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アニメ映画『二ノ国』がひどいと話題?あらすじネタバレと評価・感想まとめ!

レベルファイブ製作のゲームを原作にした映画『二ノ国』。ゲームの世界観を元に、映画オリジナルのストーリーが展開された作品で、2019年8月23日より公開されました。

引用:https://www.eiga-8.com/review/ninokuni/

もともと原作ゲームのアニメーションパートをスタジオジブリが制作していた他、ジブリ出身の百瀬義行監督や、ジブリ作品の音楽でもお馴染みの巨匠・久石譲さんが参加するなど、「ジブリっぽさ」を感じさせる雰囲気が話題となっていた本作でしたが、公開直後から一部で「ひどい」と話題になっているようです。

今回は、映画『二ノ国』のあらすじを結末までネタバレでお届けするとともに、評価と感想を紹介します!正直なところ、ひどいと話題になるのもわかる出来でした、、。笑

それでは見ていきましょう!


映画『二ノ国』あらすじネタバレ

ユウ、ハル、コトナ

足が不自由ながら心優しく頭脳明晰な少年ユウ、バスケ部のエースのハル、そしてハルの恋人であるコトナの3人は、幼い頃からの親友だった。

引用:https://ttcg.jp/human_shibuya/movie/0578800.html

ユウは、内心に秘めたコトナへの好意を2人に悟られないように気をつけつつ、ハルとコトナが付き合っていることを複雑な思いで見守る日々を過ごしていた。

ある日、コトナが謎の人物に襲われ、ナイフで腹を刺されてしまう事件が発生する。ユウとハルは、コトナを急いで病院へ連れて行こうとするが、途中で事故に遭いそうになる。その瞬間2人は、元いた世界”一ノ国”と並行して存在する異世界、”二ノ国”に飛ばされる。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=389hkb0SPX0

二ノ国では、ユウの足が治っていて自由に歩けたり、犬男などの獣人やその他空想上の生物が当たり前のように存在していたりなど、全く異なる世界が広がっていた。

状況が飲み込めないながらも、ユウとハルは、コトナを探し出すべく、コトナに瓜二つの人物・アーシャ姫に会いに王宮へ向かう。

ユウとアーシャ姫

ユウたちが王宮についてみると、アーシャ姫は、呪いの短剣を腹に刺され、生死の境目をさまよっている状態だった。

アーシャの呪いを解くべくやってきた医師団の積荷に紛れ込むことで、アーシャの部屋まで潜り込んだユウとハル。

呪いを解こうとした医師団が呪い返しに合い、跡形もなく消滅させられてしまう中、ユウは自分でもなぜかわからないままに、アーシャに刺さった呪いの短剣を抜くことに成功する。

引用:https://adventureworld555.com/ninokuni-hukusen-6408

しかし、意識を取り戻したアーシャにハルが「コトナ」と呼びかけてみるも、アーシャはコトナではなかった。

一旦城下町に戻り、一晩を過ごすことにしたユウとハル。「これはきっと夢だ」とヤケになったハルが酒場で馬鹿騒ぎをする一方、やはりアーシャがコトナに関係しているのではないかという考えを捨てきれないユウは、アーシャに会いに1人王宮へ向かう。

ユウがアーシャの部屋へ向かうと、アーシャは自身に残った邪気を祓う儀式に出かけるところだった。アーシャの儀式に同行することになったユウは、常に姫としての振る舞いを要求されてしまうアーシャが、本来は年相応の少女であることを知る。

2人は互いに色々なことを話し、仲を深めるのだった。

引用:http://www.pashplus.jp/anime/154945/

翌朝、ユウとハルは、姫を呪いから救った英雄として王宮から呼び出される。しかし、魔法宰相ヨキから「2人は王を討つために黒旗軍が放った刺客なのではないか」という疑いを向けられ、取り押さえられそうになってしまう。

捕縛されることを避けるため、ユウはハルに一度元の世界である一ノ国に戻ることを提案する。”命の危険”が世界を行き来するトリガーになっているのではないかと推測していたユウは、包囲の隙を突いてハルとともに自ら炎に飛び込むのだった。

コトナを襲う異変

無事に一ノ国に戻った2人。すると、コトナが腹を刺されたという出来事自体が綺麗さっぱり無くなっていて、すっかり安心するハル。

一方、代わりにトラックがビルに突っ込むという事故が発生しており、その事故での死者が、呪い返しに遭って跡形もなく消滅した医師団とそっくりだったことにユウは不安を覚えるのだった。

