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『ダウンサイズ』映画ネタバレ(あらすじ・結末)と感想!

映画『ダウンサイズ』のネタバレです!

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人類縮小計画に参加した男が直面する想定外の出来事を描いた社会派のコメディ『ダウンサイズ』

主演は、『ジェイソン・ボーン』シリーズや『オデッセイ』のマット・デイモン。

監督は、『ファミリー・ツリー』や『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』で知られるアレクサンダー・ペインです。

低収入であっても、大豪邸に住むことができて大金持ちになれるとしたら?

誰もが夢みる一発逆転劇ですが、その裏に隠されている問題について気づかせてくれる作品になっています。

今回はそんな映画『ダウンサイズ』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。

※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。

映画『ダウンサイズ』のあらすじ

 

では、まずあらすじから。

ノルウェーの研究所で、生物を1/14のサイズに縮小する実験に成功。人間への臨床実験でも成功が確認されます。

それから5年後。世界的な学会の席で研究の成果が報告されますが、壇上に登場したのは、1/14サイズになった研究開発者のヨルゲン博士でした。

人間を縮小化することで、食糧問題や環境問題の解決が期待できるだけでなく、贅沢な暮らしも手に入れることができる、と力説。

壇上には、最初の縮小化実験に参加した36名の被験者たちも登場します。その中には、縮小化したカップルから生まれた赤ちゃんの姿もありました。

会場では拍手が沸き起こり、このニュースは世界中を駆けめぐります。

アメリカ・ネブラスカ州のオマハに住むポール・サフラネック(マット・デイモン)も、母親の介護をしながらこのニュースを見ていました。

それから10年の時が経ち、『ダウンサイジング』は一般市民にも普及。

縮小化した人たちが暮らす不動産の開発や公共インフラの整備といった後押しもあり、縮小化して贅沢な生活を手に入れる人たちも増えていきました。

この10年の間に、ポールは母親を看取り、オードリー(クリステン・ウィグ)と結婚。

医師になる夢をあきらめ、作業療法士として働いていましたが、自分の収入では新居を購入することもできずにいました。

ある日のこと。夫婦で出席した同窓会で、旧友のデイヴ夫妻から『ダウンサイジング』で豊かな生活を送っている話をじかに聞かされます。

その話に心を動かされたポール夫妻は、縮小化した人たち向けの居住施設「レジャーランド」を見学。

「ここでなら少ない財産でも一生贅沢に暮らしていける!」

すっかり魅了された2人は「ダウンサイジング」を決意します。

その後、契約書にサインをした2人は、夫婦分かれて男女別々に施術を受けることに。

男性専用の施設に案内されたポールは、麻酔を注射された後、全身の体毛を剃られ、義歯を抜かれ、腸内を洗浄。専用の装置に入れられて、数時間後には無事に縮小化されました。

麻酔から目を覚ましたポールのもとに一本の電話が。かけてきたのは妻のオードリーでした。

「あなたのために無理して合わせようとしていたけれど、自分のことが一番大事!」

施術の直前に怖じ気づいたオードリーは、ポールを置いて逃げ出してしまったのです。

夫婦2人で暮らすはずだった第二の人生は、もろくも崩れ去ってしまいました。

夢にまで見ていた豪邸が手に入ったものの、ポールは希望を失い、さえない日々を送ることに…。

そんな時、テレビでは「ダウンサイジング」に関連したニュースが流れていました。

ベトナム人の女性活動家、ノク・ラン・トラン(ホン・チャウ)が、自分の意に反して縮小化されたのち、密輸の荷物とともにアメリカへ入国。

その際の怪我が原因で左足を切断した、という内容でした…。

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映画『ダウンサイズ』のラスト・結末(ネタバレ注意!)

