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映画|3月のライオン 前編/後編の動画をフルで無料視聴する方法!評価とレビューも紹介!

映画『3月のライオン 前編/後編』を無料視聴する方法をご紹介します。

結論からお伝えすると、1番おすすめなのは動画配信サービス「TSUTAYA TV」の30日間無料トライアルを利用する方法です。

公式の動画配信サービスなので、安全・高画質・高速再生と3拍子揃っています。登録も解約も簡単なのでお手軽です。

※本記事の内容は2019年12月時点の情報です。

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映画『3月のライオン 前編/後編』の動画をフルで無料視聴する方法

前述したとおり、映画『3月のライオン 前編/後編』の動画をフルで無料視聴するためにご紹介したいのが、動画配信サービスの「無料トライアル」を利用する方法です。

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こちらを利用して目当ての作品を視聴したあとで、トライアル期間が終了する前に解約すれば、好きな映画を完全無料で楽しむことができてしまう!というわけです。

映画『3月のライオン 前編/後編』の動画配信状況

2019年12月現在、無料トライアルを利用して、映画『3月のライオン 前編/後編』の動画を無料視聴できる動画配信サービスをご紹介します。

「配信状況」が「見放題」ならトライアル期間中いつでも無料視聴でき「P=ポイント」なら必要ポイント数が「無料ポイント」の範囲で賄えれば無料で視聴できます。

  配信状況/無料ポイント
U-NEXT 見放題/600 P
TSUTAYA TV 見放題/1,100 P
music.jp 660 P/1,600 P
FODプレミアム 見放題/1,300 P
dTV 見放題/なし
Amazonプライム・ビデオ 見放題/なし
Hulu 見放題/なし

※配信状況は前編・後編の合計を表示しています。

おすすめなのは、TSUTAYA TV、U-NEXT、FODプレミアムの3サービスです。

こちらのサービスでは、共通して映画『3月のライオン』が前編・後編ともにお得な「見放題」で配信されており、さらにポイントの無料プレゼントまで実施されています。

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              なお、上記以外の主要サービスでの配信状況は次ようになっており、映画『3月のライオン 前編/後編』を無料で視聴することはできません。

                配信状況/無料ポイント
              ビデオマーケット 660 P/550 P
              ビデオパス 880 P/550 P
              Netflix 未配信/なし

              ※配信状況は前編・後編の合計を表示しています。

              動画見放題&DVD借り放題!TSUTAYA TV

              TSUTAYA TV

              株式会社TSUTAYAが運営しているだけあって、Tポイントが使えたり、宅配レンタルサービス「TSUTAYA DISCAS」とのセットプランがあったりと、何かと便利なTSUTAYA TV。

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              月額料金/付与ポイント 933円(税別)/1,100 P
              見放題作品数 約10,000本/旧作DVD借り放題
              画質 SD/HD
              ダウンロード機能 対応 ※見放題作品は非対応

              TSUTAYA TVでは、映画『3月のライオン 前編/後編』が見放題作品としてラインナップされていますので、無料登録時にもらえる1,100ポイントを消費せずに無料で視聴可能です。

              見放題作品がダウンロード非対応、見放題作品数が少なめ……といった点が若干気になりますが、倍速再生機能があったり、Tポイントが使えたりと何かと便利な一面も。

              また、見放題作品数の物足りなさに関しては、宅配DVDレンタル「TSUTAYA DISCAS」とのセットプランを申し込むことで解決可能です。

              セットプランでは動画配信に加えて、あのTSUTAYAの全在庫という膨大なラインナップの中から、旧作DVDの借り放題を無料で体験できます。

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              • 大人の事情で配信できない作品にも対応
              • 確実に字幕版と吹替版の両方を収録
              • ストリーミングデバイスがなくてもテレビで見られる

              などなど、DVDレンタルならではのメリットも。

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              【高画質】9万本の見放題作品&最新作を無料で満喫!U-NEXT

              U-NEXT

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              月額料金/付与ポイント 1,990円(税別)/1,200 P
              見放題作品数 90,000本以上
              画質 4K対応
              ダウンロード機能 対応

              U-NEXTでは、映画『3月のライオン 前編/後編』が見放題作品としてラインナップされていますので、無料登録時にもらえる600ポイントを消費せずに無料で視聴可能です。

