映画『サウスポー』のあらすじ・ストーリーのネタバレ情報です。
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この映画はボクシングをテーマにした映画で、チャンピオンだった男の転落から再生までを描いたストーリーになります。
そして本作はジェイク・ギレンホールが主演をつとめています。
彼はこの映画に出演するにあたりライト級ボクサーを演じるため、肉体改造に取り込みトレーニングで7キロほど体重を落としました。
そんなジェイク・ギレンホールの気合の入った映画『サウスポー』。
今回は先んじて映画『サウスポー』のあらすじとストーリー、そしてみた感想などをお伝えしたいと思います。
※注意:結末・ラストまですべてネタバレしますので映画を見ていない方はご注意ください。
あらすじ・ストーリー
登場人物
ビリー:主人公(ジェイク・ギレンホール)
モーリーン:妻(レイチェル・マクアダムス)
レイラ:娘(ウーナ・ローレンス)
ティック:トレーナー(フォレスト・ウィテカー)
この映画はすべてを失った男の再生を描いた物語。
ボクシング世界ライトヘビー級王者のビリー”ザ・グレート”・ホープは今や誰もが認める世界最強の王者。
彼はチャンピオンとしてすべて手に入れ、モデルのような美しい妻モーリーンと娘レイラ、豪華な自宅や高級外車など、誰もが羨むよう生活を送っていた。
彼はボクシングの聖地といわれているマディソン・スクエア・ガーデンで、対戦相手に強烈な右KOで浴びせて勝利し、大きな脚光を集めた。
彼の戦い方は独特で、相手に殴られることで怒りを爆発させ本能のままぶつかっていくファイティングスタイル。
そのためノーガードでわざと相手に殴られることもあった。
まるで喧嘩のようなファイティングスタイルに対戦相手からは怒りを買うこともしばしば。
彼のファイトスタイルを妻モーリーンはいつも心配していた。
彼女は愛する夫のため、試合のときはいつも必ず応援席で夫ビリーを見守っているが、血だらけになるビリーに心配は尽きない。
ビリーとモーリーンはそのことで口論することもあった。
そんななか、ボクシング関係者の集まるパーティーに出席したビリー夫妻。
ビリーがチャンピオンとして演説を終え帰ろうとすると、ライバルのエスカバーから「お前は偽物の王者」と挑発を受けた。
激怒したビリーはモーリーンの制止を振り切り殴り合いの喧嘩をしてしまう。
とその時、エスカバーの兄弟が拳銃を取り出して引き金を引き、運悪くモーリーンに命中してしまった。
絶叫するビリー、だがモーリーンはそのままビリーの腕の中で息をひきとった。
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最愛の妻モーリーンを失い悲しみに暮れるビリーは、この日からすべての気力を失い抜け殻のようになってしまった。
娘のレイラが呼びかけても返事もせず部屋に引きこもりモーリーンの写真を泣き続ける。
そんな状態で当然ボクシングにも身が入らず、試合は無様に負けてチャンピオンベルトもはく奪されてしまう。
自暴自棄になるビリーをレイラは必死に支えようとするが、ついにビリーは自殺未遂をする。
かろうじて一命はとりとめたものの、数々の問題行動を起こしたビリーはプロモーターのジョーダンから1年間の謹慎処分を告げられた。
試合から離れたビリーは無収入となってしまい家も車も全て手放すことになった。
そして、なによりも大切な最愛の娘レイラは裁判所の命令により児童施設に引き取られてしまう。
レイラへ面会にいくビリーだが「パパが死ねばよかった」となじられる。
どん底のビリーは娘レイラを取り戻し、ふたたび一緒に暮らすため、そして自分を変えるため、再度ボクシングに真剣に取り組もうと一念発起する。
彼が頼ったのはトレーナーのティックが営む古いボクシングジムだった。
ティックはビリーが無敵のチャンピオンを誇っていた時に唯一苦しめた対戦相手を育て上げた名トレーナー。
ビリーはティックに懇願し救いの手を求め、ティックの元で一からトレーニングをすることなった。
だがそんなビリーに対しティックは彼のボクシングスタイルを全否定して罵倒する。
「お前にはしばらくグローブを握らせない」「お前の短気は命取りだ」「ボクシングはチェスのようなものだ」と辛らつな言葉を投げかけた。
だがこれらの言葉にはビリーが再起するためのヒントが隠されていたのだった。
生まれ変わりを決意したビリーはティックの助言に素直に従い、これまでの自己流ファイトスタイルを改め、ティックの言われるままボクシングの基礎からトレーニングを始める。
ディフェンスの仕方、パンチのよけかた、本来であればアマチュア練習生ですら当たり前のように知っている基礎的なテクニックをビリーは全く知らない。
そんな元チャンプのビリーをアマチュア練習生たちはバカにして笑う。
ビリーは元チャンプのプライドを捨て、バカにされても必死に基礎練習を繰り返した。
そしてティックはことあるごとにボクシングの何たるかをビリーに叩き込む。
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ラスト・結末(ネタバレ注意!)
