映画『オーシャンズ8』のネタバレです!
オールスターキャストが完全犯罪に挑むストーリーで人気を博した『オーシャンズ』シリーズが、オール女性キャストで新たに始動。彼女たちが狙うのは、ハリウッド女優が身につける1億5000万ドルの宝石! 前代未聞の犯罪計画は果たして成功するのか!?
サンドラ・ブロックをはじめ、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイなどトップ女優たちの華麗なる競演も見ものです。
今回はそんな映画『オーシャンズ8』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。
※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。
『オーシャンズ8』のあらすじ・ストーリー
伝説の犯罪チーム「オーシャンズ」を率いてきたダニー・オーシャンの妹・デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)は、5年の刑期を経て、仮釈放のための審問中でした。
「社会に出たら二度と犯罪には手を染めません」と涙ながらに訴えて仮釈放となりますが、足を洗う気などさらさらなく、さっそく化粧品を盗んで、宿泊客になりすましホテルに泊まる大胆不敵っぷり。
そんなデビーが向かった先は、美術商で元彼のクロードのところでした。5年前、デビーに詐欺の片棒をかつがせたクロードは、すべての罪を彼女に押しつけていたのです。
デビーが次に向かった先は、かつての相棒であるルー(ケイト・ブランシェット)のところでした。刑務所で練りに練った犯罪計画を話しはじめます。
その計画とは、世界中に生配信されるファッションの祭典「メットガラ」で、人気ハリウッド女優のダフネ(アン・ハサウェイ)が身につける1億5000万ドルのネックレス「トゥーサン」を強奪するというものでした。
2人はメットガラの会場となるメトロポリタン美術館へ。館内には全方位に監視カメラが設置されており、セキュリティは最高レベル。
3週間後のメットガラに向けて、2人は計画を遂行するためのメンバーを集めます。
最初に声をかけたのは、落ち目のファッションデザイナー、ローズ(ヘレナ・ボナム=カーター)。彼女のファッションショーに潜入し、借金に苦しむ彼女に計画をもちかけました。
その後は、宝石職人のアミータ(ミンディ・カリング)、天才的ハッカーのナインボール(リアーナ)、スゴ腕スリのコンスタンス(オークワフィナ)、さらには強盗仲間だったタミー(サラ・ポールソン)に声をかけ、女性7人の犯罪チームを結成します。
成功報酬は一人1600万ドル。デビーは犯罪計画の詳細とそれぞれの役割について説明をはじめました。
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『オーシャンズ8』のラスト・結末(ネタバレ注意!)
以下、ネタバレ含みます。
標的となるトゥーサンはカルティエ本社の地下金庫で厳重管理されているため、まずはメットガラに持ち出すための作戦を決行。
ファッションデザイナーのローズと人気ハリウッド女優のダフネが接触する機会をもうけ、ダフネがメットガラで着用するドレスの受注を取りつけます。
トゥーサンが映えるドレスを制作するという名目で、ローズはカルティエ本社に出向き、実物を見せてもらうことに成功。しかし本当の目的は、特殊なカメラ付きのメガネでトゥーサンをスキャンして偽物を作ることでした。
メンバーもそれぞれの役割を遂行。宝石職人のアミータは精巧な偽物を制作し、コンスタンスは関係者のIDカードを盗み出すことに成功。ナインボールはハッキング操作で美術館の女性トイレ前に設置された監視カメラに死角を。
タミーはメットガラの運営会社にスタッフとして潜り込み、内部情報を入手。さらには、美術商のクロードとダフネが接近するよう仕向けます。
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こうして迎えたメットガラの当日。レッドカーペットが敷かれたメトロポリタン美術館には、華やかなドレスに身を包んだ各界のセレブたちが次々と会場に到着。その中には、セレブになりすましたデビーの姿も。
ターゲットであるトゥーサンを身につけたダフネも、クロードにエスコートされながらパーティー会場へと入ってきました。
いっぽう、裏方スタッフに扮したコンスタンス、アミータ、ルーはそれぞれの持ち場でスタンバイ。調理場の責任者に扮したルーは、ダフネが飲むスープに薬品を混入します。
そうとも知らずにスープを飲んでしまったダフネは、トゥーサンをつけたままカメラの死角となっている女性トイレへと駆け込みました。
女性トイレの中では配膳係に扮したコンスタンスが待機。嘔吐するダフネを介抱しつつ、ダフネの首からトゥーサンを奪い取り、トイレの前を通りかかったウェイターが運ぶトレーに忍ばせました。