あくる日、コトナが学校に登校してこなかった。話を聞きにいったユウとハルは、コトナに悪性の腫瘍が見つかり、余命三ヶ月と宣告されたという衝撃の事実を知らされる。

引用:https://animeanime.jp/article/2019/08/22/47822.html

「コトナに死の宣告がされたのは、アーシャに命の危険が迫っているからだ」と考えたユウは、もう一度二ノ国に行ってアーシャを助けようとするが、ハルは逆に「アーシャを助けたから、代わりにコトナが危険になっているんじゃないか?」とユウを疑う。

2人の口論が取っ組み合いに発展したとき、コトナを刺した謎の人物が2人に向かって飛びかかり、ユウとハルは再び二ノ国へと飛ばされる。

ユウvsハル

ハルが飛ばされたのは、アーシャたちのエスタバニア王国と敵対する”黒旗軍”の拠点だった。

ハルは、黒旗軍の最高指導者ガバラスから、「一ノ国と二ノ国の命の総量は決まっていて、死ぬ定めの者を助けると、代わりに別の世界の同一人物が死ぬことになる」と言われ、コトナを助けるためにアーシャを討つという思いを強くする。

ハルは黒旗軍に加わり、エスタバニア王国への進軍を開始する。

一方エスタバニアの王宮へと向かったユウは、自分が刺客ではないことを証明するために、自らがアーシャを護る近衛兵となり、黒旗軍に加わったハルを討つように言われる。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=iLDkJqHbpeA

黒旗軍は着々と進行を進め、城門まで到達する。ガバラスから暗黒戦士の鎧を与えられたハルは強大な力を有しており、アーシャ姫を守る騎士団の女隊長・ヴェルサを難なく撃破。黒旗軍は、彼女がもつ様々な情報を得るべくヴェルサを捕縛して連れ去る。

一方、城内に踏み込もうとしたハルの前に、ユウが立ちふさがる。説得しようとするユウをハルは聞き入れず、互いに剣でやりあう2人。戦いは互角で、互いに剣を相手の喉元に向けて振り下ろした瞬間、2人は再び一ノ国に飛ばされる。

映画『二ノ国』あらすじ結末ネタバレ

ここから映画の結末についてのネタバレがあります。未見の方は注意してください。

“命の繋がり”の真相

一ノ国に戻っても、やはりユウの説得を聞き入れようとせず、アーシャを討つことに固執するハル。

どうしてもアーシャとコトナの両方を助けたいユウは、二ノ国でヴェルサが黒旗軍に連れ去られたことを思い出す。ヴェルサは、2人がこの世界で「サキ姉」と読んで慕う女性とそっくりだった。

引用:https://gigazine.net/news/20190411-ninokuni-trailer/

一ノ国と二ノ国の”命の繋がり”について確証を得るべく、ユウはハルを連れてサキの元へと向かう。

2人がサキの元に到着すると、コトナを刺した謎の男がサキの前に姿を現していた。男は、二ノ国からやってきた刺客だった。ユウは、やはり互いの世界の似た人物の命が繋がっていることを確信しつつ、ハルとともにサキを連れて走り出す。

3人は車に乗って逃げようとするが、男は蜘蛛型の化け物に変身して追ってくる。

逃げながら、男がサキのことを「サキ姉」と読んだことをサキから聞いたユウは、刺客を一ノ国へ放った黒幕が誰なのかを悟る。

直後、サキの見事な運転でなんとか男を巻くことに成功するが、そのまま車ごと川に突っ込んでしまい、ユウとハルは三度”二ノ国”へと飛ばされる。

黒幕の判明

王宮に戻ったユウとハルは、一ノ国に刺客を放った人物として、エスタバニア王国の魔法宰相・ヨキを糾弾する。刺客が「サキ姉」というユウたちしか知らないはずの呼び名を知っていたのは、王宮でのユウたちの発言を手がかりに刺客が放たれていたからだった。

問い詰められたヨキは、自分が黒旗軍の最高指導者ガバラスであることを明かす。そしてその真の正体は、現エスタバニア王国国王の兄・セイオディアだった。

引用:https://www.cinematoday.jp/news/N0110682

セイオディアは、父である先代国王により敵国バデロニアに養子に出されていた。しかし、エスタバニアとバデロニアとの戦争が勃発してしまい、先代国王は泣く泣くバデロニアを滅ぼし、その戦争の最中でセイオディアも一度死んでいた。

