今回は『千と千尋の神隠し』のちょっと怖い都市伝説を紹介したいと思います。
『千と千尋の神隠し』はジブリ作品の中でも歴代興行収入1位でダントツの人気作品。
10歳の少女千尋が不思議の世界に迷い込んでしまい、両親を助けるため、湯屋『油屋』で働くなか、人間として成長していくというストーリーですね。
これだけなら単なる少女の成長物語なのですが、問題はその世界観があまりにも謎すぎるということ。
そのため『千と千尋の神隠し』はジブリ作品の中でもっとも都市伝説が多いとされています。
今回はその都市伝説の中でも「怖い」とされるものについていくつか紹介します。
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千と千尋の神隠しの怖い都市伝説
怖い都市伝説① 電車のシーンの女の子
千尋が銭婆に会いに行くため、カオナシと一緒に電車に乗るシーンがあります。
その電車には千尋とカオナシ以外に大勢の人たちが乗っているのですが、その人達は身体全体が黒く透けています。
とっても不気味な光景なのですが、実はこの人達は自ら命を断ってしまった人たちとのこと。
彼らは途中の「海原」という駅で一斉に降りていきますが、その駅が「あの世」に向かう彼らの終着駅だというのです。
そしてその駅で誰かを待っているかのような少女の姿が写し出されています。
ほんの一瞬だけなのでわかりにくいですが、電車が出発するのを見送るように一瞬だけジッと見つめている少女の姿。
この少女が「火垂るの墓」の節子らしい。
「火垂るの墓」は戦時中のお話ですが、幼い節子は兄のよりも先に亡くなっています。
その節子がこちらの世界へ兄が来るのを駅でいつまでも待っているらしいのです。
コレはちょっと怖いですね…。
それ以外にも、「となりのトトロ」の
「さつき」との噂もあります。
さつきは妹のメイと病院にいる母親へ会いに行きますが、実はその途中で2人とも亡くなっているとの噂が…
この都市伝説はかなり有名な話です。
とまぁ電車のシーンではこんな噂があとを絶ちませんが、これらはあくまでネット上での噂にすぎません。
実際にはあの少女は幼くして亡くなったしまった少女で、これから大人になろうとしている千尋を駅から見送っていたとのことです。
これもなんだか悲しいですね。
怖い都市伝説② カオナシの正体が悪魔?
カオナシの正体についてはこちらの記事で
詳しく説明しています。
『千と千尋の神隠し』カオナシの正体は何者? サタンとの都市伝説は本当か!
カオナシの正体が悪魔のサタンのとの噂があるのをご存じですか?
とにかく謎の多いカオナシ。
どこから来たのか?両親はいるのか?
どうして油屋へ来たのか?との千尋の問いかけにもハッキリと答えません。
ただし元の世界に戻ることをとても嫌がり、「寂しい、寂しい」とのセリフを連呼していることから、きっと忌まわしい世界から来たのだろうと推測されていました。
そして千尋と電車に乗るシーンで一瞬だけ車窓に写ったその風景に「サタン」とネオンサインがあるというのです。
たしかにそのシーンをよく観てみるとサタンと書かれている看板が通りすぎるのが見えるような気がしますが…
ただ宮崎監督がカオナシの正体について
「カオナシは誰の心にも存在する。現代の日本人の心の闇」
と述べられています。
なので、カオナシが「サタン」とは噂はあくまで都市伝説の1つであって、真実ではないとのこと。
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怖い都市伝説③ リンの正体は白狐?
リンの正体については昔からかなり議論されているようですね。
その正体については未だに分かりませんが、人間ではない事は間違いありません。
というのも最初に千尋が『油屋』に来た時、千尋が人間であることを驚いていました。
さらに好物が黒ヤモリ…
やっぱり人間ではないでしょう(笑)
で、多くの噂のなかでもっとも有力なのがリンの正体は「白狐」という噂です。
実は宮崎監督が描かれた『千と千尋の神隠し』のイメージボードにはリンについて「白狐」とハッキリと描かれています。
宮崎監督は最初の構想段階でリンを白狐と考えていたようですね。
リンはいつか日か『油屋』を抜け出して、海の向こう側に行くこと夢見ているとありますが、それも元の白狐だった頃の本能が早くここから抜け出したいとの願望としてそうさせているのかもしれません。
さらにリンの正体が白狐だとすると、好物が黒ヤモリであるということもある程度納得がいきます。
狐なら爬虫類なども食べるでしょうから、黒ヤモリが好物であっても不思議ではありません。
これだけみるとリンの正体は白狐だと思ってしまいますが、これはあくまで作品の初期段階でのイメージ構想に過ぎないとのこと。
もしかしたらその後この案はボツになっている可能性があります。
なのでこれだけで白狐だと断定はできません。
ちなみに白狐は古来より幸福をもたらす狐の妖怪だと言われています。
日本でも稲荷神社なので祀られるので八百万の神の1人なのだと考えられます。
おそらくなんらかの理由で湯婆婆に本当の名前を奪われてしまい、記憶を失って油屋でこき使われて働いていたのかもしれません。
そうなるとリンの本名が気になるところですが…
ちなみにそれ以外の従業員の正体は男性はカエル、女性はナメクジとのこと。
これもあくまで推測ですが、湯婆婆がカエルとナメクジを魔法で人間化させて、忠実な従業員として働かせているのではないでしょうか?
怖い都市伝説④ 物語はすべて千尋の『臨死体験』だった?
最後にもう1つ怖い都市伝説をあげます。
実は『千と千尋の神隠し』はすべて千尋の『臨死体験』だったという説です。
映画の冒頭に父親の運転する車で千尋の家族が猛スピードで林道を駆け抜けている場面がありますが、実はその時に運転をあやまって車ごと谷底に転落してしまい、3人とも生死をさまよっていたというのです。
このとき昏睡状態の千尋が体験した『臨死体験』こそが本作品のストーリーだというもの。
ラストで家族3人が赤い門から出てくると数ヶ月立っていたかのように草が生い茂って風景がかわっている描写があります。
これは生死の境にいた千尋が無事生還できたことを意味し、三途の川から無事かえって帰ってきたため、このような描写になったのだとされています。
確かにお父さんの運転荒っぽくて乱暴でしたもんね。
あんな危ない運転で林道を走っていたら、道を踏み外して谷底に転落してもおかしくありません。
有名な作家の立花隆さんも著書の中で『臨死体験』について次の述べられています。
人は死を迎える直前に、脳がこれまでの人生経験と周辺の環境に影響され一時的に夢を見ると。
それがいわゆる『臨死体験』らしいのです。
そう考えると『千と千尋の神隠し』の世界観がちょっと怖く見えてしまいますね。
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まとめ
以上、『千と千尋の神隠し』の怖い都市伝説について紹介しました。
断っておきますが、これまで紹介した都市伝説はあくまで『噂』にすぎません。
そして宮崎監督はこれらの『噂』を全面否定しています。
なので決して真に受けず、面白ネタ程度で受け止めてくださいね(笑)
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