スリラー

『ノー・エスケープ 自由への国境』ネタバレ(結末)と観た感想・レビュー

映画『ノー・エスケープ 自由への国境』のネタバレです!

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トランプ大統領が壁をつくると言っている、アメリカとメキシコの国境。

いまはまだ壁で隔てられてはいませんが、国境地帯では何が起きているのでしょうか?

ノー・エスケープ 自由への国境』は国境付近の砂漠地帯で密入国者たちが正体不明の襲撃者に狙われるサバイバルスリラー

じつにタイムリーな設定ですが、政治色が強めな作品ではなく、スリリングな逃走劇を
シンプルに楽しむエンタメ作品です!

今回はそんな映画『ノー・エスケープ 自由への国境』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。

また観た感想・レビューなどもあわせてお伝えしていきます。

※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。


あらすじ・ストーリー

では、まずあらすじから。

舞台はアメリカとメキシコの国境付近。
どこまでも荒地が広がる砂漠地帯です。

日の出時刻、1台のトラックが砂漠を通過。

荷台の中には16人のメキシコ人が肩を寄せあい目的地を目指しています。

目的地は自由の国・アメリカ。

彼らはアメリカに不法入国するため、ブローカーに金を支払っていました。

緊迫した空気が漂うなか、車の整備士をしているモイセス(ガエル・ガルシア・ベルナル)
のリュックの中から突然話し声が!

それは息子がくれた喋るおもちゃの誤作動でしたが、緊張した荷台の空気が一瞬なごみます。

ところが、運が悪いことに砂漠の真ん中でトラックが故障。

道案内役としてブローカー2人が同行し、16人のメキシコ人は徒歩で国境を抜けアメリカを目指すことになりました。

全員トラックの荷台から降ろされ、トボトボと歩きはじめます。

有刺鉄線が緩く張られただけの国境に到着。
それをくぐり抜け、ついにアメリカへ。

同じ頃、砂漠を走る1台のトラックが彼らに近づいていました。

国境付近で暮らすアメリカ人のサム(ジェフリー・ディーン・モーガン)が猟犬のトラッカーとともに不法入国を試みるメキシコ移民の監視にやって来たのです。

不法入国の集団はいつのまにか足の速いグループと遅いグループに分かれてしまいますが、速いグループとの距離は広がるばかり。

遅いグループはブローカーも入れて5人。
その中には若い女性や、体力のない太めの青年、そして彼らを保護するモイセスがいました。

そのとき、突然先を歩いていた足の速いグループに銃弾が撃ち込まれます。

不法移民の監視に来ていたサムが岩陰からライフルで狙っていたのでした。

この狙撃により、道案内をしていたブローカーが死亡。

一緒に歩いていたメキシコ人らはパニックに。

身の危険を感じてバラバラに逃げますが、そんな彼らをサムは一人ずつ射殺していきます。

まるで”狩り”を楽しむかのように…。

横たわる不法入国者たちの死体に向かって「自由の国へようこそ」と不気味な笑いを浮かべるサムでした。

ひとまず助かった、遅いグループのモイセスたちですが、水も武器も逃げ場もない状況で、無事に逃げきることはできるのでしょうか?

ラスト・結末(ネタバレ注意!)

