映画「ミッドナイト・イン・パリ」を視聴したので、あらすじ・ネタバレをご紹介します。
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映画「ミッドナイト・イン・パリ」のあらすじ
うっとりするような雨のパリ。ギルは感動していた。
しかし婚約者のイネズはなんでいちいち雨なの?濡れるだけじゃない!と怒っている。
ギルは婚約者イネズとその両親とパリを訪れていた。
ギルは小説家を夢見ているが、アメリカで映画の脚本家として働いていた。
脚本家としての評価は上々で、仕事はひっきりなしに舞い込んでくるが、彼の本意ではなかった。
イネズはマリブに家を建てて住む夢を描き、ギルにハリウッドで今まで通り稼いで欲しいと思っていた。
彼は1920年代のパリにとても憧れており、もっと昔に生まれていれば幸せな人生を送れたのに。というのが口癖な懐古主義な男だった。
パリで食事をしていると、イネズの学生時代の友人ポールとその彼女と会う。
ポールは煙たいインテリ野郎だったので、ギルは一緒に居たくなかったが、イネズが4人で過ごしましょうよ!と言い一緒にいることに。
ワインの試飲会に参加したとある晩の帰り、ポールに踊りに行かないかと誘われる。
ギルは1人で散歩しながら帰りたかった。
ギルは3人と別れゆっくり歩いて帰ることに。
しばらくするとギルは完全に迷子になり、ホテルまでの道が分からなくなる。歩き疲れたギルは石の階段に一人座り込む。深夜0時をつける鐘が街に鳴り響いた。
そこに突如現れた車。古い型式のプジョーだった。
hey!乗りなよ!と中から声をかけられる。
人違いだと言いながらも酔っ払っていたギルは車に乗り込んだ。
連れていかれたパーティー会場では、なんと有名作家であるフィッツジェラルド夫妻に会った。
ピアノを弾くのは音楽家コール・ポーター。そしてこのパーティーの主催者はジャン・コクトーだった。
どうやらタイムスリップして1920年代のパリに来てしまったようだ。
ギルはフィッツジェラルド夫妻に連れられて〈ポリドール〉へと向かった。
なんとそこではヘミングウェイがお酒を飲んでいるではないか。
ギルは彼の大ファンだった。
1つ無理なお願いをしても?と聞くギル。
自分の書いている小説を読んで欲しいと切望した。
しかしまだ読んでいないのに君の文章は不快だと言われてしまう。
ヘタでも不快、上手くても嫉妬で不快というヘミングウェイ。
代わりにガートルード・スタインを紹介してやると言われ、ギルは嬉しくて飛び上がった。ホテルにあるので急いで取ってくると店を出た。
しばらくして店に戻ると、そこは現代のコインランドリーに変わっていた。
翌朝この事をイネズに話したが、もちろん信じてもらえない。
しかしその夜、君にも見せる!と自分が書いた小説片手に、昨日車が通ったところへイネズを連れて行く。
しかし待てど暮らせど昨日の車は現れない。痺れを切らしたイネズはタクシーを拾って先に帰ってしまった。
しばらくしてまた深夜0時を告げる鐘がなる。するとどこからともなくあの車が現れた。
車の中にはヘミングウェイが乗っていた。
映画「ミッドナイト・イン・パリ」のネタバレ
ヘミングウェイはギルをスタインの元へ連れて行った。
そこにいたピカソの愛人アドリアナ。彼女はモディリアーニとも暮らしていたという。
彼女はパリは素晴らしいから是非住むべきよと言う。美しい彼女にギルは一目惚れをしていた。
次の日、日中とある骨董品屋さんでコールポーターの歌が流れてきた。
そのレコードを見ていると店員の女性から話しかけられる。
「いい歌詞よね。楽しくて愛おしい。」と話す2人だった。
その晩またギルはタイムスリップしていた。
アドリアナと夜のパリを散歩する。
そして次に入った店で今度はダリに話しかけられる。
そこにマン・レイたちもやってくる。シュルレアリストたちが集まっていた。
日中、ギルはまたあの骨董品屋さんへ立ち寄った。
コールポーターのレコードは?とあの女性の店員に聞く。その女性は若いが音楽の知識が豊富だった。
君はパリジェンヌ?と聞くと、ええムシュー。と返ってきた。
ギルは彼女からコールポーターのレコードを買った。
そして古書屋さんでアドリアナが執筆した本を買うと、そこには20年代のパリのことが書かれていた。そしてその中にはギルのことも。
そして私はギルに恋をしたと綴られていた。
その本の中に、ギルは夢の中でピアスをプレゼントしてくれたと記述があり、ギルはピアスを買った。
その晩またタイムスリップしたギルは夜のパリを彼女と散歩し、キスをした。
そしてピアスをプレゼントしたその時、向こうから馬車がやってきた。
hey!早く乗って!遅れるわ。と声をかけられる二人。
その馬車に乗り込むと、今度はアドリアナが憧れた1890年代のパリにタイムスリップした。そこで、偉大な画家たちロートレック、ゴーギャン、ドガに会った。
ゴーギャン達もまた、今の時代がいかに空虚で昔が素晴らしかったかを話していた。
彼らはルネサンス期に強く憧れていた。
どの年代の人もみな昔に憧れ、その時代を黄金時代と呼んでいたのだ。
私戻りたくないわ。この時代に残りましょう。というアドリアナ。
そんな彼女に、自分も1920年代に憧れて、2010年代から来たと告げる。
ここに残ってもまた新しい時代に憧れるようになるよと言うギル。
それでも、ここに残ると言う彼女とジルはお別れをした。
そしてイネズとも別れ、ギルはパリに住むことに決めた。
今晩も深夜0時の鐘がなるが、ギルはもう過去に行きたいと思わなくなっていた。
そして鐘とともにまたhey!と声をかけられる。
声の方を見ると、過去へいざなう車ではなく、骨董屋さんの彼女が立っていた。
今コールポーターの新作が入ってきたからちょうどあなたの事を考えていたのよと。
そこに雨が降ってくる。
濡れてしまうね、というギル。
平気よ、パリは雨が一番素敵だものという彼女。本当に?と喜ぶギル。
そして2人は雨のパリを一緒に歩き出した、、、。
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映画「ミッドナイト・イン・パリ」の感想・見どころ
ウディ・アレン監督、オーウェン・ウィルソン主演のパリを舞台にした本作。
本作の見所はアカデミー賞で脚本賞を受賞したこの素晴らしいストーリー。
過去の小説家や芸術家に憧れる懐古主義なギル。大好きなパリでタイムスリップし、過去の偉人たちに会うストーリーは見ていてワクワクする。
美術や文学が好きな人ほど、にやにやしながら見てしまう。しかし、この作品は過去は偉大だ!万歳!で終わらせていない。
過去は過去で素晴らしいものだが、しっかり現代に向き合い、この時代で自分が何をすべきか、ギルが考えを改め、前向きに進んでいくようになっている。
そしてラストシーン。「Hey!」と彼に声を掛けたのは過去では無く、これから歩む未来だ。最後の最後のオチの付け方まで素晴らしい本作。