              さらに、U-NEXTでは幅広い全11ジャンルを網羅した、14万本以上の動画が配信されており、そのうちまさかの9万本以上が見放題作品としてラインナップされています。

              映画『3月のライオン 前編/後編』の関連作品としては……

              ◆テレビアニメ版『3月のライオン』

              ◆神木隆之介 出演作品

              • 妖怪大戦争
              • 太陽
              • 遠くの空に消えた
              • ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
              • お父さんのバックドロップ
              • 学校のカイダン(テレビシリーズ)
              • 変身(テレビシリーズ)
              • 11人もいる!(テレビシリーズ)

              ◆有村架純 出演作品

              • ビリギャル
              • 夏美のホタル
              • 海に降る
              • 女子ーズ
              • 阪急電車 片道15分の奇跡
              • 永遠のぼくら sea side blue
              • リトル・マエストラ
              • SPEC シリーズ

              なんかも見放題で配信中です!

              これなら、気になるポイント作品(=新作・話題作が豊富!)を視聴してポイントを使い切った後も、残りのトライアル期間を持て余すことはありません。

              ちなみに、トライアル期間終了後に月額1,990円で継続した場合は、トライアル期間中の2倍にあたる1,200ポイントが毎月もらえます。

              9万本の見放題作品とあわせて毎月2本程度、新作&話題作までお得に楽しむことができるのは嬉しいですね。

              何はともあれ、31日以内に解約してしまえば一切お金はかかりませんので、ひとまず映画『3月のライオン 前編/後編』を無料で楽しんでみてはいかがでしょうか。

              「無料トライアルだけで満足なんだけど……」「使ってみたけど合わなかった……」なんて場合でもカンタンに即時解約できるので安心です。

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              フジテレビ系コンテンツに強い!FODプレミアム

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              FODプレミアムは、フジテレビが運営する動画配信サービス「FOD」の定額制コースです。

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              トライアル期間中に1,300ポイントがもらえるので、見放題対象外の作品も無料で視聴可能です。

              無料期間/無料ポイント 1ヶ月間/1,300 P
              月額料金/付与ポイント 888円(税別)/1,300 P
              見放題作品数 約2,000本
              画質 HD
              ダウンロード機能 非対応

              FODプレミアムでは、映画『3月のライオン 前編/後編』が見放題で配信されていますので、トライアル期間中にもらえる1,300ポイントを消費せずに無料で視聴可能です。

              トライアル期間中にトータルでもらえるポイントが、他サービスよりも多めに設定されているFODプレミアムですが、ポイント付与のタイミングに難点があります。

              ポイントの付与は、登録時に100ポイント、8のつく日に400ポイントというかたちで実施されており、登録後すぐにポイント作品の無料視聴はできないため注意が必要です。

              ただし、フジテレビ系の作品はほとんどが見放題作品に設定されていますので、フジテレビ好きの方であればポイントが貯まるまでの期間もストレスなく楽しめるかもしれません。

              何はともあれ、トライアル期間が終了するまでに解約すれば、映画『3月のライオン 前編/後編』を完全無料で楽しむことはできます。

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              危険!動画共有サイトの違法アップロード動画

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              映画『3月のライオン 前編/後編』の作品紹介

              映画『3月のライオン 前編/後編』とは……

              映画『3月のライオン 前編/後編』は、羽海野チカが将棋をテーマに描いた同名の人気コミックを神木隆之介主演で実写化した作品です。

              主人公は天才と呼ばれる若手プロ棋士・桐山零。

              家族も友達も自分の居場所さえない彼が、プロ棋士として、そして人間としても成長していく姿を描いた感動的なストーリーが展開します。

              作品データ

              • 製作年:2017年
              • 製作国:日本
              • 配給:東宝、アスミック・エース
              • 制作会社:アスミック・エース、ROBOT
              • 製作会社:映画「3月のライオン」製作委員会
              • 上映時間:138分(前編)/139分(後編)
              • 映倫区分:G

              スタッフ

              • 監督:大友啓史
              • 脚本:岩下悠子、渡部亮平、大友啓史
              • 原作:羽海野チカ『3月のライオン』
              • 製作:谷島正之、竹内文恵、守屋圭一郎
              • 製作総指揮:豊島雅郎、上田太地、友田亮
              • 音楽:菅野祐悟
              • 主題歌(前編):ぼくのりりっくのぼうよみ『Be Noble』
              • 主題歌(後編):藤原さくら『春の歌』