以下、ネタバレ含みます。

仲間が殺されていく地獄絵図のような光景を高台から見ていたモイセスたちは来た道を走って引き返します。

しかし、モイセスたちも猟犬に気づかれてしまいます。

次の標的を見つけたサムは彼らを追うようトラッカーに命令。

足の速さでは猟犬に敵うわけもなく、5人のうちの1人が噛み殺されます。

それでもまだ猟犬は追ってきます。
逃げた先は崖っぷちでした。

向かいの岩場に一人ずつ跳び移りますが、太めの青年だけは怖くて跳べません。

それでも勇気を振り絞って跳び移った瞬間、サムの銃弾が命中。青年は崖下へ…。

しかし仲間の死を嘆いている余裕はありません。

残ったのはモイセスと案内人のブローカー、そしてアデラという若い女性の3人だけ。

3人は猟犬と襲撃者から逃げるため、足幅数センチの岩場に張りついて横移動。

しかし、一番うしろにいたブローカーが猟犬に吠えられて足を踏みはずし、地面に落ちてしまいます。

そして命乞いもむなしく、サムによって銃殺。

全員始末したと思って立ち去ろうとすると、モイセスが持っていたおもちゃが誤作動。

存在に気づかれてしまいます。

しかし、時刻はもうすぐ夕暮れ。

遠くまで逃げられないだろうとの判断からサムは彼らの追跡を翌日にまわします。

砂漠で一夜を過ごすことになったモイセスとアデラは、それぞれ不法入国の目的を話しはじめました。

アメリカに残してきた妻子と再会するため国境をこえたモイセス。

地元は危険だから安全なアメリカへと両親に言われて国境をこえたアデラ。

いっぽう、サムも砂漠で野宿。

「ここも昔は良かったのに移民のせいで…」とトラッカーに語りかけるサムでした。

朝を迎え、サボテンの影で用をたすアデラ。
眼下にサムのトラックを見つけます。

名案が浮かんだアデラ。
モイセスに相談しに行こうとすると足元には大量の毒蛇が。

なんとか毒蛇を追いはらい、トラックを奪って逃走するプランをモイセスに提案。

喋るクマのおもちゃをおとりに使い、サムと猟犬をおびき寄せ、その隙に2人はトラックまで猛ダッシュ。

しかし、トラックには鍵がかかっており、ドアを開けるのにもエンジンをかけるのにも大苦戦。

それでもなんとかトラックは動き出し、無事に逃げ出すことに成功します。

喜んだのもつかの間、助手席のアデラが左腕を撃たれます。

そしてトラックはサボテンに激突し横転。
2人はトラックから脱出します。

水と薬箱だけを持って砂漠を逃げますが、アデラの左腕からはポタポタと血が…。

地面に落ちた血の跡をたどって、2人を行方を捜すサムとトラッカー。

サイモスはアデラをサボテンの陰に座らせ、傷口の応急手当をします。
その時、薬箱の中から信号銃を見つけました。

もうこれ以上は歩けないアデラ。
このままでは2人とも殺されてしまうため、モイセスはアデラをひとり残し岩山へ。

そして信号銃を打ち上げました。

重傷のアデラの追跡をあきらめ、狙いをモイセスひとりに定めたサム。

トラッカーに命令し、後を追わせます。

サボテンが生いしげる一帯を棘にさされながらほふく前進するモイセス。

そこへトラッカーの足音が迫ってきます。
モイセスに襲いかかるトラッカー。

すると、トラッカーの口元めがけてモイセスは信号銃を撃ちこみました。

もだえ苦しみながら死んでいくトラッカー。
その姿を見て泣き崩れるサム。
サムのなかでモイセスへの復讐心が湧き上がります。

ここからは逃げるモイセスとそれを追うサムとの一対一の勝負。

摂氏50度の炎天下、水も飲めない状況は2人から体力を奪っていきます。

まさに消耗戦!

2人の距離は確実に近づいていますが、ギリギリ岩陰に隠れながら逃げるモイセス。

そして岩の上にのぼり息をひそめます。
その時、ライフルを持ったサムが岩の真下に!

丸腰のモイセスはチャンスは今しかないと上からサムに飛び掛かります。

岩山を転がり落ちていく2人。

サムは足を骨折。スネからは骨も。
歩くことはできません。

モイセスはライフルを奪い、仲間を全員殺された恨みをぶつけますが、「砂漠に殺されろ!」と言い残してサムをその場に置き去りにします。

モイセスはアデラの元に戻りました。

ぐったりした彼女を背負い、ハイウェイがある方角へ歩き出します。

日暮れ時刻になり、砂漠を歩くモイセスの後ろ姿で映画は終わります…。

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観た感想・レビュー

ネタバレを含みつつ、あらすじなどについてご紹介しましたが、『ノー・エスケープ 自由への国境』は『ゼロ・グラビティ』のスタッフが製作したというだけあって世界観が近かったですね。

宇宙か砂漠かの違いはあれど、絶体絶命の状況でも最後まで希望を捨てない、そんな生きることへの執着がスクリーンからひしひし伝わってきました。

緊迫したシーンが続くなか、終盤のモイセスとサムの追いかけっこはコントみたいで笑っちゃいました。

『8時だョ!全員集合』の「志村~!うしろ、うしろ~!」状態。
(40代以上の人にしか通じない・苦笑)

モイセスがラストに見たハイウェイの光、あれは本物だったのだろうか?

本物であってほしいな。
そして妻子との再会を果たしてほしい。

移民問題で揺れているのはアメリカだけでなくヨーロッパもですが、反移民感情の高まりが選挙結果にも反映されつつある昨今、映画のような対立が激化しないことを祈るばかりです。

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