久しぶりにB級映画?の紹介です 今回はエル・ファニング主演の 『ネオン・デーモン』という映画の ネタバレ情報を紹介します。
エル・ファニングといえば、 ダコタ・ファニングの妹として有名ですが 正直日本では知名度はあまり高くありません。
ただこの人すごく美人です!! 彼女が主演だと聞き さっそく『ネオン・デーモン』が どんな映画なのか見てみました。
今回はあらすじとラスト結末まで ネタバレしますので これから映画をみようと思っている人はご注意ください。
登場人物
・ジェシー:エル・ファニング 誰もが認める美しい少女。 一流モデルを目指している。
・ルビー:ジェナ・マローン メイクアップアーティストで モデルたちのメイクを担当する。
・サラ:アビー・リー・カーショウ ベテランの先輩モデル。 美しい容姿のジェシーに嫉妬する。
・ジジ:ベラ・ヒースコート サラの親友でモデル。 全身に美容整形を施している。
・ディーン:カール・グルスマン アマチュア・カメラマン 常にジェシーの身を案じている。
・ハンク:キアヌ・リーブス 安モーテルの支配人。 人間性は最悪で客にも悪態をつく。
・ジャック:デズモンド・ハリントン 有名なカメラマン。 気難しい性格で初顔合わせのモデルは 撮影をしない主義。
あらすじ・ストーリー(序盤)
[出会い]
誰もがうらやむ容姿のジェシー。
彼女はトップモデルを目指すため 売り込み用の写真撮影を行っていた。
撮影はインターネットで知り合った ディーンというアマチュアカメラマン。
彼女にとってはじめての写真は 遺体をモチーフにしたもので 血を滴らせソファーにもたれかかる姿だった。
撮影を終え化粧室でメイクを落としてると メイクアップアーティストのルビーが話しかけてきた。
ジェシーは両親が亡くなっていることや、 現在パサデナの安モーテルに滞在していること などを打ち明けた。
親しくなった2人はたがいに意気投合し、 その夜一緒にパーティーに行くことになった。
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[パーティー]
パーティー会場に到着すると ルビーの仕事仲間の先輩モデル サラ、ジジと初対面した。
彼女たちもまたジェシーと同じように トップモデルを目指していた。
2人はジェシーの美しい容姿が鼻についたのか ジジは整形手術で手に入れた容姿を 自慢しはじめ サラにいたっては性的な言葉をなげかけて 終始、敵対的な態度を示した。
だが先輩モデルからの挑発に 臆することなく ジェシーはパーティーを存分に楽しむ。
パーティー会場のステージ上では ストロボ・ライトから発光させる光をあびて 裸のモデルが映し出される幻想的なショーだった。
素晴らしいショーにジェシーは見入っていたが その姿をサラは睨むように見ていた。
[モデル事務所]
次の朝、名門のモデル事務所で ジャシーは採用担当者と面談していた。
担当者はジェシーのアマチュア写真を 気に入ったようで この子はいずれ偉大なトップモデルに なるだろうと予測する。
だがジェシーはまだ16歳。 モデルになるには親の同意書が必要だ。
不運にも彼女には両親がいない。
そこで担当者はジェシーの年齢を 19歳にごまかすよう提案した。
ジェシーは契約書類に署名し 晴れてモデル事務所に採用となった。
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[夜景]
モデル事務所に採用されたことを アマチュアカメラマンのディーンに伝えると 彼も自分のことにように喜んだ。
2人は夜景のみえる小高い丘にいき 下の街を見下ろしてジェシーの合格を祝う。
ジェシーは自分にはなに一つ才能はないが 容姿だけなら自信があること、 これでやっと金を稼げるようになれると喜んでいた。
そんなジェシーの純粋な姿を見ながら ディーンは彼女に惹かれていた。
だがディーンは年齢をごまかしてまで モデルをやろうとすることに疑問をいだく。
最後に人間として正しい選択をしてほしいと 苦言を呈した。
[最初の撮影]
ジェシーは次の歩みとして ルビーからジャックを紹介された。
ジャックは評判の高いカメラマン。
ジェシーは今後一緒に仕事をするため 今回はアイサツをしにきた。
だが気難しそうな男で アイサツをしても返事をしない。
ジャックは彼女をじっとながめた後 ジェシー以外の関係者を撮影所から退去させた。
2人だけになると ジャックの指示でジェシーは服を脱いで 後ろを振り向いた。
すると突然、ジャックは 彼女の体に素手でペンキで塗りだして 写真撮影は始めだした。
アーティストとして 彼なりのこだわりだったのだ。
撮影所の外では ルビーが心配そうに待機していた。
撮影が終わったことをルビーに伝えると あの気難しいジャックがはじめてのモデルで 撮影するとは驚きだという。
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[嫉妬]
ルビーはレストランで モデルのジジとサラと会っていた。