              登場人物・キャスト

              ◆桐山零:神木隆之介
              本作の主人公。
              史上5人目の中学生でデビューした若手棋士。
              小さい頃に家族を交通事故で亡くしたことから、孤立するようになっていった。

              ◆幸田柾近:豊川悦司
              家族を失った零を内弟子として引き取ったプロ棋士。
              零のお父さんの友人。

              ◆川本あかり:倉科カナ
              川本家の長女。
              孤立していた零とひょんなことから知り合い家族のように接する。
              母は早くに亡くなり、父もいなかった為、昼も夜も仕事に明け暮れている。

              ◆幸田香子:有村架純
              零の義理の姉。後藤と不倫関係を続けている。
              将棋で零に勝つことができず強くあたる。

              ◆後藤正宗:伊藤英明
              プロ棋士。
              妻がいながら香子との関係をきれずにいる。

              ◆島田開:佐々木蔵之介
              プロ棋士。獅子王戦で零と対局し勝利。
              島田研究会を開いている。

              ◆宗谷冬司:加瀬亮
              孤高の名人。連勝記録を多くもつ。
              零が憧れている棋士のひとり。

              ◆二海堂晴信:染谷将太
              零のライバル。幼い頃から零と対局してきた仲。
              しかし、腎臓が悪く長期戦になると体調が優れないことがある。

