映画

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』映画のネタバレ!あらすじを紹介

2017年の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のあらすじとネタバレです。

原作は、累計1000万部を突破した小説。

日本が誇るベストセラー作家、東野圭吾の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』です。

映画『余命1ヶ月の花嫁』『甥の一生』の廣木隆一監督と脚本の斉藤ひろしが組んだ、スタルジーで温かい実写映画。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』にはたくさんの伏線があって、回収しながら、どんどん繋がっていくストーリーが魅力的です。

思わず映画館で「あ!なるほど…っ!」と、小さく声にしてしまうほどでした。

そんな129分間の感動のファンタジー、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のあらすじとネタバレをご紹介します。

※注意:この先、あらすじとネタバレがあります。これから映画を観る方、ご注意ください。


『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のあらすじ

物語は深夜の街を走る3人の若者から始まります。

リーダー的存在の敦也(山田涼介)と、幼馴染みの翔太(村上虹郎)幸平(寛一郎)

3人は、とある理由から大きな屋敷に入り、カバンを盗んで逃げてきたところでした。

車での逃走をはかるも、車が動きません。
焦る3人は、朝まで身を隠せる場所を探します。

たどり着いた廃屋は“ナミヤ雑貨店”でした。

シャッターのおりた寂しげなかつての雑貨店。

1980年には近所の子どもが集まる場所でした。
ハデな服の店主(西田敏行)が営む不思議な店。

敦也たちはここで身を隠すことに決めます。

そして朝になったら、サラリーマンにまざり逃げ出す計画でした。

するとシャッターの郵便口から1通の手紙が…。

それをみた3人は人がくる場所ならすぐに離れようと外へ出ます。

ところが走っても走っても同じ風景…。

やっと3人は、おかしなこの状況に気がつき、ナミヤ雑貨店に戻ります。

そして3人は投函された手紙を開いて見ることにしました。

手紙の内容は悩み相談。

実はナミヤ雑貨店はどんな悩みにも答えてくれる店との不思議な噂があり、投函主はこの店に悩みを相談をしてきたのでした。

ペンネームは魚屋ミュージシャン。

大学を中退して音楽の夢を追っている男性でした。

魚屋ミュージシャンは、身内に不幸があり、地元へ帰ってきていましたとのこと。

叔父からは家の魚屋を継ぐように迫られ、父親の体調も、自分の夢も不安定な現状。

その不安や迷いが綴られた手紙に3人は、あまりにも考えが甘いという感想を懐きます。

そして3人は返事を書き、“ナミヤ雑貨店”のルール、牛乳箱へ入れてみると、手紙は1980年代へ…。

そうです。実は3人は2012年を、魚屋ミュージシャンは1980年を生きていたのでした。

不思議な店で起きた不思議なこと。

なのに、手紙でのやり取りは乾いた言葉ばかりでした。

そんなとき、シャッターの向こうから音楽が。

魚屋ミュージシャンのハーモニカです。

オリジナル曲をナミヤ雑貨店に奏でています。

3人はなぜか聞き覚えがある曲でした。

外へ出ても、魚屋ミュージシャンはいません。

3人は手紙に初めて優しい言葉を乗せて牛乳箱へ。

(魚屋ミュージシャンは、ストーリーの伏線。その後のことは後半のネタバレに書きます)

次に3人に届いた手紙は若い女性からでした。

ペンネームは「迷える子犬」。

書かれた悩みは、仕事とお金のこと。
昼は事務員、夜は水商売で働く彼女。

夜の仕事先でお客さんから出た、愛人の誘い。

まとまったお金が必要だから迷っている、と。

不快感をあらわにする敦也。
ふたたび考えが甘いと再び吐き捨てます。

返事の手紙にも冷えた言葉を。

そんなやり取りの中、彼女は孤児で、親戚に育てられたことが判明。

そして親戚に恩返しがしたいこと、現在、家を差し押さえられるからお金が必要なこと。

それらを知って3人は見方を変えて彼女と真剣に向き合うようになります。

なぜなら、3人は“丸光園”という施設の出身。

親がいない幼少期からの心の傷がありました。

3人は彼女にアドバイスを送ります。

まずは、事務員として真面目に働くこと、愛人にならないこと、夜の仕事を辞めること。経済を学ぶこと、物件を買うこと、売ること。

世の中は変わりゆくこと、手紙を信じること。

手紙を読んだ「迷える子犬」はその後、アドバイス通りに生きていきました。

そして社会的に成功を収めることが出来たのでした。

(この女性の人生もまた、回収すべき伏線の1つ。地位を手にした迷える子犬のその後も後半で。)

手紙と牛乳箱による不思議な体験をした3人。

やがて外は少しずつ明るくなり、朝がきます。

この時、”あること”に気がついた翔太と幸平の2人は盗んだカバンを持って、外へ飛び出しました。

店に留まる敦也に届いたのは牛乳箱にある1通の手紙。

その差出人はいったい…?

