映画ネタバレ

映画「容疑者Xの献身」の結末ネタバレ・感想とトリック解説!

東野圭吾原作の人気シリーズ「ガリレオ」の中のひとつ「容疑者Xの献身」では、普段淡々と謎を解明していく湯川が珍しく苦悩する姿が見られます。

この記事では、なぜ彼が苦悩したのか、「X」とは誰を指すのかなど、映画の結末のネタバレや感想、そしてトリックを解説します。

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容疑者Xの献身の結末、石神の恋の行方は?

あるアパートに住む私立高校の数学教師・石神哲哉。彼はかつて数学者として将来を期待されていましたが、家庭の事情によってその道を究めることができず、今の自分に対して絶望していました。

そんな彼の隣の部屋に、花岡母子が引っ越してきます。引っ越しの挨拶に訪れた母・花岡靖子に対して、彼は恋心を抱くようになりました。

彼女が現れた瞬間に光が差すような演出がされているのが印象的です。まさしく石神の人生に生きる意味が生まれた瞬間だったのでしょう。

靖子はある弁当屋で働くようになります。石神はその弁当屋に通うようになり、彼女が懸命に働く姿に自分も励まされていました。

ある日、靖子の元夫で靖子にDVをしていた男がアパートに訪ねてきます。どれだけ逃げても執拗に追いかけてくる男を、口論した末に靖子は殺してしまうのでした。

靖子と娘は呆然と立ち尽くしてしまいます。そんなとき、隣室から大きな音が聞こえたため花岡母子を心配した石神が現場を見にきます。

動揺する花岡母子を守るために、「俺に任せて、後は俺の指示に従ってください」と言うのでした。彼の頭脳がある冷酷なトリックを思いついた瞬間です。そして同時に、彼はある覚悟を決めていました。

石神の天才的な頭脳が数学者としてではなく、本来自分の罪ではない犯罪を隠匿するために使われるのが惜しいですよね。ですが、それだけ靖子のことを深く愛しているのだと思い知らされます。

一時は靖子に疑いの目が向けられたものの、警察の捜査は難航を極めます。花岡母子には、石神が用意した完璧なアリバイがあったからです。警察はガリレオと呼ばれる天才科学者・湯川学に頼ることになりました。

湯川と石神はかつての同級生で、お互いの才能を認め合った友人でした。湯川は捜査の末に、石神の存在がトリックのカギを握っているのではないかと疑うようになります。そのきっかけとなるのが、石神の放った「お前はいつまでも若々しいな、羨ましい」という言葉でした。

研究以外には目もくれず、自分の容姿を気にかけてこなかった石神がその発言をしたことで、湯川は彼が誰かに恋をしていることに気が付くのです。そして石神が住んでいる家が花岡母子の隣であったことも、湯川の目に留まっていました。

石神は「指示に従っているかどうか監視し、今靖子が付き合っている男に嫉妬している」という名目で、花岡母子を監視するようになります。

まるでストーカーのように振る舞う石神に元夫の姿を重ねた靖子は、次第に彼に対して嫌悪感を抱くようになりました。「こんなんじゃあの男(元夫)と同じだよね」と娘と話している靖子に、誰のおかげで捕まらずに済んでいるのかと個人的には苛立ちを感じました。

石神が仕掛けたトリックを解き明かした湯川は、友人・石神の想いを尊重するか、事実を話すかの選択を迫られます。そして逮捕されたのは、なんと石神でした。自ら自首してきたのです。

石神は「自分に任せてくれ」と花岡母子に話した時から、全ての罪を被る覚悟を決めていたのです。そして、万が一にも靖子が真相を知ったときに自首してこないように、常日頃からストーカーのように振る舞うことで自分を嫌うように仕向けていました。

 

ここまでは全ては石神の思い描いた通りのストーリーでした。

 

留置所で、石神はあまたの数学者が挑んできた四色問題に挑みながら、靖子を守り通せたと満足そうに微笑みます。

しかし、映画のラストでは湯川が靖子に真相を話します。

これまでの石神がとってきた一連の行動の意味を知った靖子は、なんと自首してくるのでした。それを知った石神は、絞り出すような声で「どうして」と崩れ落ちます。

このシーンでは、石神役・堤真一さんの演技力の高さと、靖子のとった行動に驚かされます。それと同時に涙した観客が多かったのではないでしょうか。

靖子が自首してきたのは、罪の意識に苛まれたからでしょうか。それとも、気味悪く思っていた石神の愛を拒絶したからでしょうか。後者だとしたら、彼の人生をかけた献身的な愛は叶わなかったことになります。

数学者・石神が仕掛けるトリックとは?

天才科学者「ガリレオ」を頼らざるを得ないほどに難航した警察の捜査。数学者である石神が仕掛けたトリックとはどのようなものだったのか解説します。

まず映画冒頭では、顔を判別がつかなくなるほどにぐちゃぐちゃにされ、さらに指紋も焼かれている死体が出てきます。これには被害者の身元を分からなくするためだと思わされました。実際、石神の思惑通り警察は靖子の元夫の死体であると断定してしまいます。

そして、完璧だった花岡母子のアリバイ。これは、死体をすり替えて犯行の日時を変えることで対応したのです。靖子の元夫の死体を処分した後、あるホームレスを殺害。当然事件とは無関係な人物です。

そしてホームレスの顔面を潰し、指紋を焼いた(映画冒頭で出てきた)死体を作り上げたのです。こうして1日ずれた殺人事件の犯行時間中には、花岡母子に事件と関係のない行動をとらせアリバイを成立させます。

これは石神が公衆電話から花岡母子に指示したものでした。石神が死体をすり替えるために無関係な人間を殺害するという暴挙に出たのは、自分自身に後戻りできなくさせたかったのではないでしょうか。

元夫の死体を処理しただけでは、いずれ死体は見つかる可能性があり、さらに彼の捜索願を出された場合、花岡母子が真っ先に疑われる可能性があります。そのために先手を打って石神は警察に自首しました。自分が靖子の元夫を殺したと供述したのです。

こうして裁判が行われ、判決を確定させてしまえば、「一事不再理の原則」が適用され、本物の元夫の死体が発見されても、靖子は殺人罪で裁かれません。

この原則は、同じ刑事事件で、既に判決が確定している場合には、その事件を再度審理しないというものです。この原則を適用させることで、花岡母子の平穏を法的な裁きから完全に守ろうとしました。彼の考えたトリックには思わず感心させられてしまいますが、無関係なホームレスを殺害してしまったことには複雑な心境になってしまいますね。

湯川は石神に、自分の推理をぶつけ「なぜそんなことをするのか」と問いかけます。靖子も「なぜここまでしてくれるのか」と彼に問いかけるシーンがあります。

しかし、石神は自分の恋心を悟られてしまっては計画がとん挫する恐れがあるため、「この店で弁当を買えなくなったら困る」と真相を話さず躱してしまうのでした。湯川に対しては何の返答も返していません。これはある種肯定ともとれる行動ですよね。

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悲しい数学者の献身的な愛に涙

生きる意味さえ失っていた石神が、人生の全てをなげうって、関係のない人を殺してまでも守ろうとした花岡靖子。視聴者としては彼の献身的な愛が彼女に届いたのを願うばかりです。

彼が「どうして」と言いながら泣き崩れるシーン、彼がとっていた行動の全ての意味が分かる場面では、涙した観客が多いのではないでしょうか。

細かな心理描写が光る「ガリレオ」シリーズの傑作「容疑者Xの献身」を観て、ラストの靖子の行動の意味について各々考えを巡らせてみてください。

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