以下、ネタバレ含みます。

それから1年後。オードリーとの離婚が成立。ポールは豪邸からマンションへと引越し、電話オペレーターの仕事に就きます。

旧友のデイヴに「縮小化したことは人生最大の失敗だった」と愚痴るポールでしたが、次の相手を見つけるよう励まされます。

さっそくポールは女性を自宅に招きますが、上の階から物凄い騒音が。

上の階の住人、ドゥシャン・ミルコヴィッチ(クリストフ・ヴァルツ)がパーティーを開いてたのです。

苦情を訴えるポールに対し、おおらかな性格のドゥシャンは「君もパーティにおいでよ」と招待。

ポールがドゥシャンの部屋を訪ねると、100名近い人たちが集まって大盛り上がりしていました。

朝まで飲んで羽目をはずしたポール。目を覚ますと、ドゥシャンの部屋の床でした。

そこへ清掃員の女性が部屋の片づけに。左足の動きに違和感のある女性のことが気になったポールは、彼女に声をかけました。

ドゥシャンの部屋から堂々と薬を盗んでいた彼女。よく見ると、一年前にニュースで報道されていたベトナム人活動家のノク・ラン・トランでした。

作業療法士の資格をもつポールは、義足が合っていないと判断。

病院で新しい義足を作ってもらうよう説明しますが、会話がうまく噛み合わず、話の成り行きから彼女の家まで行くことに。

ロープウェイで下り、そこからバスに乗って居住施設の外へ。

すると、そこにはスラムのような10数階建ての団地が建っていました。

中に入ると、高齢者や貧困に苦しむ人々などが身を寄せ合って生活。ノク・ランの部屋は、エレベーターのない7階でした。

贅沢な暮らしが約束されていたレジャーランドの裏側を知って、ポールは衝撃を受けます。

ノク・ランの部屋には寝たきりの女性の姿が。夫が縮小化の過程で事故により死亡、ひとり残されてしまった女性でした。

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生活力がないため、暮らしていけずにここへ辿り着いたのですが、すでに末期の胃ガンで、病院にもかかることができずにいました。

ノク・ランは、ポールに医師のフリをさせ、ドゥシャンの部屋から盗んできた鎮静剤を飲ませますが、その後、過剰投与が原因で彼女は死んでしまいます。

後日、ポールはノク・ランの義足を直すため団地を訪れますが、誤って義足を壊してしまいます。

義足が使えないため、歩けないノク・ランに代わって、ポールは彼女の仕事を引き受けることに。

口の悪い彼女の指示にしたがって清掃員の仕事をするポール。

訪問先の家々やスーパーから、賞味期限切れの食料をもらって帰りますが、それらはすべて団地に暮らす人たちの食料になっていました。

そんなある日、ポールとノク・ランは清掃の仕事でドゥシャンの部屋を訪ねることに。

ノク・ランにこき使われているポールを見て、哀れに思ったドゥシャンは助け船を出します。

「急な仕事でノルウェーに行くことになったので、しばらくポールを借りたい」とノク・ランに切り出しました。

するとノク・ランからは「私も一緒にノルウェーに行く」との予想外の答えが。

彼女のことをニュースで知った研究開発者のヨルゲン博士が「会ってお詫びをしたい」と手紙を送っていたのです。

結局、ドゥシャンは、ポールとノク・ランを連れてノルウェーに行くことに。

その道中、ノク・ランに起きた悲しい過去を聞いたポールは、彼女とベッドをともにします。

その後、ヨルゲン博士夫妻と合流して向かった先は、最初の縮小化実験に参加した人たちが暮らすコロニーでした。

そこでは、縮小した人たちが避難するための巨大シェルターが作られていました。

博士いわく、メタンガスの排出によって南極の氷河がとけて人類は滅びる。縮小化した人類であれば、シェルターの中で生き延びることができる、とのこと。

その言葉に感化されたポールはシェルターに入る決意をしますが、「我々が生きているうちに世界が終わるわけではない」とドゥシャンは懐疑的。

ノク・ランも「守るべきものは外にある」と言って、シェルターに入ることを拒否します。

ポールは、ドゥシャンとノク・ランに別れを告げて、シェルターの中へと入って行きますが、ドアが閉まる直前、思いなおして引き返してきました。

それからアメリカに戻った3人はこれまでの生活へと戻りますが、ポールはノク・ランとふたりで、ボランティア活動をしながら縮小化された世界を生きていくのでした…。

End

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映画『ダウンサイズ』の感想・まとめ

ネタバレを含みつつ、あらすじなどについてご紹介しました。 

『ダウンサイズ』は、人間の縮小化が可能となった世界をコミカルに描きながらも、社会が抱える構造上の問題をわかりやすく提示してくれる作品だと思います。

世界の人口増加による食糧危機問題、資源不足問題、環境汚染問題、経済格差問題…

それらの問題を劇的に解決する手段として「ダウンサイジング」が導入されるわけですが、

縮小化された社会の中でも、結局は同じ問題が起きているという悲しい現実。

考えてみれば当たり前のことなんですが、誰かが豊かな生活を送り、楽をしているということは、その裏で誰かがそれを支え、働いてくれている、ということを我々はつい忘れてしまいがちに。

ポールが見たレジャーランドの裏側は、貧富の格差によって起きている経済的弱者たちの現実でした。本当に根深い問題だと思います。

人間が縮小するまでの過程がユニークに描かれていた前半から一転、後半は縮小された世界観を活かしきれていなかったようにも感じましたが、

母親の介護のために医師になる夢を絶たれ、妻にも逃げられ、自分に自信を持てずにいたポールが最後にみつけた答え。そこには希望の光が感じられました。素敵なラストだったと思います。

普通の冴えない中年を演じたマット・デイモンをはじめ、義足のベトナム人を演じたホン・チャウ、怪しげな隣人を演じたクリストフ・ヴァルツ、妻役のクリステン・ウィグなど、役者陣がとても魅力的な作品でした。

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