映画『ノクターナル・アニマルズ』のネタバレです!
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エイミー・アダムスとジェイク・ギレンホールがW主演を務める『ノクターナル・アニマルズ』
『シングルマン』で高い評価を受けたトム・フォードによる2作目の監督作です。
20年前に別れた夫から送られてきた小説は何を意味するのか?
今回はそんな映画『ノクターナル・アニマルズ』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。
※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。
『ノクターナル・アニマルズ』のあらすじ
では、まずあらすじから。
現代アートのギャラリーでオーナーをしているスーザン(エイミー・アダムス)宛に、20年前に離婚したエドワード(ジェイク・ギレンホール)から小包が送られてきました。
小包には、「君との別れから着想を得て書いた小説だ。君の感想を聞かせてほしい」と書かれた手紙とともに、『ノクターナル・アニマルズ(夜の獣たち)』というタイトルの小説が入っていました。
さらにその手紙には、「今週、ロサンゼルスで会いたい」とも書かれていました。
再婚して経済的に恵まれた暮らしは手に入ったものの、夫との関係は冷めきっており満たされない心を抱えるスーザン。
『ノクターナル・アニマルズ』のページをめくります…。
主人公のトニー(ジェイク・ギレンホールが2役)は、妻と娘の3人でテキサスを旅していました。
夜のハイウエイを走っていた時のこと。2台の車に進路妨害されて、車が故障してしまいます。
妨害していた車から降りてきた3人の男がトニーに言いがかりをつけてきました。
トニーは穏便にやり過ごそうとしますが、トニーは男に殴られ、その隙に妻と娘が車で連れ去られてしまいます。
いっぽうトニーは、人気のない荒野に連れていかれ、ひとり置き去りにされてしまいます。
翌朝、車の轍をたどって徒歩でハイウェイまで戻り、ようやく見つけた民家に助けを求めて警察に連絡。
駆けつけたボビー警部補(マイケル・シャノン)に事情を説明し、記憶をたどって現場へと向かいますが、ゴミ処理場で見つかったのは、男達に乱暴されて殺された妻と娘の裸の遺体でした。
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『ノクターナル・アニマルズ』の結末(ネタバレ注意!)
以下、ネタバレ含みます。
自分が知っている20年前のエドワードからは想像もできない暴力的な内容にスーザンは衝撃を受けます。
スーザンとエドワードはもともと幼馴染みで、大学時代にニューヨークで偶然再会し、2人は交際へと発展。
作家志望で収入の乏しいエドワードを快く思っていなかったスーザンの母親は、2人の結婚を猛反対。
母親への反抗心もあってスーザンはエドワードとの結婚に踏み切りますが、2人は次第にすれ違い、結婚生活は長くは続きませんでした。
そんなとき、堅実で将来性のある現在の夫と知り合ったスーザンは、エドワードとの間にもうけた子供を勝手に中絶し、逃げるように去ってしまったのです。
小説を途中まで読んだスーザンは、「素晴らしい小説だわ。火曜日の夜に会いましょう」とエドワードにメールを送りました。
そしてスーザンは小説のつづきを再び読み始めます。
すると、物語は大きな展開を迎えます…
1年後、トニーの妻娘の殺害に関与したと思われる男が別件で逮捕されますが、主犯格のレイ(アーロン・テイラー=ジョンソン)だけは捕まえられずにいました。
レイの行方を追うトニーとボビー警部補。
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その途中、ボビー警部補から余命1年であることを告げられ、この事件を自分の手で解決したいという強い思いを聞かされます。
2人はレイを見つけ、トニーの妻娘を殺害した容疑で逮捕しますが、レイは証拠不十分で釈放。ボビー警部補も事件の担当から外されてしまいます。
しかし、ボビー警部補は単独で行動。容疑者らに自白を強要しますが、容疑者の一人が逃走しようとしたため射殺。その隙にレイに逃げられてしまいます。
トニーが逃走したレイを発見。トニーはレイから真相を聞き出そうとしますが、そんなトニーをレイが挑発。トニーは思わわず銃を発砲してしまいます。
その際、トニーも反撃を受けて失明し、階段から落ちた拍子に誤って自分を撃ってしまい、絶命…。
なんとも救いのない結末でした。
小説を読み終えたスーザンのもとにエドワードからメールの返信が。しかし、その内容はそっけないものでした。
約束した火曜日。スーザンはお洒落をしてエドワードが来るのを待ちますが、いつまで待っても彼は現れません。
そして気づくのでした、これは私への復讐だったんだと…。
End
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『ノクターナル・アニマルズ』の感想
ネタバレを含みつつ、あらすじなどについてご紹介しました。
映画の冒頭、豊満な全裸の女性たちが腰を振りながら踊っている映像が1~2分続くのですが(次の場面で、スーザンが手掛けた展示会のアート作品だということが判明します)、
あまりにインパクトのある映像なので、これはすごい作品に違いない!という期待が。
映像のスタイリッシュさはもちろん、ストーリーも緻密で奥深く、期待以上に素晴らしい作品でした。
現代と過去、現実と小説、LAとNYとテキサス、それぞれが交錯しながら物語が進んでいくため、やや複雑に感じる部分もありましたが、映画を観終わって全部がつながった瞬間、よく出来た復讐劇だ!と思わず唸ってしまいました。
エドワードがスーザンに捧げた『ノクターナル・アニマルズ』の登場人物たちは、まさしく彼らを投影したものだったんでしょうね。
ジェイク・ギレンホールが2役を演じていることからも、トニーはエドワード自身で、妻と娘を殺したレイは、本能に正直で人との関係を簡単に切ってしまうスーザンのことなのでしょう。
そのように置き換えて物語を振り返ると、20年間抱え込んでいたスーザンへの憎しみと後悔がより伝わってきます。
監督としてのトム・フォード。彼が撮る次回作も非常に楽しみです。
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