映画『シークレット・アイズ』は昨年2015年に全米で公開されました。
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オスカー2大女優のニコール・キッドマンとジュリア・ロバーツが初共演したことでも全米で大きな注目を浴びました。
また本作はアルゼンチン生まれの映画『瞳の奥の秘密』のリメイクしたサスペンス・スリラーでもあります。
『瞳の奥の秘密』は2009年に第82回アカデミー外国語映画賞を受賞したことで一躍有名になりました。
さて今回はこの話題性十分の映画、『シークレット・アイズ』のあらすじやストーリーと観た感想などをお伝えしたいと思います。
※注意:結末ラストについてもネタバレしますので映画を見ていない方はご注意ください。
あらすじ・ストーリー
登場人物
・レイ :元FBI捜査官(キウェテル・イジョフォー)
・ジェス:FBI捜査官(ジュリア・ロバーツ)
・クレア:検事(ニコール・キッドマン)
私立探偵のレイは13年前から”ある事件”の捜査を続けていた。
刑務所送りになった男たちの写真の中から事件にかかわったと思われる人物を見つけ出す。
遡ること13年前の2002年ロサンゼルス。
ある殺人事件からすべては始まった。
当時アメリカは9.11同時多発テロが発生した直後。
新たなテロを未然に防ぐため政府は優秀なFBI捜査官をあつめ『テロ対策合同捜査班』を結成する。
当時レイはFBI捜査官として親友でもあるパートナーのジェスとともにテロ対策班に加わっていた。
ある日、検察局で新人の女性検事補クレアと初めて対面する。
クレアはハーバード大卒のエリートで天使のような美しい女性だった。
エリートであることを鼻にかけず気さくにレイと話すクレア。
レイはそんなクレアにすぐに惹かれるが、同僚のジェスからは労働者階級出身のレイには不釣りだと揶揄されてしまう。
レイとジェスがそんなたわいもない和やかな会話をしているなか、「駐車場のゴミ箱から遺体が発見された」との緊急通報が入る。
レイとジェスは急いで現場へと向かう。
現場に到着後、遺体が捨てられているゴミ箱を見るレイ。
その瞬間はレイの表情は凍り付いた。
なんと被害者の遺体は相棒ジェスの愛娘キャロリンだったのだ。
レイはジェスに被害者はキャロリンであることを告げる。
ジェスはゴミ箱に駆け寄ると、無残に変わり果てた娘をみて絶叫する…。
この事件以降、レイはテロ対策班の業務そっちのけで、親友ジェスのためにキャロリン殺しの犯人さがしに没頭するようになる。
そしてレイはある写真で不可解な男を発見した。
その写真はFBI捜査班のピクニック写真だった。
写真にはキャロリンも写っていたのだが、そこに彼女だけをジッと見つめている不気味な男が写っている。
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レイはこの男が誰なのかを同僚たちに聞くが誰も知らないという。
だれがこの男を招いたのか?レイは男の素性を探ろうとしてFBI照合システムへ男の写真を検索してみる。
するとすぐに1人の男が特定された。
だがレイの直属上司は男の素性をなぜか隠そうとする。
嘘をつき煙に巻こうとする上司にレイは激怒し「真実を話せ」と力づくで上司を問い詰めた。
すると上司はようやく男の素性を吐いた。
男の名前はマージン。
マージンはテロ対策合同捜査班へテロリストに関する情報を横流しする「情報屋」だったのだ。
FBIはマージンがキャロリン殺害に関与していることを知っていた。
だが9.11以降、テロ対策を最優先と考える上層部は、マージンの事件の関与に見て見ぬふりをしようとしていたのだ。
レイは上司からマージンの住所を聞き出して捜索を始める。
この頃からレイはいつしかテロ対策合同チームのなかで完全に孤立していた。
だがレイにとってはそんなことはどうでもよいことだった。
ジェスとキャロインとの思い出を思い返すほど、犯人に対する憎しみは増すばかりだった。
絶対に犯人を捕まえて見せる。
レイの執念はもはや誰も止めることができなかった。
知能犯のマージンをみつけるのは容易なことではない。
やっとのことである競馬場の厩舎でマージンを発見したが取り逃がしてしまう。
ジェスとなんどもディスカッションを重ね、レイはマージンの行動パターンを特定した。
そしてついにベースボール観戦をしていたマージンを取り押さえて逮捕する。
だが容疑者の逮捕に成功するもレイに大きな壁が立ちはだかった。
FBI上層部は「情報屋」であるマージンの立件に消極的だったのだ。
上層部はレイへこれ以上”ヤツ”にかまうなと伝える。
なぜ立件できないのか?