              前編のストーリー

              9年前、両親と妹を交通事故で亡くした桐山零(神木隆之介)。

              突然家族がいなくなり、ひとりになってしまった零は、父の友人である棋士の幸田柾近(豊川悦司)に内弟子として引き取られます。

              将棋の才能があった零はなんと15歳でプロの棋士に。

              中学生でプロの棋士となった零ですが、幸田家の子供たちとも馴染めず、ある事情もあったため、家を出て下町のアパートで独り暮らしを始めます。

              中学生でのプロデビューは、史上5人目。天才ともてはやされましたが、零には家族も友達もいませんでした。

              ある日、零は具合が悪くなり道端に倒れこんでしまいます。そんな見ず知らずの零を助けてくれたのが川本あかり(倉科カナ)でした。

              彼女は零を自宅に運び看病してくれました。

              これをきっかけに川本家の長女のあかり、次女のひなた(清原果耶)、三女のモモ(新津ちせ)、祖父・相米二(前田吟)と夕食を共にする仲になります。

              零は、自分を温かく迎えてくれる川本家に居場所を見出し始めました。お正月も零は川本家でおせちをいただき、川本家のみんなと初詣に出かけました。

              そのとき、義姉の香子(有村架純)と不倫関係にあるプロ棋士・後藤正宗(伊藤英明)とばったり会ってしまいます。

              香子も元はプロ棋士を目指いましたが、零に勝てないとわかり、父・柾近にプロの道を諦めさせられたという過去が。

              零が幸田家を出たのもこのことがきっかけでした。

              そんな中、獅子王戦のトーナメントで順調に進めば、後藤と対局することに。零は後藤を倒したい気持ちから、そのことしか考えられなくなります。

              後藤との対局ばかり意識していた零は、後藤の前に対局する島田開(佐々木蔵之介)のことをすっかり忘れていました。

              自分の腕を過信していた零は、島田にあっさりと負けてしまいます。力不足を痛感した零は島田が主催する研究会に入れてもらうことに。

              獅子王戦は終戦となってしまいましたが、新人王戦は順調に勝ち進めていました。

              そんな中、島田が後藤との対局に勝ち、宗谷名人(加瀬亮)への挑戦権を獲得。そのときから零はいつか宗谷と対局ができる日を夢に見始めます。

              少しずつ棋士としても、人間としても成長していく零。

              後編では零自身、そして周囲の人々にさらなる試練が……。

              前編の見どころ

              原作者は羽海野チカさん。ドラマやアニメ、映画にもなった大ヒット少女漫画『ハチミツとクローバ-』でも知られる人気漫画家ですね。

              『ハチミツとクローバ-』も恋愛漫画でありながら「自分とはなにか」「生きるとはなにか」と結構重いテーマを扱っていました。

              今回ご紹介した『3月のライオン』も、羽海野チカさんが得意とする丁寧な心情描写が反映された奥深い作品に仕上がっています。

              そのため、前後編ともに120分超えの2部構成という大作に。緊迫の対局シーンや、複雑な人間模様から生まれるドラマが見どころになっています。

              将棋というと、対局が進むにつれ心拍数がどんどん上がってくる独特の緊張感がありますが、それがしっかりと表現されていました。

              後編ではオリジナルストーリーが展開。零や三姉妹、そして前編にちらっと登場した宗谷名人にまつわる謎が少しずつ解き明かされていきます。

              後編のストーリー

              「もう1年になる?桐山君が初めてこの家に来てから」

              川本あかり(倉科カナ)の一言で、川本家との出会いから1年が経っていることに気づきます。「お世話になってます」と零は頭を下げました。

              あの出会いから1年。今では家族のように、あかりとひなた(清原果耶)、モモ(新津ちせ)の3姉妹と食卓を囲んでいます。

              一方、プロ棋士としては3年目に突入した零。

              新人王戦を勝ち抜き、見事優勝を飾り、学校でも表彰されることに。注目を浴びた零ですが相変わらず将棋の研究に明け暮れていました。

              ある日、新人王獲得を記念して零と宗谷名人(加瀬亮)の記念対局が発表されます。憧れの存在だった宗谷名人との対局に実感がわかない零。

              ライバルである二階堂(染谷将太)や師匠の幸田柾近(豊川悦司)からアドバイスをもらい、名人との対局に心構えを整えていました。

              宗谷名人との対局は、中盤の一手が原因で敗北。記念の一局だったとはいえ、零にとってかけがえのない大きな戦いでした。

              零は宗谷名人との対局を終え、川本家にお土産を渡しに行きました。

              そのとき帰宅した次女のひなたの異変に気付きます。ひなたは玄関先で、ボロボロになったまま立っていたのです。

              中学3年生のひなたのクラスではイジメが始まっていたそう。ひなたはターゲットにされていた女の子を庇い、次のターゲットにされていました。

              「後悔なんてしてない。私のしたことは絶対間違ってなんかない!」

              ひなたはなみだながらに必死で訴えました。零も幼い頃「将棋ロボット」といじめられていたことがあり、ひなたの言葉に強く胸を打たれます。

              祖父やモモもひなたの頭を撫で、その日はひなたの好物ばかりが食卓に並びました。そのとき、零は「絶対に彼女たちを守る」と決心します。

              一方、今年も獅子王戦トーナメントの季節が近づいてきていました。そんな中、零の周りの棋士たちに様々な試練が降りかかります。

              師匠でもある幸田はケガで緊急入院、不戦敗。

              入院中の妻の容体に心を痛める後藤。

              難病を抱えている二階堂。

              初タイトルを前に、地元の期待に押しつぶされそうな島田。

              さらに、孤高の名人、宗谷でさえも重大な秘密を抱えていたのです。

              今まで自分を支えてくれた川本家のためにも強くなるしかないと自分のやり方で戦いに挑み始めた零。そして、試練を抱え勝負に挑むライバルたち。

              今回の獅子王戦トーナメントは波乱の予感が……。

              後編の見どころ

              後編では、メンタル面でも成長を遂げた零が、大切なもののために闘います。前編にも増して、神木隆之介のハマり具合が半端じゃないです。

              刺々しかった零が多くの人との出会いや棋士としての壁を経験して、少しずつ変化していく様子が手に取るように伝わってきます。

              表情やセリフ、動作から零が「強くなった」ことが表現されていました。

              神木さん本人も、舞台挨拶で次のようにコメントしています。

              「前編と後編で、零が川本家に向かって歩く速度をちょっと変えてるんです。
              心に余裕ができた感じを出したかった。そこも観てもらいたいです。」

              そんな零の成長ももちろん見どころのひとつですが……零が引き取られた幸田家の抱える問題と、川本家が抱える問題も後編では明らかになります。

              それが零の人間的成長、そして自分には将棋しかないんだと本気で将棋と向き合うきっかけとなる展開は胸アツです。これも見どころの一つですね。

              原作者の羽海野チカさんも言っていますが、本作は「将棋」をテーマにした作品ではなく「将棋を職業とした一人の男の子の人生」を描いた作品。

              それを意識して観ると、余計に感慨深いです。

              特に、後編では人間ドラマが怒涛の展開をみせます!

