくてどうしても観れないという方もいるかと思います。

この記事ではそんな方のために、映画『ミッションインポッシブル2(2000年)』のあらすじをラストまでネタバレします。

※ラスト結末までネタバレしますので、まだ本作を未鑑賞の方はご注意ください。

ミッションインポッシブル2あらすじ

生化学の研究者であるウラジーミル・ネコルヴィッチはIMFに動画付きのメールを送ります。

そこには以前彼の命を助けた友人イーサン・ハントが工作員として働いていました。

動画でネコルヴィッチが話した内容は、「私を20時間以内にシドニーからアトランタに連れて行ってほしい」というもの。IMFからはすぐにそれを承諾する返事が来ます。

ネコルヴィッチは何かの薬を自らの体内に注射し、カバンを大事そうに持ちながら研究所から外へ。まもなくイーサンと合流した彼はアトランタ行きの飛行機に乗り込みます。

彼の説明では、自らの体に打った薬は新たに開発した猛毒のウィルス”キメラ”。そしてカバンに入っているのがその解毒剤である”ベレロフォン”でした。

「キメラに感染しても、20時間以内にベレロフォンを注射すれば命は助かる」とネコルヴィッチは説明。

ところが飛行機に不具合が発生し、天井から酸素マスクが降りてきます。

ほとんどの乗客はすぐにマスクをつけますが、なぜか彼らは気絶したように寝入ってしまいます。

イーサンはマスクをつけなかったネコルヴィッチを殴りつけ、その首を折って殺害。

さらに乗客に交じっていた仲間と落ち合うと、顔を覆っていたメーキャップを剥がします。

彼はイーサンになりすました別の男でした。

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グルだったパイロットとともに彼らはパラシュートで脱出。飛行機はそのままロッキー山脈に突っ込みます。

一方、本物のイーサンは休暇を取り、ロッククライミングをしていました。IMF本部にも場所を秘密にしていたのですが、緊急事態というので呼び出されることに。

詳しい説明は後回しで、まずナイア・ノードフ=ホールという女性をチームの一員にしろ、という指令が出ます。

イーサンはすぐにスペインのセビリアへ。ナイアはヨーロッパ各国から指名手配されている有名な泥棒。

セビリアに来たのも50万ポンド相当のネックレスを盗むためでした。

裏から手を回してセキュリティ係になりすましたイーサンは、彼女が盗む現場を押さえ、外へ連れ出します。

そこで仕事に協力してくれと告げるものの、ナイアは聞く耳を持たず車で逃走。

しかしイーサンは自らも車で彼女を追いかけ、崖際の道路で激しいカーチェイスに。

ナイアは対向車を避けようとして崖から落ちかけますが、イーサンによって助けられます。

その男性的な魅力に惹かれた彼女はイーサンと一夜を共にし、ようやく彼の話を聞く気になるのでした。

イーサンはその後、IMFの上司・スワンベックと面会。

ネコルヴィッチのIMFへの依頼とその死、イーサンの居場所が不明だったため、彼に変装したショーン・アンブローズがその仕事を引き受けたことを知ります。

どうやらネコルヴィッチを殺したのもアンブローズのようでした。

イーサンの今回のミッションは、アンブローズから”キメラ”とその解毒剤”ベレロフォン”を奪回すること。そして、その成功の鍵となるのがナイアです。

実は彼女はアンブローズの元恋人で、6ヶ月前に別れたばかり。ナイアをチームに加えることでアンブローズに近づきやすくなるはず。

ナイアの方も乗客たちを無慈悲に犠牲にしたアンブローズに腹を立て、進んでチームに参加。

しかし彼女を好きになっていたイーサンは、危険な任務をナイアに負わせることに気が進みません。

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ラスト・結末(ネタバレ注意!)