そんなビリーのもとに一本の試合のオファーが舞い込んだ。
ふたたび試合ができる喜びでビリーは興奮する。
当日、ビリーは以前の喧嘩ボクシングとは違い、ディフェンスをしっかりと固め、相手のパンチを避けながらカウンターをあてた。
もともと天性の才能があったのか彼はこの一戦でKO勝ちする。
するとこの試合を見ていたプロモーターのジョーダンからモーリーンを失うきっかけとなった因縁の相手”エスカバー”と試合をしないかと持ち掛けられた。
派手なショー・ビジネスを売り物にするジョーダンのやり口にティックは反対するがビリーはこのオファーを引き受ける。
後日、生活を立て直したビリーは裁判所から許可がもらい、念願だった娘レイラと一緒に暮らせることになった。
レイラと事件以来、はじめて一緒にモーリーンの墓参りに行く。
ビリーはモーリーンの墓石に試合の勝利を誓い、それよりは試合までの数ヶ月間、死にものぐるいで厳しい練習に取り組んだ。
そして試合当日、ビリーは再びボクシングの聖地マディソン・スクエア・ガーデンに戻ってきた。
対戦相手は因縁の相手”エスカバー”。
彼は現在ライトヘビー級チャンピオンとなり大歓声を浴びていた。
一方、ビリーは挑戦者としてリングにあがる。
ビリーは亡き妻モーリーンがきっと見守っていてくれることを信じつついざ試合に挑んだ。
ゴングが鳴り試合はいよいよ開始となった。
ティックから叩き込まれた正攻法のボクシングで戦うビリーに対し、対戦相手のエスカバーは以前のビリーのような喧嘩スタイルのボクシングで攻めてくる。
しばらくお互いに打ち合いをするが、厳しい訓練を重ねてきたとは言えビリーのディフェンス能力はまだまだ甘い。
激しい攻防が繰り広げられるなかビリーはエスカバーに手数に圧倒される。
そしてクリーンヒットが次々と顔面に入りダウンを奪われてしまった。
絶体絶命のビリーだがここでティックに伝授された”秘策”を出した。
身体を斜めに左腕を中断に構えて脇腹をガードし、右手は顎の下に構えてカウンターを狙う。
ティックから教わった最強の秘策の”構え”だった。
この秘策によりビリーはいっきに持ち直した。
8、9、10ラウンドまで両者の拮抗した打ち合いが続く。
11ラウンド目、エスカバーがクリンチの際モーリーンを侮辱する言葉を吐いて、一時ビリーが暴れる寸前まで行くが、セコンドのティックになだめられて冷静に戻る。
冷静さを取り戻したビリーは試合が始まると堅いディフェンスと精度の高いパンチでエスカバーを追い詰める。
そしてついに右のアッパーでエスカバーから強烈なダウンを奪った。
試合は判定にもつれ込み審判がしばらく意見を交換しあうが、ビリーの勝利が確定し再びチャンピオンの座に輝いた。
大歓声のなかビリーとティックは心の底から喜びあった。
モーリーンもきっと喜んでいるに違いない。
試合後のビリーが控え室にいるとレイラが腕の中に飛び込んできた。
ビリーはレイラを強く抱きしめ、男泣きをするのだった。
End
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感想とまとめ
映画「サウスポー」を見た感想です。
この映画はボクシングチャンピオンの主人公が奥さんを殺されてしまったことにより人生が転落してすべてを失います。
その後再起をしていくストーリーですが、ストーリー的にはかなり王道の路線とゆうか、あまりにも結末が予想できすぎてしまったため、若干期待はずれなところもありました。
ただ本作はサクセス的なストーリー展開よりも、家族の絆にフォーカスを当てているので、単調なストーリーの中にも心を打たれる場面も多くあります。
キャスティングはとてもすばらしいと思いました。
特に主演のグレン・ギレンホールはこの映画のために相当トレーニングを重ね、筋肉をつけボクサーらしい体格を身につけています。
また作中で演じている主人公のパンチドランカー気味な雰囲気も良く再現していて、彼自身がこの作品にかける意気込みがかなりうかがえました。
そして妻役の演じているレイチェル・マクアダムスもすごく良い演技をしていました。
この方はかなり美人で、若い時のブリトニー・スピアーズにちょっと似ているなと思いました。
彼女の切ない演技がまた感動をそそります。色っぽいし甲斐甲斐しい。
こんな奥さんがいたら…と男性は思うでしょうね。
そしてジムのトレーナー役はハリウッドの大物俳優フォレスト・ウィテカーが起用されています。
彼は味わいのある演技をする俳優さんで有名です。
このようにキャストにおいては映画『サウスポー』は充実しています。
ですが何かが足りないと思ってしまいました。
面白かったのは面白かったのですが、昔ロッキーを見たときほどの感動はなく何か物足りない感じがしてしまいました。
俳優の人たちがこれほど頑張っているのに映画の構成がちょっと微妙だったのが残念ですね。
個人的には主人公ビリーの転落から復活 までの間があまりにも短く感じました。
いや短くてもいいのですが、もっとどん底に怒って欲しかったと個人的には思ってしまいます(笑)
まぁ2時間という尺の中でそこまで詰め込むのは難しいのだと思いますが、そこら辺は脚本作家さんや監督さんの手腕にかかっているでしょうね。
俳優さんたちが良い演技をしていただけにその辺がとても残念に感じてしまいました。
そうそう作中にかかっていた「エミネム」の曲がすごく良かったですよ(笑)
管理人おすすめ度
★★★★☆(3.8)
2016年6月3日から日本でも公開予定です。
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