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『プラネタリウム』映画のネタバレと感想を紹介!

ナタリー・ポートマン主演の映画『プラネタリウム』のネタバレを紹介します。

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本作『プラネタリウム』は、昨年のヴェネチア国際映画祭のオープニングを飾った注目のフランス人女性監督レベッカ・ズロトヴスキ監督の最新作。

主演は『ブラック・スワン』のアカデミー賞女優ナタリー・ポートマン

そしてその妹役にあのジョニー・デップの娘・リリーローズ・デップが出演しています。

今回ナタリー・ポートマンは初めてのフランス語での演技に挑戦しました。

信じたものだけが見ることができる降霊術。

暗くしないと見ることができない映画、そして夜にならないと見られない星。

『プラネタリウム』というタイトルは「見えないものをどうとらえるか」という作品のテーマを暗示しています。

今回はそんな魅惑の映画『プラネタリウム』のあらすじ・ネタバレを紹介していきます。

※この記事はラスト結末までネタバレしています。


映画『プラネタリウム』のあらすじ

 

とある、クロークルームの受付係に一人の女性が立っています。

彼女の名前はローラ(=ナタリー・ポートマン)

偶然、彼女を知る昔の知り合いの女性と出会い、ローラは過去に想いを馳せます…。

1930年代ー

パリに向かうアメリカ人のローラと妹のケイト(=リリー=ローズ・デップ)

美しく聡明な姉のローラは野心家で、妹のケイトと共に”降霊術(幽霊を呼び出す術)”を披露して、パリ社交界で成り上がろうとしていました。

いっぽう、ケイトは内向的な性格。そして実際に降霊術を行うのはケイトでした。

2人の降霊術はパリ社交界で話題を呼び売れっ子になります。

その降霊術を見ていたフランス人映画プロデューサーのコルベン(=エマニュエル・サランジェ)

“新しい映画”を作ることを夢見ていた彼は、2人の降霊術を見てインスピレーションを得ます。

そして、姉妹2人を自宅に招いたコルベンは、間近で降霊術を体験してその不思議な世界にどんどん魅了されていきました。

コルベンは2人と契約。

降霊術で降りてきた霊をフィルムに焼き付けるという革新的な映画を作ろうとします。

こうして姉妹は撮影に携わる間、コルベンの家で暮らすようになりました。

いざ、撮影に臨むとケイトは特殊な環境に置かれたこともあってか、いつも通りにふるまうことができません。

ローラに関しては、思いのほかカメラ映えしたことから、作品はローラを主演にする形ですすめることになりました。

女優として大成していきたいと思い始めていたローラは、フランス語を覚え、男優とのラブシーンも積極的に演じていきます。

才能あふれる2人との出会いに、コルベンは「自分の人生を変えてくれた」と心から感謝します。

そんなコルベンに対して、ローラは次第に惹かれていきました。

しかし、降霊術を真に行っているのは妹のケイトだと理解したコルベン。

姉ローラよりも妹ケイトと接するようになります。

そしてコルベンとケイトの間に流れる濃密な関係。

2人の関係にローラは嫉妬をおぼえ始めます。

ローラは他の俳優と遊びに出たりして気晴らしをしようとしますが心は晴れません。

いっぽう、ケイトはコルベンに全幅の信頼を置くようになって、危険な電磁波装置を使った実験にも応じていきました。



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映画『プラネタリウム』のラスト・ネタバレ

ローラが撮影で地方に向かっている最中、ケイトとコルベンは危険な実験を続けていきます。

何とか結果を出そうと躍起にあるコルベンは、ケイトに危険な実験をさせるようになりました。

それでもいケイトは健気にコルベンに従っていきます。

しかしコルベンの狂気的な行動はドンドンエスカレート。

企画を応援していた同僚たちも彼の異常さに、徐々に遠ざかっていきました。

そして実験の悪影響でケイトは病に倒れてしまいます。

診断は当時は不治の病といわれた白血病でした。

コルベンはケイトに心からの謝罪をしますが、ケイトは悲しまないように逆にコルベンを慰めます。

ローラも女優の仕事を休んでローラの看病にあたります。

コルベンは降霊術を捉えたとした映画を映画会社の仲間たちに見せますが、嘲笑を浴び結果として会社を解雇。

さらにコルベンが抱えていたある事情から連行・逮捕されてしまいます。

実は彼はフランス人と名乗っていましたが、実はナチスドイツから国を追われたポーランド出身のユダヤ人でした。

やがて、フランスに進駐してきたナチスによって収容所へと送られていきました…。

女性との会話でそんな昔のことを思い出してたローラ。

その女性に話によると、その後ケイトは白血病が発症し闘病の末に亡くなったとのことでした。

それを聞いたローラは、ケイトとの過去を思い出しながら、深い懐古の情に浸ります。

その後、ローラは女性の口利きで、端役とはいえ女優業に復帰することができました。

窓越しに見上げる書き割りの夜空には無数の星が輝いていました。

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映画『プラネタリウム』の感想

ウディ・アレン監督「ミッドナイト・イン・パリ」でも描かれた狂騒の1920年代の残り香と、ナチスドイツの足音が聞こえてくる1930年代のフランス・パリ。

まず、当時のヨーロッパ情勢、パリの情勢(1940年にナチスドイツによってパリは占領されましたを知らないとこの映画自体に入り込みにくいです。

映画プロデューサーのコルベンも実はポーランドから逃亡者ゆえに、身分を偽り、名前を偽っています。(ちなみにナタリー・ポートマンはエルサレム生まれです)。

終盤、コルベンが映画会社を追われるだけでなく、一気に連行・逮捕され収容所送りになる流れもその時代背景を知ったうえでやっとわかります。

フランスというかヨーロッパで映画を見るときは、このくらいの知識があることが前提条件として求められているのでしょうか?映画の見方についていろいろ考えさせられました。

一方で映画に関わる者にとっては、この映画はなかなかに苦々しい作品でもあります。

映画製作の内幕ものを描いた映画は今までもたくさんありますが、『ラ・ラ・ランド』『カフェ・ソサエティ』もそうであるように、内容はそれなりに俗っぽい部分も描かれています。

ただ、この映画『プラネタリウム』は映画製作にある俗っぽさに加えて映画製作者の持つ一種の“山っ気”(賭博師根性)にかなりピントを合わせてきている、ピュアな妹ケイトはともかくとして、一気に形勢逆転を狙って奇策にでるコルベン、そして女優に向いていると言われてすっかりその気になって、のし上がろうとする姉のローラ。

実際、映画界には山師のような人もいて大成功してみせて、一躍時の人になったかと思ったらいつの間にかどこかに消え去ってしまう人が沢山います。

映画は博打という人もいますが、個人的には博打感をどれだけ捨てられるかが映画ビジネスの大事さでもあるので、過剰なまでにリスクを容認するような人にはあまりお近づきになりたくない。

一発逆転の奇策に出たり、色んなものに迎合したり、映画製作にはいろいろとついて回ります。

この映画を見て映画の見方、映画との関わり方にいろいろと考えてしまいました。

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