              口コミ・レビュー

              ◆女性/30代前半/総合評価 ★★★★★(5.0)

              とにかく神木隆之介さんが、ものすごくいい味を出されていました。前編から後編にかけて、どんどん役に磨きがかかっていきます。

              共演陣も素晴らしく、原作マンガから興味を持った方も、マンガが未読の方も、どんなきっかけで鑑賞してもつい見入ってしまう魅力があります。

              固唾を飲んでしまうシーンが多くある中で、緊迫感あふれる対局シーンは特に圧巻!シリアスなシーンとハートフルなシーンのバランスも絶妙でした。

              主人公の成長を通して、自分の人生のあり方を考えさせられました。

              ◆男性/30代後半/★★★★☆(4.0)

              冒頭シーンから、映画の世界観に引き込まれていきます。孤独を抱えながら生きてきた主人公の心情がうまく表現されていました。

              将棋の世界で、自分のためだけに戦い抜いてきた主人公が、自分以外の誰かのために生きる道へとシフトしていく姿は感動的です。

              また、家族を失った主人公が血縁関係のない三姉妹と心通わせていく姿は、1991年公開の矢崎仁司監督作品『三月のライオン』を彷彿とさせました。

              「新しい家族のあり方」についても考えさせられる作品です。

              ◆女性/30代前半/総合評価 ★★★☆☆(3.0)

              原作漫画の存在はなんとなく知っている程度でした。

              神木隆之介が好きという理由で見に行きましたが、将棋界がこんなにも大変な世界だというのは新たな発見で、驚きとともに興奮してしまいました。

              最近は将棋ブームですが、命を削ってやっているんだと思うと見方が変わります。ゲームというよりスポーツという感じでした。

              特に、佐々木蔵之介演じる島田が体調を崩している中で対局に挑む姿には、鬼気迫るものがあり、思わず手に汗握りました。

              主人公の零とライバルであり友達でもある二海堂との関係性が羨ましかったです。ガツガツ来られすぎて引いちゃう零の気持ちもわかりますが(笑)

              二海堂を演じているのが染谷将太の演技力にすっかり引き込まれていました。染谷将太だとは気づかず、エンドロールでチェックしたほどです。

              漫画を後から読みましたが、神木隆之介が零役にピッタリだなと改めて感じました。似ているカットも多く、原作ファンにも受け入れられそうです。

              ◆女性/30代後半/総合評価 ★★★☆☆(3.5)

              原作が好きなので、公開前から期待していました。温かな人間ドラマと、厳しい勝負の世界がどのように描かれるのかとても楽しみにしていました。

              それでも、映像化で肩透かしを食らう作品は少なくありません。期待が大きいだけに、イメージと違ったら嫌だなという不安もありました。

              でも、映画が始まってすぐにその不安は消えました。

              神木隆之介さんが主人公の桐山零そのもので、住んでいるマンションのどこか寂しい様子も漫画そのもので、一気に引き込まれました。

              共演陣も見事に原作のキャラクターを再現していて、監督やスタッフ、キャストの並々ならぬ意欲と、原作に対する敬意が伝わってきました。

              特に島田八段を演じる佐々木蔵之介さんと、幸田香子を演じる有村架純さんが抜群に素晴らしかったです。

              緊迫の対局シーンや、川本家の団欒の様子、ところどころ挿入されるコミカルなシーンなど、映画としても楽しめて、原作の雰囲気も損なっていません。

              原作ファンの私にとっても満足のいく映画でした。

              ◆男性/30代後半/★★★☆☆(3.5)

              原作はよく知りませんが、良い意味で熱い作品でした。

              プロ棋士の世界という、あまり題材にされないテーマを扱っていますが、心理描写などが上手く表現されていると思います。

              主人公は天才棋士ですが、家庭の事情で高校を留年していてクラスに上手く馴染めないなど、私生活の部分でも面白い設定があってよかったです。

              将棋のスランプや、学校の人間関係に苦労しながらも、それを乗り越えて成長していく姿を見ると、なんだか元気がもらえました。

              スポーツとは違い対戦シーンに動きがありませんが、頭の中での駆け引きの様子などが細かく描写されていて良かったです。

              自分ならこうする、など思わず考えてしまいます。キャストも豪華ですが、それ以上にストーリーの良さが印象に残る作品だと思いました。

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