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『魔女の宅急便』の原作のネタバレ(あらすじ)!最後はどうなるのか?

『金曜ロードSHOW!』、2018年の最初の作品は、スタジオジブリの不朽の名作『魔女の宅急便』

キキという少女が親元を離れて魔女として一人立ちするまでを描いた、世代を超えて愛される作品です。

1989年にアニメ映画として公開された『魔女の宅急便』ですが、原作小説があったのをご存知でしょうか?

実のキキとトンボのその後のストーリーもしっかりと描かれています。

2人の関係は最後どうなるのか?ちょっとだけ気になりますよね。(笑)

今回は『魔女の宅急便』の原作のあらすじネタバレについて、最後まで簡単に紹介したいと思います。

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『魔女の宅急便』には原作本が存在した?

ジブリ映画として有名になった『魔女の宅急便』ですが、もともとは角野栄子さんによる児童文学が原作です。

シリーズは全6巻あり、キキの13歳から35歳までを描いています。つまり、ジブリ版では原作の1・2巻の内容しか描いていないのです。

なお、細かい部分はアレンジされているものの、基本的な設定やストーリーの核となる部分については原作どおり。

ちなみに原作は、シリーズは6冊で累計150万部を超える大ベストセラー。タイトルは次のとおりです。副題も気になりますね。

第1巻 魔女の宅急便(1985年出版)

第2巻 魔女の宅急便 キキと新しい魔法(1993年出版)

第3巻 魔女の宅急便 キキともうひとりの魔女(2000年出版)

第4巻 魔女の宅急便 キキの恋(2004年出版)

第5巻 魔女の宅急便 魔法のとまり木(2007年出版)

第6巻 魔女の宅急便 それぞれの旅立ち(2009年出版)

(※福音館書店から出版され、のちに文庫版でも出版されています。)

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『魔女の宅急便』原作のあらすじ(ネタバレ)

第1巻『魔女の宅急便』あらすじ

魔女のコキリと民俗学者のオキノから生まれた一人娘のキキ。

13歳を迎えたキキは、魔女になることを決断。満月の夜、相棒の黒猫・ジジと一緒にほうきに乗って海辺の街コリコにたどり着き、一人暮らし始めます。

キキが使える魔法は、ほうきで空を飛ぶことだけ。キキはそれを活かして宅急便屋を始めました。

落ち込んだり励まされたりしながら、コリコの街にもとけこんでいき、魔女としても成長中のキキ。

たんに物を運ぶだけでなく、それに込められた想いや願いも一緒に運ぶ宅急便屋という仕事に、自分の居場所を見出していました。

第2巻『魔女の宅急便 キキと新しい魔法』あらすじ

コリコの街で宅急便屋を始めて1年が経ち、仕事も順調なキキ。

奇妙な病気にかかったカバや、病気で外出することができないおじいさんに散歩を運ぶなど、配達するものは実に様々。

ある日、一通の黒い手紙を届けてほしいという依頼を受けたキキ。もしかしたら知らないうちに人の悪意も運んでいるのかもしれない、と考えるようになり、宅急便屋の仕事や魔女である自分自身についても思い悩むようになります。

もっと自分の世界を広げたいと思ったキキは、母・コキリから「くしゃみの薬」の作り方を教わり、「魔女の宅急便」の看板の隣に「くしゃみのお薬、おわけします」という看板を出しました。

第3巻『魔女の宅急便 キキともうひとりの魔女』あらすじ

キキも16歳になり、コリコの街で宅急便屋を始めてから4年目の春を迎えようとしていました。

ある日のこと、黒い服を着た風変りな少女がキキの部屋に転がり込んできます。

少女の名前は「ケケ」。ケケが来てからキキの生活は一変。まわりで不思議なことが起こりはじめます。

ボーイフレンドのトンボ、おソノさん、そして黒猫のジジまで様子が変に…

ケケはいったい何者なのか? 疑念と不安でいっぱいのキキ。

二人は反発しあいますが、やがてキキは本当の気持ちに気づき、また一歩成長していきます。

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第4巻『魔女の宅急便 キキの恋』あらすじ

17歳になったキキ。

遠くの学校に行っているボーイフレンドのトンボが夏休みで帰ってくるのを心待ちにしていましたが、トンボから「山に入って調べものをしたいからコリコには帰れない」という手紙が。

トンボに会えないことで落胆するキキは、宅急便の仕事でもミスをし、くすりぐさの刈り取りも忘れてしまいます。

キキは恋の魔法にかかってしまいました…。

しかし、まめに送ってくれるトンボからの手紙を読むうちに、キキの心にも少しずつ変化が。

キキはトンボがこもっている山を訪ね、トンボとの楽しい時間を過ごし、2人の距離は近くなっていきました。

第5巻『魔女の宅急便 魔法の止まり木』あらすじ

19歳になったキキ。トンボとの文通はつづいているものの、会えないことへの不満が募っていました。

相棒のジジにもつい八つ当たり。しかし、ジジの様子がおかしいことに気づきます。小さな白猫の恋人ができたのです。

そんなとき、キキはドレスデザイナーのサヤオという青年と知り合います。最初は冷たく対応するキキでしたが、彼の作るドレスに感動。サヤオのファッションショーにも出演。

しかし、トンボへの一途な想いは変わることなく、キキが22歳のときに、2人はついに結婚しました。

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第6巻『魔女の宅急便 それぞれの旅立ち』あらすじ

キキとトンボが結婚してから13年。2人の間には11歳になるトトという男の子とニニという女の子の双子の子供がいました。

しかし、性格は正反対。元気で活発なニニは、魔女には興味がなさそう。いっぽう物静かなトトは、魔女に興味津々。男だからという理由で魔女になれないことに不満を募らせています。

そんな2人も13歳を迎え、立派な魔女を目指してキキのもとから巣立ちます。

試行錯誤しながら魔女の修業を始めたニニ。「半分魔女」として魔女と同じ生き方を見つけるために旅立ったトト。

当時のキキと同じ不安を抱えながら子供たちも旅立っていきました。

~End~

原作とジブリ版との違いは?

原作とジブリ版との違いのひとつは、キキが引き受ける仕事の内容です。

・壊れてしまった鐘を鳴らす

・恋する女の子に代わって、相手の男の子に恋文とプレゼントを届ける

・船長さんに腹巻を届ける

など、原作ではジブリ版には出てこないエピソードも描かれています。

いっぽう、相棒の黒猫ジジが突然喋れなくなってしまうエピソードは原作にはありません。

さらに、クライマックスの飛行船の暴走からトンボを救い出す場面もジブリ版のオリジナルです。

魔法に関しても、原作は児童文学ということもあってファンタジー色が強めに描かれていますが、ジブリ版ではあくまで個人の特技の一種という位置づけで描かれています。

このようにジブリ版と原作では、少々異なる点があるのですね。

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まとめ

『魔女の宅急便』には原作小説が存在していましたが、アニメ版を観てから原作小説を読むと、宮崎駿監督が描き出した魅力的なキャラクターたちのより細かい背景や数多くのエピソードが頭の中で広がって、『魔女の宅急便』の世界観をいっそう楽しめると思います。

少女から大人の女性へ、そして魔女として成長していくキキの姿を通して、自分を信じることの大切さ、人の優しさ・温かさなど、大事なこときっと思い出させてくれるはずです。

ジブリ版しか知らない人は、この機会にぜひ原作を読んでみてください。

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