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『パシフィック・リム2 アップライジング』のネタバレ(あらすじ・結末)と感想!

映画『パシフィック・リム2:アップライジング』のネタバレです!

本作は海底から突如出現したKAIJUと、人型巨大兵器イェーガーの死闘を描いたSF超大作の続編『パシフィック・リム2:アップライジング』。前作から10年後を描いています。

主演は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のジョン・ボイエガ。前作に引き続き登場する菊地凛子やスコット・イーストウッド、初登場となる新田真剣佑の演技にも注目!

今回はそんな映画『パシフィック・リム2:アップライジング』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。

※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。


『パシフィック・リム2:アップライジング』のあらすじ(前半ネタバレ)

では、まず前半のネタバレです。

太平洋の海底の裂け目から襲来した「KAIJU」に立ち向かった人型巨大兵器「イェーガー」。人類はこの激戦で多くの犠牲を出しながらも勝利をおさめます。

それから10年が経ち、地球は平和を取り戻しつつありました。

人類のために犠牲となったスタッカー司令官の息子ジェイク(ジョン・ボイエガ)は軍人を辞め、廃棄されたイェーガーの部品を違法転売して生計を立てていました。

ある日のこと。希少な部品をタッチの差で盗まれてしまったジェイクは後を追跡。

すると、アマーラという少女が、イェーガーの部品を再利用して、一人乗りの小型イェーガー(※名前は「スクラッパー」)を完成させていました。

そこへPPDC(環太平洋防衛軍)が現れ、2人は逮捕されてしまいます。

取調室でジェイクは森マコ(菊地凛子)と再会。マコは、ジェイクの父スタッカー司令官に養子として育てられ、ジェイクにとっては姉のような存在でした。

そんなマコから、無罪放免と引き換えに、軍に復帰してパイロット訓練生の教官になることを命じられます。

アマーラも、イェーガーを操縦するパイロットとなるため訓練を受けることに。

PPDC本部では、次世代イェーガーの開発と同時に、新たなパイロットも養成していました。

ジェイクは元相棒のネイサン(スコット・イーストウッド)と再会。アマーラもパイロット訓練生たちと合流します。

同じ頃、中国企業のシャオ産業では、遠隔操作できる無人イェーガーの開発が進んでいました。

無人イェーガーが軍で採用されれば、パイロットを養成する必要もなくなりますが、PPDCの司令官であるマコは不安を感じていました。

そんな中、オーストラリアのシドニーでPPDCの総会が開催。護衛を任されたジェイクとネイサンは、新型イェーガー「ジプシー・アベンジャー」で現地に向かいます。

すると、正体不明の漆黒のイェーガーが市街地に襲来。ジプシー・アベンジャーは攻撃に出ますが、苦戦を強いられてしまいます。

その時、マコの乗せたヘリコプターが被弾。ジプシー・アベンジャーが救助に向かいますが、ヘリコプターは墜落してしまい、マコは殉職してしまいます。

マコが最後に残したデータを解析した結果、アラスカの一角に何かがあることが判明。ジプシー・アベンジャーで現地に向かいますが、ふたたび謎のイェーガーが現れました。

激闘の末、謎のイェーガーを倒したジプシー・アベンジャーでしたが、コックピットを破壊すると、イェーガーを操っていたのは人間ではなく、KAIJUの脳でした…。

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『パシフィック・リム2:アップライジング』のラスト・結末(ネタバレ注意!)

以下、ラスト結末のネタバレ含みます。

シャオ産業が怪しいとにらんだ軍は、10年前の戦いでKAIJUの脳とシンクロした経験を持つハーマン博士を派遣して、潜入調査を開始。

シャオ産業には、ハーマン博士と同じくKAIJUの脳とシンクロした経験を持つニュートン博士(チャーリー・デイ)が勤務していました。

ハーマン博士は、シャオ産業のトップであるリーウェン・シャオ(ジン・ティエン)が怪しいと思っていることをニュートン博士に伝えます。

すると、ニュートン博士は衝撃の真実を語りはじめました。

正体不明のイェーガーにKAIJUの脳をプログラムしたのは、リーウェン社長ではなく、ニュートン博士自身だったのです。

ニュートン博士の脳は、KAIJUとシンクロして以来、徐々にKAIJUに支配されていたのです。

KAIJUに脳を支配されたニュートン博士は、かつて塞いだ海底の裂け目をふたたびこじ開けるため、数体の無人イェーガーを送り込みました。すると、海底の裂け目からは3体のKAIJUが…。

