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映画『クワイエット・プレイス』あらすじ・ネタバレ(ラスト結末)と感想!

映画『クワイエット・プレイス』のネタバレです!

低予算にもかかわらず全米で大ヒットを記録し、社会現象を起こしたサバイバルホラー『クワイエット・プレイス』

音に反応して人間を襲う”何か”によって人類が滅亡の危機に瀕した世界で、生き残った一組の家族を襲う恐怖を描いた作品です。

主演は『ボーダーライン』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラント。その夫役を実生活でも彼女の夫であるジョン・クランシスキーが演じ、監督・脚本も務めています。

沈黙と緊張感に包まれた90分間の恐怖体験。一家は生き残ることができるのか?!

今回はそんな映画『クワイエット・プレイス』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。

※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。


「クワイエット・プレイス」のあらすじ

では、まずあらすじから。

2020年、人類は音に反応する”何か”に攻撃されて絶滅寸前でした。

そんな中、音を立てないよう手話でコミュニケーションをとる一組の家族がいました。父のリー(ジョン・クラシンスキー)と母のエヴリン(エミリー・ブラント)、聴覚障害をもつ長女のリーガンと2人の息子たち。

一家にとってサバイバル生活89日目のこと。荒廃した街の雑貨店で薬を探していると、末っ子のボーが店内から飛行機のオモチャを持ってきました。

音を発するオモチャだったため、父親のリーは電池を抜いて店内に戻しますが、長女のリーガンはこっそりオモチャを渡してしまいます。

出典:https://quietplace.jp/

そうとも知らず一家は家路を急ぎますが、一番後ろを歩いていたボーがオモチャをいじって音を出してしまい、”何か”に瞬殺されてしまいました。このことで責任を感じてしまったリーガンは自分を責めつづけ、父との関係もギクシャクしてしまいます。

サバイバル生活472日目。母エヴリンのお腹には赤ちゃんがいました。

リーは家の地下にモニタールームを設け、監視カメラで外の様子をつねにチェック。さらに無線電波を飛ばして世界中にSOSを発信しますが、どの国からも反応はありませんでした。

裸足で生活をし、無言で食事をする一家でしたが、長男のマーカスがうっかりランプを倒してしまい音を立ててしまいます。”何か”の襲撃におびえる一家でしたが、さいわいなことに見つからずやりに過ごすことができました…。

「クワイエット・プレイス」のラスト・結末(ネタバレ注意!)

以下、ネタバレ含みます。

サバイバル生活473日目。リーは外の世界におびえるマーカスを連れて食糧の確保に出かけます。家で留守番をするリーガンには、周波数を増幅させた手製の補聴器をリーガンに渡しました。ところが、リーガンはボーの供養をするため、こっそり家を抜け出してしまいます。

リーとマーカスは川で魚釣りを。流水や滝の音など、自然が生みだす大きな音には”何か”も反応しないため、親子は滝の裏側にまわり、久しぶりに声を出しての会話を楽しみました。

出典:https://quietplace.jp/

その後、森を歩いて家路を急ぎますが、老婆の遺体とその近くで佇む老人に遭遇。親子は生存者がいたことに驚きつつも、声を出すことができないため、目で老人に合図を送りますが、老人が大声を出してしまい”何か”に殺されてしまいます。

その頃、産気づいたエヴリンは陣痛の痛みと必死に戦っていましたが、階段を下りる際に誤って釘を踏んでしまい音を出してしまいます。その音を聞きつけた”何か”が家の中に侵入。エヴリンは痛みに耐えながらも、外に向けて危険信号のランプを灯しました。

”何か”が迫ってくる中、エヴリンはタイマーを使って”何か”の気をそらすことに成功。その隙にバスルームに逃げ込みます。

危険信号のランプを見たリーとマーカスは急いで家に戻りますが、家の中には鋭い刃物のような触手と巨大な耳のような器官をもったモンスターがいました。音に反応する”何か”とはそのモンスターでした。

大きな音を立ててモンスターの意識を別な方へと向けるため、花火を打ち上げるようリーはマーカスに指示を出します。マーカスが花火を打ち上げると、その音に反応したモンスターが家の外へと飛び出していきました。そしてエヴリンは、花火が上がった瞬間に叫び声を上げながらバスタブの中で出産しました。

モンスターが外に出ていった隙に、リーはエヴリンの救出に向かいます。血だらけのバスタブを見て、手遅れだったかと肩を落としたそのとき、エヴリンが生まれたばかりの赤ちゃんを抱いて現れました。

互いの無事と赤ちゃんの誕生をよろこぶ2人でしたが、モンスターが戻ってくる前に急いで別棟の地下室へと身を隠します。泣きわめく赤ちゃんには酸素マスクをつけて、泣き声が漏れないよう箱の中へ。

