『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』あらすじ・ネタバレ(ラスト結末)と感想!

映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』のネタバレです!

 

国家がひた隠しにする最高機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」をめぐって、権力と立ち向かった女性経営者の姿をスリリングに描いた『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』。

 

監督はスティーヴン・スピルバーグ、主演はメリル・ストリープとトム・ハンクス。第90回アカデミー賞で作品賞、主演女優賞にノミネートされた見応えある作品になっています。

 

今回はそんな映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。

 

※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』のあらすじ

ベトナム戦争の真っ只中の1965年。

 

米軍に同行した軍事アナリストのダニエル・エルズバーグは、アメリカ国民が知らない戦争の実態を目の当たりにし、それを記録に残していました。

 

エルズバーグは「戦況は泥沼化している。アメリカ軍に勝機はない」と見たままを国防長官に報告しますが、マスコミに対して発表されたのは真逆の内容でした。政府に対して幻滅するエルズバーグでした。

 

それから数年後、エルズバーグはランド研究所からベトナム戦争の真実が記され最高機密文書を極秘で持ち出し、7000枚にも及ぶ膨大な資料を仲間とともにコピーします。

 

その最高機密文書には、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソンの4政権にわたる隠蔽の事実が詳細に記されていました。

 

エルズバーグは、その最高機密文書をニューヨーク・タイムズにリークすることを決意。強硬派の記者であるニール・シーハンにコピーを渡して公表を委ねます。

 

いっぽう、ワシントン・ポストでは、経営の引継ぎが行われ、他界した夫に代わってキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)が社主に就任。

 

経営を立て直すために株式公開を控えていましたが、これまで専業主婦だったキャサリンは男性ばかりの取締役会で軽く見られていました。

 

同じ頃、ワシントン・ポストの編集主幹であるベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は、ライバル紙のニューヨーク・タイムズが大きなスクープをつかんでいることに気づいていました。

 

キャサリンも、ニクソン大統領がニューヨーク・タイムズを訴えるのではないか、という話をある食事会の席で聞いていました。

 

そして、ニューヨーク・タイムズは最高機密文書の公表に踏み切ります。ベトナム戦争に召集されている多くの兵士たちが危険にさらされているタイミングでの暴露とあって、国民の間でも騒動に。

 

しかし、ニクソン政権は国家の安全保障を脅かすとして、ニューヨーク・タイムズに対して記事の差止めを要求。ニューヨーク・タイムズは最高機密文書に関する記事を出せなくなくなってしまいました。

 

そんな中、ライバル紙たちは最高機密文書を入手しようと奔走します。マイナーな地方紙だったワシントン・ポストもすぐに動き出し、編集局次長が昔のコネを利用して最高機密文書のコピーを入手します。

 

しかし、入手したコピーは量が膨大なうえ無秩序にまとめられていたため、資料の整理にはかなりの時間が。

 

陣頭指揮をとるベンは、精鋭スタッフを家に集め、手分けしてコピーを順番に並べ替え、情報を整理。

 

スクープ記事を翌朝の一面に掲載するため、10時間後の原稿締切に間に合わせるようスタッフに号令をかけます。

 

あとは社主であるキャサリンから最終判断をもらうだけ。ベンから状況を聞かされたキャサリンは決断できずにいました…。

 

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』のラスト・結末(ネタバレ注意!)

以下、ネタバレ含みます。

 

政府が記事の差止めを命じている以上、最高機密文書を公表することは、会社の存続だけでなく大切な家族も危険にさらすことになってしまいます。

 

自分では決断を下せないキャサリンは、役員たちにも相談しますが、保守的な役員陣は記事にすることに反対でした。

 

その頃、ベンから呼び出されたワシントン・ポストの顧問弁護士が重大なことに気づきます。証拠としている最高機密文書の情報源がニューヨーク・タイムズと同じだった場合、刑事告訴は免れないという事実でした。

 

顧問弁護士は記事の掲載をやめるよう必死に説得しますが、報道の自由を守るため、ベンは方針を曲げることなく、締切に間に合うようスタッフに記事を書かせます。

 

あとはキャサリンの最終判断を待つだけ。

 

キャサリンは悩みに悩んだ末に、「新聞社の使命は国民に真実を伝えること。その責務を果たすのは今だ!」とベンに記事掲載の許可を出しました。

 

キャサリンのGOサインによって、原稿が印刷所に持ち込まれ、翌朝のワシントン・ポストの一面には最高機密文書の記事が掲載されました。

 

司法省は、国家機密文書の情報漏洩でありアメリカの安全を脅かす行為だとして、ワシントン・ポストに対して恒久的差し止め命令を要求。

 

これに対し、ワシントン・ポストとニューヨーク・タイムズは、言論の自由を保障する憲法修正第1条に反すると申し立て。勇気ある決断に触発された他紙も最高機密文書に関する記事の掲載するようになります。

 

その後、最高機密文書の公表には公益性があると認められ、差し止め命令を無効とする判決が下されました。

 

勝訴して誇らしげに法廷を後にするキャサリンは、「最高の記事を目指すのが仕事よ!」とベンに語りかけました。

 

いっぽう、民主党本部があるウォーターゲートビルでは、何者かが盗聴器を仕掛けようと侵入し、警察に逮捕されるという事件が。この事件をきっかけに、ニクソン大統領の辞任にまで発展するウォーターゲート事件が始まるのでした。

 

End

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『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の感想

 

映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』のネタバレを含みつつ、あらすじなどについてご紹介しました。

 

公文書の隠蔽や改ざんに関しては、安倍政権もけっして他人事ではありませんが、アメリカ政府の嘘を暴いたスクープ記事が掲載されるまで舞台裏を描いた本作を観て、新聞というメディアがもつ役割の重要性を再認識し次第です。

 

国民に真実を伝えたいという使命感を新聞に関わる人たちには忘れないでいてほしいと思います。

 

専業主婦だったキャサリン・グラハムが、男社会の中で徐々に自分の殻を破っていき、勇気ある決断をするまでの過程がとても丁寧に描かれていて、なんとも感動的でした。

 

保守的な時代に勇気ある行動で歴史を切り開いた女性リーダーのひとり。そんなキャサリンを演じたメリル・ストリープの演技も完璧でしたね。アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたのも納得です。

 

強い信念で報道の自由を勝ち取っていくジャーナリストたちの姿も素晴らしく、

報道が国民を動かし社会を変えていくんだ!

 

そんなメッセージの込められたこの作品に、とても希望を感じました。

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