3人は古くからの仕事仲間であったため 定期的に情報交換をしていた。
ルビーはジェシーがジェックに気に入られ 写真撮影が行われたことを伝えると 2人は激しい嫉妬をあらわにする。
ルビーは2人をたしなめながら ジェシーにはすごい才能があるに違いないと話した。
[モーテル]
一方、ジェシーはモーテルの部屋で 何者かが部屋のなかを引っかき回している 姿を目撃した。
彼女はモーテルの支配人ハンクに 泥棒が侵入していることを知らせた。
ハンクは客であろうと悪態をつく とても不愉快な人間だったたが 仕方なく一緒についてきてもらった。
鍵のかかったドアを破壊して ハンクが部屋のなかを確認すると 野生動物が忍び込んでいた。
彼女が窓ガラスを開けたままにしたため、 野生動物が忍びこんでいたのだ。
怒ったハンクは ジェシーにドアを破壊した損害賠償として 修理代金を払うよう請求した。
だがジェシーは金がないのですぐに払えない。
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あらすじ・ストーリー(中盤)
[オーディション]
その翌日、ジェシーは 若手ファッション・デザイナーの オーディションを受けに行った。
オーディションにはサラもきていた。
ジェシーの存在に気がつくと 小生意気だといわんばかりに睨みつける。
だがいざオーディションがはじまると デザイナーはモデルたちにまったく興味を示さない。
当然、サラにもまったく興味をしめさない。
だがジェシーが登場した途端 デザイナーの目の色が変わる。
あきらかにジェシーに興味を示していた。
そして ジェシーはオーディションに合格した。
嫉妬で怒り狂ったサラはバスルームで 自制心を失って鏡にゴミ箱を投げつけた。
音を聞きつけたジェシーが バスルームに入ると割れた鏡の破片のなか サラが呆然自失となっていた。
サラをなだめようとするが、 そのことが彼女の逆鱗に触れてしまう。
ジェシーはサラから詰め寄られて 壊れた鏡の破片で手を切ってしまった。
激痛で顔をゆがめるジェシー。
すると突然サラが ジェシーの手を舐めて血を飲もうとした。
理解しがたい異常行動に ジェシーはバスルームから逃げ出した。
[ディーン]
ジェシーはモーテルにもどると泣きながら 傷口を洗っていた。
ディーンがモーテルを訪れると ジェシーはそのまま倒れてしまう。
彼女を介抱しつつ、 ディーンはドア代金を請求してくるハンクへ 代金を払った。
[ランウェイ]
オーディションに合格したジェシーは ファッション・ショーの会場にきていた。
ファッション・ショーにはジェシーのほか、 サラといつも一緒にいる 整形モデルのジジも参加していた。
ジェシーは新人にもかかわらず ランウェイのラストを飾る重要なモデル。
これを知ったジジはイライラを募らせた。
ショーがはじまるとモデルが1人ずつ ランウェイを歩く。
ショーがクライマックスに達するとき ジェシーは不思議な幻覚をみていた…。
[打ち上げ]
ショーが終わり デザイナーはモデルたちをあつめて レストランで打ち上げの食事会をしていた。
ジェシーは外で待っていてくれたディーンを 連れてきて一緒に参加した。
デザイナーはジジと食事を囲んでいた。
そして突然ディーンに話しかけきた。
デザイナーは ジジは形成手術モデルのため 「二流の美女」 一方、ジェシーは ガラスの海のダイヤモンドのような 「一流の美女」 そう思わないかと同意を求めてきた。
ディーンは美しさがすべてとの主張について 反論した。
その後も デザイナーの自分勝手な主張は続いた。
うんざりしたディーンは こんなところから出ようとジェシーに言った。
だが、彼女はそれを拒否した。
ジェシーはこの世界で生きていくため まわりの環境にあわせていくと。
ーー ジェシーがモーテルにもどると、 ディーンが階段で彼女を待っていた。
モデルになってから すっかり価値観の変わってしまった ジェシーに失望し ディーンは彼女の元から去っていった。
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[真夜中の訪問者]
その夜、ジェシーは恐ろしい夢をみた。
真夜中に支配人のハンクが合カギを使って 部屋に侵入し、彼女の口に ナイフを差し入れるというものだった。
そのとき、目が覚めた。
だが突然、だれかがドアノブを 開けようとしていた。
直感的にハンクに違いないと 感じとっさにドアロックをかけた。
しばらくすると ジェシーの部屋をあきらめて 隣の部屋に押し入ったようだ。
隣には13歳の家出少女がいた。
ジェシーが壁に耳をあてるると 隣の部屋から少女の悲鳴がきこえた。
恐ろしくなったジェシーはルビーに電話し 彼女が所有している大邸宅に一時的に保護された。
[ルビーの大邸宅]
ルビーの大邸宅は とてもエレガントなたたずまいだった。
好きなだけここにいて良いという。
安心するジェシーだったが ルビーはジェシーの髪をとかしながら 彼女の肌をまさぐりはじめた。
