2016年のマット・デイモンの主演映画『ジェイソン・ボーン』についてのネタバレ記事となります。
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マット・デイモンにとっては2007年の『ボーン・アルティメイタム』以来、実に9年ぶりのボーン・シリーズ出演ですね!
ボーン・シリーズは3部作で完結(2012年のものは除き)だと思っていたので、まさか続編が見れるとは…感無量です。
本作は前回でジェイソン・ボーンが姿を消してからの続きとなりますが、ボーン・シリーズのファンなら、どんな内容なのか絶対に気になりますよね!
今回はそんなマット・デイモン主演の映画『ジェイソン・ボーン』について、あらすじとストーリー、そしてみた感想と評価などをお伝えしていきます。
※注意:結末・ラストまですべてネタバレしますので映画を見ていない方はご注意ください。
あらすじ・ストーリー・ネタバレ
登場人物
・ジェイソン・ボーン(マット・デイモン):元CIAの凄腕エージェント
・ヘザー・リー(アリシア・ヴィキャンデル):CIAサイバー担当官
・ロバート・デューイ(トミー・リー・ジョーンズ):CIA局長
・アセット(ヴァンサン・カッセル):CIA工作員でジェイソンの命を執拗に狙う。
・ニッキー・パーソンズ(ジュリア・スタイルズ):元CIA局員
・アーロン(リズ・アーメッド):ディープドリームのCEO兼CIA顧問エンジニア
あらすじ・ストーリー(序盤)
CIA局員でサイバー担当官のヘザー・リーのもとに、CIAの極秘情報がハッキングされている連絡が舞い込んできた。
情報を扱うプロフェッショナルの彼らをいとも簡単に欺き、彼らの目の前で極秘情報が次々とダウンロードされていく。
リーはハッキング元を特定し、周辺地域の電力供給をシャットダウンして阻止するが、
CIAの過去の極秘計画、トレッド・ストーン計画からアイアンハンド計画に関する重要な情報が盗まれてしまった。
リーはハッキングした人物を特定し、その人物はニッキー・パーソンズという元CIA局員とう女性だということが判明した。
元CIA局員のニッキーがハッキングしてまで極秘情報を盗んだのは、ある人物にその情報を手渡すためだった。
その人物こそ、かつてCIAに所属していた最強エージェント「ジェイソン・ボーン」だった。
ジェイソン・ボーンはCIAを裏切り、追跡を逃れるためギリシャに身を潜め、地下のストリート・ファイトで生計を立てていた。
ジェイソンに極秘情報を手渡すため、ニッキーはギリシャ・アテネへと向かう。
その頃、リーは直属上司でCIA局長のロバート・デューイに、元職員のニッキーによってハッキングされ、極秘情報が流出したことを報告した。
デューイはリーに対して、ニッキー追跡の指令を下すが、その一方で密かにCIA工作員アセットにニッキーの後を追わせ、ジェイソン・ボーン抹殺指令を下していた。
そんなことも知らず、リーは早速、追跡チームを編成し、ギリシャ・アテネへと向かわせた。
ーーー
ギリシャでは民衆の政治不満が高まり、街の至る所でデモ活動が相次いでいた。
次第にデモは過激になり、群衆と警官隊に衝突が起こる混乱の中、ニッキーはついにジェイソンを見つけ出す。
彼女はトレッド・ストーン計画と新計画アイアンハンドに関する情報を入手したことを伝え、
アイアンハイド計画を阻止して欲しいこと、そして過去のトレッド・ストーン計画に、ジェイソンの父親が深く関わっていたことを告げた。
そこへ追跡してきたリーのチームが2人を発見するが、ジェイソンは彼らの追跡を難なくかわし、バイクの後ろにニッキーを乗せて現場から逃走を図る。
しかしそこに工作員アセットがあらわれ、車でバイクを追い回し、徐々にジェイソンを追い詰めていく。
アセットはバイクで逃げる彼らにスナイパー・ライフルを向け、引き金を引くと、弾丸はニッキーの背中に命中した。
ジェイソンは瀕死のニッキーを助けようとするが、彼女はコインロッカーの鍵をジェイソンに投げると同時に、アセットからとどめの一発を撃たれて絶命した…。
