コメディ

映画「さよなら、人類」のあらすじ・結末ネタバレ・感想!ロイ・アンダーソン監督作品に注目

映画「さよなら、人類」を視聴しましたので、ネタバレをご紹介いたします。

本作はロイ・アンダーソン監督によるブラックコメディ作品です。面白グッツを売りあるく冴えない2人の男たちが出会うのは、何をやってもうまくいかない人たちだった…

下記よりネタバレを含みますのでご注意ください

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映画「さよなら、人類」のあらすじ・ネタバレ

この作品は連続性のあるストーリーではなく、様々な登場人物が断片的なシーンを見せていく。あらすじは無いようなものである。以下印象的なエピソードを抜粋。

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雪の降るある日、男は食卓に出すワインの栓を開けようとしていた。
力一杯栓抜きを引っ張るがなかなか開かない。
全身全霊で栓を抜こうとしたその時、男は発作に見舞われ、そのまま死んでしまう。

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とある病院の一室。入院している母に会いに来た男。
母は茶色のバックを抱き、病室のベットで眠っている。なんでこのバックがここに?と聞く男。
母の希望で病室に持ってきたという兄弟。母はこのバックを天国に持っていきたいらしい。
この中にはママの宝石やパパの金時計、結婚指輪が入っているんだぞ。このバックは渡せないという男。

バックを母から取ろうとすると急に「ワァーー!」と大きな叫び声をあげた。彼女はバックを離そうとしなかった。

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船の中にあるレストラン。その床に大の字で伸びている男。その周りを人が取り囲んでいる。
彼は死んでいるのだ。船長は担架で空室に運ばないと、と呟く。レストランの会計カウンターには死んだ男が頼んだメニューが置いてあった。

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※本作は以下の2人が主人公という位置付け。

人を楽しませる面白グッズを売っているという2人組。吸血鬼の歯や、歯抜け親父のお面などを売っている二人組。

とある客先に面白グッズを多数納品したが、支払いが滞っている。
来週払うと言う客だったが、信じられんという2人。すると払う金がないんだ!と逆ギレされる。

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場面は変わり、面白グッズの2人はとあるパブに入る。
道に迷い、マスターに道を尋ねに入ったのだ。
マスターになんの仕事をしているんだと聞かれ、面白グッズを見せる。
歯抜け親父のお面を被ったその時、突然憲兵がドアを開け、そこに馬に乗った兵士が入ってくる。
剣を抜き、この店に女は入ってくるな!出て行け!と叫び始める。
そしてその兵士が出て行った後、今度は馬に乗った国王陛下が入ってきた。

国王陛下はパブにいた青年に水を注がせ、君はハンサムだから戦場に一緒に来て、わたしのテントで寝なさいという陛下。そして青年の手を取り見つめた。
パブの外を後進する軍隊は軍歌を歌ってムードを盛り上げた。

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居住者しか入れないアパート。ここは面白グッズの2人組の住まいだ。
2人は、同じ階に住んでいた。そこにやってくる老夫婦。
なにやら商売をしようとしない2人に怒っていた。

面白グッズの2人組の、1人は事故に遭ってしまい、杖をつかないとうまく歩けない。もう1人は気を病んでしまい、体調が良くなかった。それで商売を休んでいたのだ。

毎月セールをする約束じゃない。合意書にもサインがあるのに、なぜやらないの!と怒られる。
二週間経って仕入れ代金が払えないのなら訴えるという。

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気を病んでいる方の男は、歯抜け親父のお面をつけながら、悲しい音楽を聞く。
悲しいと分かりながらも引き込まれて聴き続けてしまうという。

相方は、そんな彼の状態を見て、一度専門医に行ったほうがいいと心配した。

気を病んでいる男には心配事があった。
それは父と母とあの世で会ってしまうことだ。優しい父と母だったが出来ればあの世で会いたくないという。最近自分が欲張りでケチな人間だと気がついたという。だから不幸になったのだと。
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とあるパブの前を、戦いに敗れた兵士たちが歩いていく。
そしてまた馬ごと国王陛下が入ってきた。かつての威厳はなく、今にも命を落としそうな状態で馬に項垂れかかっている。

国を半分失ったという陛下。
このパブにはこの戦争で夫を失った妻が多くいた。彼女たちは皆泣いていた。
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ついに面白グッズ売りの2人も仲間割れ。商売が下手すぎることをなすりつけ合う。

怪我をしている方の男が、こんな商売もう嫌だ!と面白グッズを地面に投げつけ踏みつける。
踏みつけられた笑い袋が『アーハハハ!』と笑い声をあげる。

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喧嘩してしまった相方の部屋に謝りに行く男。君は唯一の友達だ、許してくれ。独りなんて嫌だ、一緒に生きよう。と告げる。気を病んだ男はわかったと呟いた。

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軍に連れられている奴隷のような人たち。
みんな鎖に繋がれ抵抗したり泣いたりしている。巨大なドラム缶を寝かせたような形の、銅色に輝く不思議な建物に入れられる。

全員が入るとその建物の下に火をつける。
手回し式のオルゴールのような構造のその建物は、人を中に入れたまま、火の上を回転していく。
向かいにある白い建物の中から、ドレスアップし、片手にシャンパングラスを持っているお婆さんお爺さん達がその様子を眺めている。

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面白グッズの気を病んだ男は部屋で俯いていた。その様子を心配する相方。

恐ろしいことが。とても恐ろしいことが。その恐ろしい中に私もいる。と呟く男。

夢だよな?と聞く相方に対し、
現実のような気がしてとても恐ろしい。と取り乱した。

相方は、もうお前のことが分からない。明日は商売をすると約束したじゃないか。
と言い、部屋を出て行ってしまった。

気を病んだ男はドアから出て、廊下に響きわたる声でこう叫んだ。
人を利用して欲望を満たすのか?

その声を聞き向こうもドアから出てくるが、
哲学者気取り。と言われて相手にされない。

アパートの管理人に夜中に哲学をする必要はない、迷惑だ。と言われる。

そして2人はそれぞれの部屋に戻っていった、、、。

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映画「さよなら、人類」の感想・見どころ

ロイ・アンダーソン監督の3部作「散歩する惑星」「愛おしき隣人」に続く最終章となっている。

39の短いシーンが折り重なり、作られた本作品。ストーリーはオフビートでシュールなものだが、この作品には大きな見所がある。

本作は39シーン、全てにおいて野外撮影を一切していない。全てロイ・アンダーソンの所有する「Studio 24」という巨大セットで撮影されているのだ。

一見ロケに見える店先のシーンや砂浜のシーン、電車が止まる線路沿いのシーンがある。それも全てセット。部屋の窓から見える町並み、窓ガラスに反射してみえる向かいのビル、空。全てがミニチュアやジオラマ。

CGが主流の時代だが、本作ではマットペイントという背景画を描く、古典的な手法が使われている。絵画のように切り取られたシーンは美しく、物悲しくもある。

これを頭に入れてからこの映画を見ると楽しみが倍増。知らずに見るのはあまりにも勿体ない!

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