ラスト・結末(ネタバレ注意)

この先、いよいよネタバレです。

魚屋ミュージシャンは魚屋にはならず、夢を追い、音楽を続けていました。

あの不思議な手紙から8年後のある日。
魚屋ミュージシャン、本名=松岡克郎(林遣都)は親と暮らせない子どもたちが生活する施設、“丸光園”に、慰問に行っていました。

子どもたちとクリスマスソングを歌い、あのハーモニカで奏でたオリジナル曲、『REBORN(リボーン)』を歌います。
歌詞はなく、爪弾くギターに優しい声が乗ります。

歌い終わった松岡のもとへ、弟と聴いていた、10歳の女の子が近づいて曲のタイトルを聞きました。

その女の子は1度聴いただけの『REBORN』をくちずさみ、松岡を驚かせます。

松岡は夢を諦めないことの大切さを女の子に語ったその日の夜、突如火災が発生。

松岡は女の子の弟を救い出しますが彼自身は火災でこの世を去ってしまいます。

この時の女の子は名はセリ(門脇麦)

彼女は25年後、歌手となり『REBORN』を歌っていました。

この魚屋ミュージシャンのオリジナル曲を敦也たちがなぜか知っていたのか?

実は3人ともセリと同じ施設「丸光園」の出身。

実に丸光園こそ3人と魚屋ミュージシャンを繋ぐ場所だったのです。

そしてもう一つ、3人のアドバイスで出世した女性、「迷える子犬」こと、本名=田村晴美(尾野真千子)

実はこの女性、3人が盗みに入った屋敷の住人で、3人に縛られカバンを奪われた被害者でした。

そもそも3人に狙われたのも“丸光園”が原因。

施設をラブホテルにしようとしていると、噂から彼女をターゲットに。

ところがそれは濡れ衣で真実は昔から“丸光園”へ援助をしていて、経営の傾きを知り力になろうとしていたのした。

彼女は3人が送ったあの手紙を、今でも大切に保管していた素敵な女性でした。

実翔太と幸平がカバンを持って飛び出したのは、カバンに”この手紙”が入っていたからでした。

自分たちの大きな間違いに気がついたのです。

その後、翔太と幸平がカバンを盗んだ屋敷に戻ると警察が。

その頃、1人で店に留まった敦也が牛乳箱を覗くと、そこには“ナミヤ雑貨店”の店主から届いた手紙がありました。

この不思議を確かめるために敦也が投函した、最後の相談への回答でした。

その手紙を書いたとき、店主は病で余命短く、息子に託した遺言の結末を大好きな店で、今は亡きかつての恋人、皆月暁子(成海璃子)と穏やかに見届けていたのです。

店主は、自分の回答が正しいものか、もしも、誰かを苦しめていたらと悩み、考えました。

そして息子あての遺言に、自分の死後、33回忌の1夜だけ“ナミヤ雑貨店”の悩み相談を復活させてほしいと書きました。

“ナミヤ雑貨店”から回答がきた人たちから回答がほしいと。

店主からすれば死後の先、ずっと未来のこと。
不思議な夜だから受け取れた回答の回答。

不思議な夜に書かれた白紙への回答は、敦也の心を動かし、成長させてくれます。

不思議な夜に店主が逢えた皆月暁子は、すべてを繋ぐ、“丸光園”の創設者でした。

そして、敦也たちが“ナミヤ雑貨店”に入った夜、その夜がちょうど店主の33回忌。復活のとき。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は本当に起こること。
悩み相談の回答がきた人たちのその後は、もちろんいろいろある人生。店主の回答は、いつも優しく寄り添う、温かなものでした。

白紙への回答は店主への素晴らしい難題で、その回答への敦也の返事はもう届かない。

素敵な出会い。手紙で人が、人生が動く。
どうにもできない別れの切なさに心が泣く。

最後は、3人そろって被害女性のもとへ。

その後、真面目に働く彼らが映ります。

End

感想

Hey!Say!JUMPの山田涼介さんの、クールな演技を初めて見て驚きました。

ふとした表情が、すっかり大人の男ですね。
門脇麦さんの歌唱力にも驚きです。

ストーリーにも役者さんにも驚かされて、飽きることのない映画です。

ネタバレに書いた、伏線の回収が本当に見事。
モヤモヤが残らず、スッキリと観られました。

山下達郎さんの『REBORN』も泣かせます。
切なくて優しくてノスタルジーでピッタリ。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、東野圭吾さんの原作も読んでみたくなりました。