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あらすじ・ストーリー(中盤①)
ヘザー・リーは工作員アセットの、まるで暗殺者のような振る舞いに疑問を感じていた。
デューイは彼は過去にジェイソンに裏切られたことによってシリアでひどい拷問を受けたから仕方がないと擁護する。
リーはこのころからジェイソンの件になると冷静さを失うディーイに対して疑問を感じ始めていた。
一方、ジェイソンはニッキーから渡されたキーで、駅のコインロッカーを開けた。
そこにはCIAから入手した極秘情報が格納されているUSBメモリが隠されていた。
一緒に入っていた手帳を開くと、協力者クリスチャン・ダッソーの住所が記載されていた。
ジェイソンは暗号化されたデータを解読してもらうためダッソーのもとへと向かった。
ーーー
世界で10億人のユーザーを持つ巨大SNSを運営するディープドリームのCEOアーロンは、新しいプラットフォームの公開をメディアの前で大々的に発表していた。
そんな彼のもとにCIA局長のデューイが接触をはかっていた。
ディープドリーム立ち上げの際に、アーロンはCIAから多額の資金援助を受けていたが、その条件にCIAの顧問エンジニアとして技術協力をする約束となっていた。
だがCIAが先日ハッキングされたことは業界で有名になっており、アーロンはこれ以上彼らにかかわると会社として信用をうしなうと考え、協力を降りたいと訴えた。
しかしデューイは了承しないどころか、彼らの新しいプラットフォームをアイアンハイド計画に利用させろと迫った。
だがアーロンは頑なに拒否した。
あらすじ・ストーリー(中盤②)
クリスチャン・ダッソーの自宅に到着したジェイソンは、ニッキーから渡されたUSBメモリを複合化してもらい、極秘資料を閲覧していた。
そこには元CIA局員のマルコム・スミスのトレッド・ストーン計画のメンバー採用に関する資料が残されていた。
そして、そのなかにジェイソンのメンバー採用の資料を見つけ、テロで亡くなる直前の父親の盗撮写真がなぜか残されていた。
ジェイソンは写真をみながら、父は過激派テロによって亡くなったと教えられられていたが、もしやCIAが父をやったのか?しかしなぜ?そんな疑念がジェイソンの中にわき起こる。
その時、突如パソコンのデータが削除された。
リーが遠く離れたCIA本部から部屋のパソコンをハッキングしていたのだった。
そして部屋の電話が突然なりだし、ジェイソンが電話に出るとリーが出た。
彼女は軽く挨拶をかわし、ジェイソンに対し力になりたいと提案する。
だが局長デューイが電話を強引に変わり、ジェイソンと会話をはじめた。
デューイは電話をしながら時間稼ぎをしつつ、裏で暗殺部隊をジェイソンのいる部屋に向かわせていた。
リーはそんなデューイの行動に怒りを感じ、密かにジェイソン宛にメッセージを送って、暗殺部隊から助けた。
後日、リーはデューイの上司にあたるラッセル情報長官に直接交渉した。
それは、ジェイソンの扱いに関することで、ジェイソンの一連の行動は心理学面から見るに愛国者と判断されるので、
彼を始末するのではなく、むしろ取り込んで国益のために利用すべきだと提案した。
ラッセル長官はリーの提案に納得し、デューイも反論できずしぶしぶ同意せざるを得なかった。
だがデューイにはジェイソンにこの世から消えてもらわないと困る秘密があったのだ…。
ーーー
ジェイソン攻略の先手を打たれてしまったデューイは、まずはアイアンハイド計画を進めておこうと、協力を拒否しているアーロンに対し司法省を動かして圧力を加えた。
だがアーロンはそれに反発し、来月にラスベガスで予定されているサイバー会議のメディア公開に際し、オンラインで全世界の人にCIAとの裏取引のすべてをぶちまける計画を立てた。
ところがアーロンの腹心が裏切り、その計画をデューイに密告してしまう。
デューイはアーロンの裏切りを知り、彼を始末することに決めた。
ーーー
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ラスト・結末①(ネタバレ注意!)
