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映画「スコルピオンの恋まじない」のあらすじ・ネタバレ・感想!催眠術で相思相愛

2001年、ウディ・アレン監督・脚本・主演で公開された本作。舞台は1940年台のニューヨーク。催眠にかけられた主人公2人が泥棒!?ウディ・アレンらしいユーモアたっぷりの本作のあらすじ・ネタバレ・感想をご紹介!


【あらすじ・ネタバレ】犬猿の仲の2人が催眠術で相思相愛!?

1940年。ブリックスは保険会社で調査員として働いていた。勤続20年のベテランで、見た目はパッとしないが、ホームレスや元囚人などに独自の情報網を持っており、調査力はピカイチだった。

最近彼は、女性社員のフィッツジェラルドと揉めている。彼女は社内改革のため半年前に雇われた人材だった。無駄を排除し、効率よく働き、会社の業績を上げるという役割だ。彼女は高学歴で仕事ができ、勝気な性格の女だった。

ブリックスは、入ってきたばかりの彼女に思うがまま職場環境を変えられているのに苛立っていたのだ。フィッツジェラルドは、この会社の社長の愛人だった。皆にバレないように、社長との愛を育んでいたのだ。

ある日会社の同僚の誕生日パーティーがあった。パーティー会場では、まじない師がショーを行なっており、ブリックスとフィッツジェラルドは指名され舞台に上がった。

まじない師は『ジェイド・スコルピオン』という魔法の首飾りを使い、2人に催眠をかける。そして『夫婦になれ』と合図を出すと、会場は笑いに包まれた。

2人は催眠にかかり、愛を語り合った。会場は盛り上がる。そしてまじない師の合図とともに催眠が解かれ、元の2人に戻った。

ブリックスとフィッツジェラルドは、催眠状態の時の記憶がない。まさか自分はかかるはずないと思っていた。

【あらすじ・ネタバレ】呪文によって催眠状態に…

ブリックスが自分の部屋に帰ると電話が鳴った。その電話を取ると、相手は今日催眠をかけたまじない師だった。まじない師は、電話越しにまたブリックスに催眠をかける。

このまじない師は、お客に催眠をかけ、思うがままに操り泥棒をさせていたのだ。まじない師の命令通り、催眠状態のブリックスは宝石を盗みに出かけた。

ブリックスが盗みに入った場所は、彼自身が防犯装置をつけた場所だった。彼は数百万ドルを盗んで家に帰り、自分のクローゼットにしまった。しかし翌朝目を覚ますと催眠状態の記憶は一切残っていないのだ。

自分が犯人だとはつゆ知らず、現場に向かい警察に混じって調査をするブリックス。この家にはブリックスの会社の保険がかけられていたため、調査に乗り出すことになったのだ。

しかし、フィッツジェラルドは調査効率を上げるため、今回はブリックスでは無く、探偵事務所に依頼し捜査をしてもらうと告げた。

ブリックスは、内部犯行の可能性が高いと踏み、尚且つ操作の邪魔をするフィッツジェラルドを怪しんだ。

【あらすじ・ネタバレ】フィッツジェラルドを救うブリックス

尻尾を掴んでやろうと彼女の部屋に忍び込むブリックス。彼女の部屋を物色していると、なんと社長と共に彼女が帰ってきてしまった。

隠れるブリックス。社長とフィッツジェラルドは別れ話を始めた。彼女は本気で愛していたが、社長にとっては遊びだった。

社長が帰った後、フィッツジェラルドはショックのあまり、部屋の窓から身投げ自殺を試みる。咄嗟に隠れていたブリックスが飛び出し、彼女を止める。

なんでここにいるのよ!とびっくりするフィッツジェラルド。彼女はショックで酒を飲みまくりそのまま寝てしまった。彼女が変な気を起こさないようにブリックスは朝まで彼女を見守った。

【あらすじ・ネタバレ】犯人はブリックス!?

翌朝ブリックスが会社に出勤すると、重役達が会議をしている。どうやら犯人が分かったらしい。話を聞いていると、証拠として出てきたマッチ、髪の毛、靴。全てがブリックスのものだと探偵が突き止めた。驚くブリックス。僕は犯人では無いと言う。必ず真犯人を捕まえるとその場を後にした。

家にいると、フィッツジェラルドがやってくる。あなたに泥棒する度胸なんて無いと思うわと言い、ブリックスの味方をしてくれた。

しかしひょんなことから、ブリックスのクローゼットに入っている宝石の数々を見つけてしまう。ブリックスもその宝石がまさか自分のクローゼットに入ってるとは知らず驚いた。フィッツジェラルドは信じてたのに!と言い、このことを社長に告げた。

ブリックスは警察に捕まってしまう。しかし自分が無実であると信じる彼は警察から脱走。フィッツジェラルドの家に助けを求めて侵入する。

彼女はびっくりしたが、ブリックスが犯人では無いと感じていたため、部屋で眠らせてあげることに。

【あらすじ・ネタバレ】今後はフィッツジェラルドが泥棒!

すると今度はフィッツジェラルドへまじない師から電話がかかってくる。ブリックスが捕まった今、まじない師は彼女を使って盗みを働こうとする。

まんまと催眠にかかってしまった彼女は、豪邸に盗みに入り、宝石を自分の家に持って帰ってきた。彼女の外出中、ブリックスは眠っていた為そのことに気がつかなかった。

目が覚めると、フィッツジェラルドの様子がおかしかった。催眠状態の時のフィッツジェラルドは、ブリックスを求愛する。それはステージで“2人は夫婦で愛し合うという催眠を掛けられたからだった。不思議に思うブリックス。

その後ブリックスは逃げながら独自の情報網を使い調査を進める。すると各所で「ポルガー」という名前を耳にする。ブリックスには覚えのない名だった。

しかしポルガーがあの日のまじない師だと知ったブリックスは点と点が繋がり、黒幕に気がついた。そしてポルガーのアジトに乗り込むと催眠状態のフィッツジェラルドが、彼に宝石を渡しているところだった。

ポルガーを追い込んだブリックス。彼は警察に捕まった。まだ催眠状態のフィッツジェラルドは、あなたほど勇敢な人はいないわ。地の果てまでついていく!とブリックスに告げる。

この美しい夢から覚める前にとブリックスはフィッツジェラルドにキスをした。事件が丸く収まり、フィッツジェラルドは妻と離婚した社長と一緒になることに。

ブリックスはこの一件からフィッツジェラルドの事を好きになってしまったため、ダメ元で社長じゃなくて僕と結婚してくれ!と伝える。冗談じゃ無いわよ!というフィッツジェラルドに、催眠のきっかけとなる言葉をかける。

これで彼女はまたブリックスを愛する女へとなったのだ。

社長をほっぽりだし、ブリックスの元へ行くフィッツジェラルド。しかし実は彼女はもう催眠には掛かっておらず、自分の意思でブリックスを選んだのだった

「スコルピオンの恋まじない」感想・見所

ウディ・アレンらしい、皮肉めいたユーモアと音楽選びのセンスが光る作品。2人が催眠状態で泥棒をするシーンでは「In a Persian Market」が使われ、繰り返し流れるその音楽にこちらもテンションが上がってくる。40年代のファッションやインテリアもとても素敵で、大人が楽しんで見られるコメディ映画となっている。