ジェシーはソレを拒否する。
ルビーは親友ではあるが “恋人”にはなれないことをつたえた。
それでも強引に関係をもとうとするルビーを ジャシーは突き飛ばしてしまう。
ルビーはジェシーに拒絶されたことに ショックを受けたのか部屋から出ていった。
管理人ハンクの件やルビーとのことで 精神的にひどく疲れたジェシーは ルビーのベッドでそのまま眠ってしまった。
目を覚ますとルビーは家にはおらず どこかへ外出したようだ。
ーー ルビーは遺体安置所へ 「死に化粧」の仕事にいっていた。
その日はたまたま ジェシーに似た若い女性の遺体だった。
ジェシーに拒否された欲求不満から 彼女を想像しながら遺体を弄ぶ。
ラスト・結末(ネタバレ注意)
[カニバリズム]
行く宛のないジェシーは まだルビーの大邸宅にいた。
しばらくするとルビーは 普段と変わりない様子で帰ってきた。
だが突然、 ナイフをもったジジとサラがあらわれて ジェシーにおそいかかってきた。
2人を連れてきたのはルビーだった。
ルビーはジェシーに拒絶され その報復として2人を連れてきたのだった。
混乱したジェシーは必死に逃げる。
だがルビーとサラ、ジジの3人に囲まれて 逃げ場を失ってしまった。
ジェシーはプールサイドに追い詰められた。
そしてルビーに押され ジェシーは水のないプール底に転落し コンクリートに後頭部を打ちつけた。
… 薄れゆく意識のなか 大量の出血でジェシーは絶命した。
ーー ジェシーの命を奪った3人は 彼女の肉片の一部をたべていた。
そしてジェシーの血にひたりながら 異様な興奮状態でシャワーを浴びる。
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[撮影]
翌日、ジェシーを庭に埋葬したルビーは トップレスの格好で植物に給水をして 優雅に本を読んでいた。
サラはジャックとの撮影のため、 指示されたビーチ・ハウスにきていた。 ジジも撮影に同行していた。
ジジをみたジャックは 彼女の良さにひと目ぼれして もう1人のモデルと交代させた。
サラとジジを並ばせて ジャックは写真撮影を開始した。
だが突然、 ジジは具合が悪くなったと言い出し バスルームに駆け込でしまった。
心配になったサラがバスルームへいくと ジジは吐き気をもよおして 口からジェシーの目玉を吐き出した。
ジジは悲鳴をあげて 「彼女(ジェシー)を中から取り出さないと!」 といいながら、 はさみで自分の腹を突き刺して絶命した。
一部始終をみていたサラはおどろく様子もなく 床におちたジェシーの目玉を拾い上げる。
そしておもむろに口にいれて飲み込んだ。
満足そうな顔をして サラは撮影現場へと戻っていった。
End
感想・評価
映画『ネオン・デーモン』をみた感想と評価です。
まずなんといっていいのか…(笑) 序盤から中盤にかけては 若手モデルたちの熾烈な生き残りをかけた 青春ものなのかなぁとおもっていましたが、 最後終盤になってから いっきに様子が変わってしまいました。
この映画… 人食い映画だったのかよ!(笑) しかも主人公が食われてんじゃん!! なんだ!こりゃ? そしてラストにいたっては ちょっと理解しがたい結末でした。
もうちょっと頭が良ければ この映画が訴えたいなにかメッセージの ようなものが感じ取れたのかもしれませんが、 ぼくにはわかりませんでした。 では映画としては つまらなかったのかというと… 以外と面白かったです。 ぼくはわりと好きですよ。 この映画(笑) 正直ストーリーとしては あまり面白みを感じられませんでした。
ですが、 全体的にただようスタイリッシュな雰囲気と 登場する美しいモデルたちが 観客の心をグイグイと引き込みます。
このスタイリッシュさが この映画の最大の魅力だと思いました。
どちらかというと 芸術作品をみるような感覚で楽しむ映画だと思います。
そして映画のなかで流れるBGMと エンドロールにながれる エンディングテーマがカッコイイ!! BGMとはジュリアン・ウィンディングという人が作曲した「The Demon Dance」という曲のようです。
エンドロールの流れる曲は オーストラリアのシーア(Sia ) というアーティストの歌う 「Waving Goodbye」という曲です。
そしてなによりも エル・ファニングちゃんが とにかく…可愛すぎる!! 映画のなかでは主人公ジェシーを演じています。 ジェシーは若手モデルとして 大成するはずだったのですが… 最後の結末で先輩モデルたちに たべられちゃいます。
カワイソすぎ…(T T) またあのキアヌ・リーブスが 変態オヤジ役として登場(笑) この人、超有名俳優にもかかわらず こういったB級チックな役柄もよくやりますよね! 芸術作品ゆえストーリーは少々難解で 美しい映像+カニバリズムのアンマッチさが この映画のウリというところでしょうか。
ストーリーの良し悪しはさておいて 一度は見てほしい映画のひとつです。
興味があれば 是非ともご覧になってください。 管理人評価 ★★★★☆(4.0)