ジェイソンはロンドンに赴き、元CIA局員のマルコム・スミスにコンタクトを取っていた。
なぜスミスは父を監視していたのか?その理由を聞き出すためだった。
リーたちもジェイソンがスミスに接触することを察知し、部下たちを送り、ジェイソンの捕獲作戦を開始した。
しかし、その裏でデューイは、工作員アセットを現場に送り込み、リーの部下たちを次々と始末して捕獲チームを壊滅させてしまう。
デューイは、これはジェイソンがやったこと、やはりジェイソンは始末すべきだとリーに言い放ち、作戦の指揮件を奪って捕獲作戦から抹殺命令へと変更してしまった。
このとき、なぜか釈然としないリーは工作員のアセットが、暗躍していることに気づき、全てデューイが裏で仕組んでいたことだと確信する。
アセットはデューイから、ジェイソンを始末せよ命令を受け、スミスと接触するジェイソンを屋上からライフルで照準を定める。
だがジェイソンは用心深く、スミスと接触する直前に町中の火災警報器を発動させ、群衆がパニックでごった返すなか、スミスを拉致することに成功する。
ジェイソンはビルの屋上で、なぜ父が亡くなったのかとスミスを問い詰めた。
そして、スミスから衝撃の事実が伝えられた…。
なんとトレッド・ストーン計画のメンバーは父ではなく、初めからジェイソンが実行メンバーに選ばれていたのだった。
当時、CIAは父親より息子ジェイソンの方が、作戦遂行メンバーとして適正が高いと選んだ。
だが、父はそれに反発し息子をメンバーにすれば計画の全てを世間に暴露すると脅したのだった。
その結果、父はCIAによって抹殺されてしまったのだった。
当時、ジェイソンは父がテロで亡くなったと教えられ、自らCIAに入り、そしてトレッド・ストーン計画に志願した。
結局のところ、すべてはCIAにとって都合の良い結果となったのだ。
すべては息子でるジェイソンを助けるために始末されたのだった。
実行犯は工作員アセット、指示をしたのはCIA局長のデューイだった。
デューイが黒幕だった。
怒り狂うジェイソンだが、そこにアセットが現れてスミスを始末し、ジェイソンはビルの屋上から落下した。
ジェイソンは奇跡的に助かり、その場から逃走した。
途中でリーの車に乗り込み、そこで彼女からアイアンハイド計画の全貌を聞く。
デューイは巨大SNSを利用して、世界中の人々をCIAが直接監視する計画を立てていた。
そのためアーロンに協力を迫っていたのだった。
リーはジェイソンに、CIAの癌であるデューイを始末してほしいと共闘を持ちかけた。
ジェイソンは一言「ラスベガスで会おう」と…。
ーーー
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ラスト・結末②(ネタバレ注意!)
ディープドリームのCEOアーロンはCIAを招き、ラスベガスから全世界に向けたサイバー会議を開く準備をしていた。
もちろんCIAとの裏取引をぶちまけるつもりだった。
だがデューイは裏切り者のアーロンを始末するため、彼が壇上に立った時にアセットに狙撃させようと企てていた。
ジェイソンもリーの手引きでロンドンからラスベガスに駆けつけ現場に入り込んでいた。
サイバー会議が始まり、そしてアーロンが壇上に立つ。
彼がCIAのとの裏取引をほのめかした瞬間アセットが狙撃した。
だが、間一髪ジェイソンがアセットに照明を当て、弾はわずかにはずれてアーロンは助かる。
会場はパニックで騒然となり、警官隊とSWATまで駆けつけてきた。
ジェイソンは警官の追跡を逃れ、デューイのいる部屋にたどり着いた。
デューイは「思ったより来るのが遅かったな」といい、ジェイソンに父親のことは残念だったとし、再度CIAに力を貸してほしいと取り込もうとする。
だがジェイソンはもう二度と関わりたくないと、銃口を向けるが、デューイの部下がかけつけジェイソンの脇腹を撃った。
形成逆転したデューイはジェイソンに銃口向け、引き金を引こうとする。
その瞬間、一発の銃弾がデューイを撃ち抜いた。
撃ったのは…リーだった。
ジェイソンはリーに、君はこの場から去れと言い、リーの拳銃に自身の指紋を付着させ、現場から逃走した。
途中、工作員アセットがSWATの装甲車を盗んで逃走しているのを発見し、自身も車でアセットを追いかける。
激しいカーチェイスの末、ついにアセットを追い詰め、ジェイソンとアセットの2人だけの肉弾戦が始まった。
脇腹に銃弾を浴びていたジェイソンは、アセット相手に苦戦するが、鋼の意思をもつつジェイソンはついにアセットを倒し、父の復讐を遂げた。
ーーー
ラスベガスで失態を犯した局長デューイに変わり、リーは新しいCIA局長に就任した。
ラッセル長官からアイアンハイド計画を引き継いでほしいと依頼され、リーはそれを了承する。
その際、ジェイソン・ボーンの扱いについて、リーはジェイソンは自分のことを信頼しているので、CIAに取り込みたいと再び提案した。
ラッセル長官は難色を示し、また失敗したらどうすると問いかける。
するとリーは、「失敗したら始末すればいいだけのこと」と答えた。
ーーー
リーは公園でジェイソンと2人だけで接触をしていた。
父親の勲章レプリカをジェイソンに渡し、もう一度私たちに力を貸してほしい、CIAを守ってほしいと訴えた。
ジェイソンは「考えておく」と言い残し、連絡先も告げずにその場から去ってしまう。
もくろみが外れたリーが落胆して自分の車に戻ると、助手席にICレコーダーが置かれていた。
再生してみると、リーとラッセル長官との会話が録音されていた。
ラッセル長官「失敗したらどうする」
リー「始末すればいいだけのこと」
との音声が録音されていた。
End
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感想・評価まとめ
いゃ〜9年ぶりにジェイソン・ボーンが炸裂ですねー!とっても面白かった!