しかし錬金術により再び蘇ったセイオディアは、自身が新たな王となるべく、魔法宰相としてエスタバニアに入り込み、機会を伺っていたのだった。

最終決戦

正体を現したヨキは、翼を持つ化け物へと姿を変貌させ、ユウたちに襲いかかる。戦いの最中、コトナを庇って重傷を負ってしまったユウの前に、幼い頃、病院で出会ったおじいさんが姿を表す。

おじいさんはかつて二ノ国からやってきた勇者で、”勇者の証”を受け継ぐべき相手を探していた。おじいさんはユウに勇者の証を託し、一ノ国へと戻っていく。

単なる杖かと思われた勇者の証は、バデロニアとの戦争終結のあと失われたと思われた聖剣グランディオンだった。グランディオンを手にしたユウは、ヨキを翻弄する。

1人では決定打を食らわせられない中、最後はユウとハルの連携により、ヨキを倒すことに成功するのだった。

ヨキの魔力の消滅とともに、ヨキが一ノ国へと刺客を送るために開いたゲートが閉じ始めてしまう。

一度は2人ともゲートに飛び込むユウとハルだったが、ユウは「ハル、ごめん。俺はお別れだ」という言葉を残し、1人二ノ国へと戻っていくのだった。

ユウとハル

一ノ国に戻ったハルが目を覚ましたのは病院のベッドの上で、車ごと川に落ちた日から一ヶ月が経っていた。コトナが手術を受けて病巣を取り除くことに成功したと聞き、喜ぶハル。

しかしハルが「ユウにも早くこのことを聞かせてやりたい」と言うと、直後は同意しかけたサキとコトナから、ユウについての記憶が失われてしまうのだった。そしてハルは、ユウが二ノ国からやってきた自分自身だったことに気づく。

引用:https://www.movies-collector.com/?p=147002

一ノ国と二ノ国で命が繋がっている人間は、どこか似たところを持っていた。ユウとハルは、別世界の同一人物だったからこそ、コトナとアーシャという同じ人物を好きになったのだった。

ハル「ユウ、今は前以上にお前を近くに感じるよーーー」

一方、二ノ国では、ユウはアーシャと結ばれ、婚礼の儀が執り行われるのだったーーー。

映画『二ノ国』の評価と感想

映画『二ノ国』の評価および感想ですが、率直に言って「色々もったいないなぁ…」という印象でした。

監督はスタジオジブリやスタジオポノックで活躍した百瀬義行さん、そして音楽はジブリ作品を始め数多くの名作で映画音楽を担当してきた巨匠・久石譲さん、さらに題材もファンタジーということで、ジブリ作品を思わせる予告編など期待値は高かったのですが、いかんせん脚本がよくなかったですね。

引用:https://gigazine.net/news/20190411-ninokuni-trailer/

予告編でも示されていた「二ノ国で尽きるはずの命を救えば、一ノ国の人間がその代償を払うことになる」という設定が物語のキーになる部分だったはずなのですが、実際に映画を見ると、むしろ最初から「片方を救うと、もう片方も助かる」という事例しか生じておらず…

「片方を救うと、もう片方がその代償に死ぬ」というのは、登場人物が勝手にそう思い込むだけで話が進んでいくような印象を受ける構成になってしまっていました。

おかげで、「コトナを救うためにアーシャを討つ」というハルの決意が全くトンチンカンに見えてしまい、”ユウとハル、親友だったはずの2人が戦わなければならない運命にーーー”という展開に悲壮さが全くない状態になってしまっていました。これでは「ひどい」と話題になるのも頷けます。

王道ファンタジーな世界観は雰囲気が出ていて良かったですし、主役3人を演じた山崎賢人・新田真剣佑・永野芽郁といった旬の俳優陣や、宮野真守、坂本真綾、梶裕貴、山寺宏一などの豪華声優陣が揃っていたので、本当に脚本さえ良ければ…と思わされる勿体なさでした。

まとめ

以上、映画『二ノ国』あらすじを結末までネタバレしつつ、評価と感想を紹介しました!

ジブリ作品を思わせるような雰囲気までは良かったんですが、全体としては「ひどい」と言わざるを得ない出来でしたね。制作陣が豪華だったがゆえに、なかなか勿体ない作品でした。