ハーマン博士がKAIJUの行動パターンを分析した結果、日本の富士山に向かっていることが判明。富士山に含まれるレアメタルとKAIJUの血液が反応すると、環太平洋地域の火山帯が一斉に爆発し、人類は滅亡してしまいます。

イェーガーを送り込んで、KAIJUが富士山に到達するのを阻止しなくてはなりませんが、

ニュートン博士は、PPDC本部も襲撃し、開発中の次世代イェーガーや軍施設にも甚大なダメージを与えました。

それでもジェイクたちは諦めず、急ピッチでイェーガーを修復し、アマーラを含むパイロット訓練生たちとともに、4体のイェーガーで日本に向かいます。

いきなりの実践で苦戦を強いられるパイロット訓練生たちでしたが、東京に襲来した3体のKAIJUと互角な戦いを。

すると、3体のKAIJUは合体しはじめ、メガKAIJUへと変身。体長も2倍以上に。パイロット訓練生たちが操縦するイェーガーも、一体ずつ破壊されてしまいます。

イェーガーを倒したメガKAIJUは、東京の街を破壊しながら富士山へと向かっていきました。

かろうじて戦える状態のジプシー・アベンジャーに、ハーマン博士からメガKAIJUを倒すための戦術が告げられます。

それは、ジプシー・アベンジャーに飛行装置をつけて大気圏に突入し、そこからメガKAIJUめがけて特攻するという作戦でした。

しかし、飛行装置を本体に取り付ける術がありません。

その時、かつてアマーラが作った一人乗りの小型イェーガー「スクラッパー」が近づいてきました。操縦していたのは、シャオ産業のリーウェン社長でした。

スクラッパーは、飛行装置をジプシー・アベンジャーの腕に溶接。作戦どおり、ジプシー・アベンジャーは大気圏へと飛び立っていきました。

そして、富士山の火口に登頂しようとしていたメガKAIJUめがけて上空から特攻。激突に成功し、山肌を転がり落ちながらメガKAIJUは息絶えました。

ジプシー・アベンジャーを操縦していたジェイクとアマーラは、間一髪のところでコックピットから脱出し、難を逃れます。

その後、KAIJUに脳を支配されていたニュートン博士は逮捕されますが、ふたたび人類滅亡を予告。

それを聞いたジェイクは、新たな戦いを宣言するのでした…。

End

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『パシフィック・リム2:アップライジング』の感想・まとめ

 『パシフィック・リム2:アップライジング』のネタバレを含みつつ、あらすじなどについてご紹介しました。

前作から10年後という設定のため、次世代型イェガーのフォルムはスタイリッシュに生まれ変わり、より高度な武器を搭載しています。

そのあたりの変更が、前作ファンにとって賛否の分かれ目のようですが、イェガーごとに性能が異なり、戦い方のバリエーションが広がったという点では観ていて楽しかったです。

また、前作では夜間や海でのバトルが中心でしたが、今作では昼間の戦闘シーンが多いので、ロボットの動作が鮮明に見える点も個人的には良かったです。

しかし、すべてが良かったかというと、不満が残る部分も。登場人物の心理描写がとても浅いため、どの人物にも感情移入しづらい点は改良の余地があるように思いました。

とくにジェイク、そしてアマーラのエピソードは、もっと上手に物語に活かすことができたのでは?とちょっと残念でした。

とはいえ、終盤では東京の街が最終決戦の場となり、さらには富士山まで登場。日本人にとっては目が離せない展開を見ることができます。

怪獣やロボットの対戦モノが好きな人なら、映像的にも満足できる仕上がりのアクション超大作だと思います。