この映画はアクション・サスペンスの位置付けで、
主人公のジェイソンが敵を倒しながらCIAの陰謀に迫っていくのですが、正直そのサスペンス部分は個人的にはいまいちでした。
どちらかというと、この映画の魅力は、ジェイソン・ボーンの精密機械に正確無比でクールな徒手格闘アクションと、CIAに人生を翻弄されたジェイソンの哀愁溢れる人生を描いたストーリーではないでしょうか。
父親はこの世を去り、仲間を次々と失いながら、そして一人寂しくと生きている。
気がつけばジェイソンも40代半ばで額にシワも増えて、白髪混じりになっていました。
もうなんだかそれだけで泣きそうになりました。(T T)
そして、本作で判明したのは、父親は自分を助けるために亡くなったことでした。
正直、40歳過ぎてからそれを知ったんところで一体どうしろっていうのですかね…(涙)
映画のなかで黒幕デューイも言っていましたが、いまさら復讐したいわけでもなかろうと…そうですね。
なんだかジェイソンがカワイソすぎます…。
父の死の真相を知り、怒りを覚えるけど、かといってCIAならそのくらい平然とやる。
きっとジェイソンは誰よも組織の体質をしっていたからこそ、どこかで『やっぱりな…』みたいなところもあったんじゃないのかな?
そんなやりきれない思いが、ジェイソンの背中に溢れているのを感じたのは僕だけでしょうか?
それとジェイソンとヘザー・リーとの関係についてですが、
リーはジェイソンを追跡するうちに、彼にどこか親しみを感じていたような気がします。
もちろん映画のなかではそこまでの心情は吐露されていませんが…。
最後にラッセル情報長官と会話したときに、今度ジェイソンを手なずけることに失敗したら、ジェイソンを始末するようなことを言っていますが、果たしてこれは本心だったのでしょうか?
勝手な見解ですが、リーはおそらく立場上はそのような発言をしたものの、それは本心ではなくすさんだ生活をしていたジェイソンをCIAに戻して彼を救ってあげたいと考えていたのではないかでしょうか?
もちろん本当にジェイソンを利用しようと考えてた可能性もありますが、リーという人間は起業家のアーロンが言うように、まっすぐで正義感が強く、CIAには似つかわしくない人間だということが伺えます。
なので個人的にはあの発言は本心ではなく、あくまで立場上、仕方なく発言したに過ぎないと考えています。
最後にジェイソンがその内容を盗聴していたことが判明しますが、おそらくジェイソンもその発言がリーの本心ではないことは重々承知だったはずです。
彼が最後にICレコーダーをあえて置いてたのは、そもそも彼はCIAに戻る気がないため、リーに諦めてもらうために盗聴していたことを知らせたのでしょう。
あくまで管理人の勝手な見解ですが、ジェイソンという人間、またリーという人間から推測するに2人の心情はこのようなものだったのではないでしょうかね。
『ジェイソン・ボーン』はこれで本当に完結かはまだわかりません。
個人的にはマット・デイモンの活躍をもってみたい気がします。
管理人評価
★★★★☆(4.8)
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