ナイアの体に正確な場所を知らせる発信機を埋め込んだ後、イーサンはわざとナイアを逮捕させ、そのニュースを広めます。

彼女にまだ未練のあるアンブローズは案の定彼女に接触。部下の男たちを派遣し、ナイアをシドニーまで連れてきます。

一方、イーサンは以前チームを組んだハッキングのエキスパートであるルーサー・スティッケルと、新たなヘリのパイロット・ビリーを招集。

ナイアがアンブローズと接触したと知り、衛星でその様子を探ることに。

ナイアは指令通りにアンブローズとよりを戻し、2人は仲良く競馬場へ。そこでビリーがナイアに接触し、小型の通信機を密かに手渡します。

彼女から直接情報を聞き出したイーサンは、アンブローズが新聞を使って誰かと”ベレロフォン”の売値について交渉していることを知ります。

また、アンブローズはその競馬場でバイオサイト製薬のCEOであるジョン・C・マックロイと会い、彼に何かビデオを見せていました。

バイオサイト製薬はネコルヴィッチが務めていた会社です。

ナイアの協力でそのビデオのSDカードを手に入れたイーサン。そこには”キメラ”によって研究員が血みどろになって死ぬ様子が映されていました。

イーサンは”キメラ”の詳細を知るためにマックロイを拉致。

死んだネコルヴィッチに変装し、マックロイに「お前は”キメラ”に感染している」と嘘をつき、彼から真相を聞き出します。

マックロイはインフルエンザを治す薬として”ベレロフォン”を開発させましたが、その効果を確かめるために”キメラ”まで作ってしまいました。

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その悪用を恐れたネコルヴィッチがそれを研究所から持ち出し、結局アンブローズの手に渡ってしまってしまいます。

アンブローズはマックロイを脅し、”ベレロフォン”に続いて”キメラ”の方を手に入れるつもりでした。

アンブローズが現在”ベレロフォン”しか持っていないなら、”キメラ”をすべて処分してしまえば、彼の野望を打ち砕けます。

イーサンたちは厳重に警備されているバイオサイト製薬へ潜入することを計画。

一方、SDカードのことでナイアに不審を覚えたアンブローズは、自らイーサンになりすましてナイアの裏切りを知ります。

さらにイーサンたちがマックロイを拉致したことを察知し、自分たちも”キメラ”の強奪を決行。

ルーサーの調べで”キメラ”はビルの42階に保存されていることが判明し、イーサンは屋上にある換気口を制御してもらい、そこからビルの内部へ。

研究室に忍び込んだ彼は機械を操作して”キメラ”を死滅させようとしますが、ちょうど研究室に入ってきたアンブローズの手下たちがそれを妨害。

注射器に入った1本の”キメラ”だけが残されます。

研究室に連れてこられたナイアはわざとその”キメラ”を自らの体に注射。イーサンに「私を撃って」と頼みますが、彼にはそんなことは出来ません。

なんとか研究室から逃れたイーサンは、危険を承知でアンブローズとマックロイの取引場所へ。

そこで”ベレロフォン”を強奪した彼はアンブローズと一対一の決闘を行い、相手を殺します。

一方、ルーサーは取引場所付近をさまよっていたナイアを発見。イーサンは奪った”ベレロフォン”を注射し、彼女の命を助けるのでした。

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感想・まとめ

1作目では原作のテレビシリーズの主役であるジム・フェルプスが犯人という、かなり凝ったプロットになっていたのですが、この2作目はもっとストレートな構成。

しかも1作目にはなかったイーサンの恋模様が描かれ、先行のスパイものである「ジェイムズ・ボンド・シリーズ」に近い雰囲気になっています。

意外だったのは、前作を成功させたブライアン・デ・パルマが降板したこと。代わって「フェイス/オフ」を大ヒットされたばかりのジョン・ウーが監督を務めています。

オーディオコメンタリーによると、ウー監督は恋愛場面の演出をミュージカル映画を参考にして行ったそうですが、どうも彼の資質に合わないらしく、その辺はあまりロマンチックな感じがしません。

やはり彼の本領が現れているのは後半のアクション場面。

特に取引場所のシーンとオートバイと車のカーチェイス、それにイーサンとアンブローズの対決はウー監督らしい派手な趣向が凝らされ、監督のファンでなくても思わず興奮させられます。

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