皿洗いに扮したアミーダは、ウェイターが運んできたトレーからトゥーサンを抜き取るとトイレの個室へ。ネックレスを解体し、7つのアクセサリーへと作り変えて仲間たちに手渡しました。
トイレから出てきたダフネでしたが、首からトゥーサンが消えていることに気づいた警備員があわてて会場の封鎖を指示。
するとパーティー会場は大混乱。トゥーサンの大捜索が始まりますが、運営スタッフに扮したタミーがあらかじめ作っておいた偽物を発見して、事態を収束させました。
翌日、カルティエ本社にトゥーサンが戻されますが、鑑定士が偽物であることに気づいて大騒ぎに。
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保険調査員のジョンは監視カメラの映像を解析。ダフネはもちろん、関係者らに事情聴取をしますが、監視カメラに映っていたデビーのところにもやってきました。
彼女の過去を知っているジョンは、今回の計画がクロードへの復讐であることを見抜きます。
いっぽう、計画の大成功を喜ぶ7人でしたが、そこに8人目の人物が! それは、今回のターゲットであるダフネでした。
挙動不審だったローズのことを最初から怪しんでいたダフネは、騙されたフリをしながら冷静に状況を観察。保険調査員との会話から、黒幕であるデビーのもとを訪ねてきたのです。
ダフネを仲間に引き入れたデビーはさっそくダフネに協力してもらい、クロードの部屋にトゥーサンの一部を置くことに成功。それが証拠となってクロードは逮捕。デビーは元彼への復讐も果たすことができました。
しかし、ダフネが仲間に加わったことで、分け前が少なくなることに不満を訴えるメンバーたち。
ところが、デビーとルーは会場が封鎖されている間に展示物の宝石を多数盗み出していたのです。
大金を山分けした8人はそれぞれの道へ。
アミータはパリへ行き、理想の相手とデート。ローズは自分のショップをオープン。コンスタンスは高級アパートへと引っ越しを。タミーは自宅を拡張して倉庫を運営。ナインボールはバーを開店させました。
ダフネは映画監督に挑戦。ルーはバイクで旅に。
そして、デビーは兄・ダニー・オーシャンの墓の前で「兄さんに見せたかったわ!」とつぶやくのでした…。
End
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『オーシャンズ8』を観た感想
ネタバレを含みつつ、あらすじなどについてご紹介しました。
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンなど超豪華メンバーが集結した『オーシャンズ』シリーズですが、オール女性キャストで装いも新たに再始動した『オーシャンズ8』。
サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイらトップ女優たちによる華麗なる競演も贅沢ですが、世界最大のファッションの祭典「メットガラ」が舞台ということで、豪華絢爛なドレスや宝石を身にまとったセレブたちのファッションがいっそう贅沢さを際立たせており、ラスベガスのカジノを舞台にした前シリーズとはまた違った非日常体験を味わうことができました。
女優陣の個性を活かした配役も見事で、リーダーとしての風格十分なサンドラ・ブロックに、かっこいい女性を代表するかのような佇まいのケイト・ブランシェット。
やたらと世間の反応を気にするアン・ハサウェイのコミカルな女優っぷりや、挙動不審なファッションデザイナーのヘレナ・ボナム=カーターと…すべてがハマリ役でまったく違和感を感じさせません。
また、女性ならではのチームワークの良さも観ていて楽しかったです。想定外のアクシデントが起きても、他のメンバーが機転を利かせてピンチを救い、目的を達成するために力を合わせる。
やっていることは強盗なんですが(笑)、軽妙に計画を遂行していく彼女たちの姿はとても美しかったです。
前シリーズのファンにも楽しめるネタが仕掛けてあるのも最高でした。とくに、中国雑技団出身の軽業師のイェンが、展示物に張り巡らされた赤外線センサーをくぐり抜けて宝石を盗み出すシーンは、ちょっとしたサプライズ感があって嬉しくなりました。
サプライズと言えば、カメオ出演している有名人も多数出演。それを見つけるのもこの作品の楽しみ方のひとつだと思います。
本編上映前の予告編でたまたま『500ページの夢の束』という作品が流れており、主演のダコタ・ファニングの現在の姿を観ていたおかげで、彼女の出演シーンには気づくことができました(笑)。
メットガラのシーンでも多数の有名人が登場。『プラダを着た悪魔』のモデルとも言われているVOGUE編集長のアナ・ウィンター、プロテニスプレイヤーのマリア・シャラポワ選手、女優のケイティ・ホームズなど。まばたきしないで探してみてくださいね。
『オーシャンズ8』、観終わったあとに爽快な気分になれる作品です。