末っ子の命を守れなかった後悔を口にしたエヴリンは、リーガンとマーカスだけは何があっても守って、とリーに託しました。

いっぽう、花火が上がったのを見て家族に何かがあったことを察したリーガンは自宅に急行しますが、途中でモンスターに襲われてしまいます。しかし、リーガンの補聴器がハウリングを起こし、どうやらその音が苦手らしいモンスターは退散してしまいました。

その直後、リーガンはマーカスと合流。2人は穀物サイロの屋上へと避難します。火を起こして自分たちの居場所を知らせようとしますが、燃料がなくなってしまい火が消えてしまいました。

出典:https://quietplace.jp/

2人はサイロの屋上から降りようとしますが、マーカスが誤ってサイロの中に落ちてしまいます。サイロの中には大量のトウモロコシが。その中に飲み込まれていくマーカスを助けるため、リーガンはサイロのドアを上から落下しますが、その音を聞きつけたモンスターが2人に襲いかかってきました。しかし、ここでもリーガンの補聴器がハウリングを起こして危機を乗り切ります。

サイロから脱出した2人は無事にリーと再会。しかし、すぐ近くにはモンスターが。リーはトラックに逃げ込むよう2人に指示を出しますが、途中でマーカスが声を出してしまったため、モンスターに襲撃されてしまいます。

「何があっても子供たちを守って」と約束した妻の言葉がリーの頭をよぎり、リーは大きな決断を。リーガンとマーカスに「ずっと変わらずに愛してる」と手話で伝えると、子供たちを救うためにわざと大声を出して自分が犠牲となるのでした。

いっぽう、別棟の地下室には貯水タンクの水が一気に流れ込み、ひざ下まで浸水。赤ちゃんの泣き声を聞きつけたモンスターが地下室にも現れますが、エヴリンは赤ちゃんを抱きかかえてなんとか脱出します。

トラックを運転して自宅に戻ったリーガンとマーカスは、無事にエヴリンとも再会。全員でモニタールームに避難します。しかし、モニタールームにもモンスターが現れました。エヴリンはモンスターに銃を向けますが、リーガンは補聴器の周波数がモンスターの弱点であることを思い出し、補聴器をマイクに近づけて高音を増幅させました。その音を聞いてモンスターが悶え苦しんでいるところに、エヴリンは銃でとどめを刺しました。

しかしホッとしたのも束の間、銃声を聞きつけて集まってきたモンスターの姿が監視カメラに。エヴリンはリーガンに目で合図を送り、同じ方法でモンスターたちを始末する準備をするのでした…。

End

「クワイエット・プレイス」の感想

ネタバレを含みつつ、あらすじなどについてご紹介しましたが、音を立てたら殺されてしまうという設定だと『ドント・ブリーズ』が記憶に新しいですが、『クワイエット・プレイス』も随所にアイデアが凝らされていて、緊張感ある90分の作品になっていました。

ほとんど無音で展開していく前半パートはなんとも不思議な世界観。観客もこの家族のサバイバル生活を疑似体験することになります。とくに、聴覚障害をもつ長女のシーンに切り替わるとリアルに無音となるため、彼女がどんな風に外界と接しているのかが体感できる作りに。ちなみに長女役を演じたミリセント・シモンズちゃん(※『ワンダーストラック』に出演していた女の子)も実際に聴覚障害を持っているそうです。

音に反応する”何か”は前半でも一瞬映りますが、はっきり映し出されるのは中盤に差しかかってから。そこからはモンスターとこの一家との壮絶なバトルになっていきますが、生き残るための知恵と工夫がいくつも登場して最後まで飽きさせません。

この一家が生き延びることができた理由のひとつに、手話でコミュニケーションができたというのが挙げられると思います。長女に聴覚障害があるため家族全員が手話を習得しており、彼女も補聴器を装着して生活しているという設定がうまく活かされていました。

映画的には、中盤でエヴリンが出産するシーンには手に汗握りました。声を出さずに出産することなんて可能なのだろうか? 誕生した赤ちゃんが泣かずにいられるのだろうか? 気が気でない要素が満載で、この設定も作品を面白くしていたと思います(ツッコミどころは満載ですが)。

子供たちに対する父親の想いもしっかり描かれていて、息子が自立できるよう厳しくサポートするシーンは印象的でした。そして、わだかまりがあった長女への深い愛情が明らかとなる終盤のシーンにも心打たれました。ホラー映画ではありますが、家族の愛情が描かれた作品だと思います。

映画の大ヒットを受けて続編の製作が決定。全米では2020年5月に公開されるとのこと。続編ではモンスターの正体が明らかになるのでしょうか? そして、この家族以外にも生存者はいたのでしょうか? 続編の公開がいまから楽しみです。