上層部は担当検事と談合して「テロを防ぐことが最優先」と判断した。
そしてマージンを「証拠不十分」として釈放してしまう。
不敵な笑いを浮かべるマージンはジェスと裁判所ですれ違う。
ジェスは怒り狂うがこれ以上はなにもできない。
レイの訴えも虚しく事件の真相は闇に葬り去られてしまった。
レイはFBI組織に失望し、ほどなくして辞職して私立探偵になった。
そして1人で孤独にキャロリン事件の捜査を続けていた。
13年後…
レイは刑務所送りになった男たちの写真のなかからマージンにそっくりな男を見つけた。
男は”ベックウィズ”と名乗っているようだがマージンであることは間違いない。
忘れるわけがないあの男の顔を。
レイは13年ぶりにクレアの元へ訪ねた。
しかしここからレイの予想をはるかに超えた驚愕の事実が待っていたのだった…。
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ラスト・結末(ネタバレ注意)
クレアは相変わらず美しくいまは検事に昇格していた。
残念なことにすでに結婚をしており、相手はレイと因縁のFBI時代の”あの上司”だ。
13年前とはいえ一時はクレアと恋仲になりそうなほど接近した時期もあったレイは、残念そうな表情を浮かべる。
しばらくしてジェスもそこに現れた。
13年ぶりの再会だった。
レイは13年間ずっとひとりでキャロリン事件の捜査してきたことを告げる。
そして刑務所送りになった男のなかにマージンがいることを告げた。
なぜか怪訝な表情を浮かべるジェス…。
クレアはこれ以上事件を蒸し返すのは危険と忠告するがレイは忠告を聞こうとしない。
レイは”ベックウィズ”が高級車盗難団の元締めをしていることを突き止めアジトを特定した。
ひとりでアジトに潜入するレイ。だが”ベックウィズ”に見つかり拘束されてしまう。
“ベックウィズ”からリンチを受けるレイ。
そこへFBI捜査官チームが突入してきた。
レイは事前に元同僚のFBI捜査官に連絡をしていたのだ。
激しい撃ち合いになりついに”ベックウィズ”を拘束した。
だが突入の際、同僚の1人が撃たれ絶命してしまう。
ジェスはレイの勝手な行動で同僚の1人が犠牲になったことを責め立てた。
だがそんなジェスに対してレイはマージンをやっと捕まえたと連呼する。
ジェスはレイに静かに告げた…彼(ベックウィズ)はマージンではないと。
レイとクリアはその夜、ジェスの自宅へと招かれた。
ジェスは”ベックウィズ”がマージンでないと言い切るには理由があった。
それは…
実はマージンは既に死亡していたのだ。
13年前、娘キャロリンを殺したマージンが不問にされたことに納得のいかなかったジェス。
『このままで終わらせてなるものか』
復讐に燃えるジェスは、自らの手でマージンを裁くことを決意した。
毎日のようにマージンの後をつけ殺害するチャンスをうかがうジェス。
ある時、金属警棒でマージンの後頭部を殴りトランクへ詰め込んだ。
そして人気のない河原へ移動し、マージンを拳銃で撃ち殺したとジェスは告白する。
だがレイは何かが納得いかなかった。ジェスはまだなにかを隠している。
どうして自分に教えてくれなかったのか?
また善良なジェスが犯人殺しの罪を隠すなどとても考えにくい。
ジェスの”なにか”を疑うレイ。
翌日、レイはジェスの後をつけた。
ジェスは人里はなれた古い”家畜小屋”へと向かう。
ジェスの後を追い家畜小屋にそっと侵入するレイ。
するとそこには長い年月監禁され変わり果てた姿のマージンが鉄格子の檻の中にいた。
マージン毛髪も薄くなり精気は失せまるで80歳の老人のように老け込んでいた。
檻の中には”餌”を入れた汚い皿をおもむろに差し出されている。
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ジェスはマージンを殺してはいなかった。
死よりもつらい苦しみを与えるためマージンを家畜のように監禁していたのだ。
マージンはレイに必死に助けを乞う。
ジェスもレイが後を付けたことに気が付いていた。
弱りはてたマージンを見たレイだったが、それでも彼を許せなかった。
レイは拳銃でマージンを撃とうとする。
だがしばらくして思いとどまる。
引導を渡すのは自分ではない。
そう感じたレイは拳銃をジェスへそっと渡す。
そして…静寂のなか
一発の銃声が鳴り響いた。
それを見届けるかのように家畜小屋の外に出るレイ。
そして大きなスコップで黙々と穴を掘り始める。
レイの13年間の戦いは終わりを遂げたのだった。
End
感想とまとめ
とても見応えのある映画でした。
2時間ほど尺でしたが内容が濃く引き込まれあっという間の2時間でした。
ストーリーは重い内容でしたが、ジェス役のジュリア・ロバーツとクリア役のニコール・キッドマンの演技がとても素晴らしく、2人が映画に加わったことで、残酷で暗いテーマの中にもなにか豪華で上品な印象を映画全体に与えていたように感じます。
これが無名の女優さんだったらもっと映画の印象もB級っぽくなっていたかもしれません。
それほど2人の存在は大きかったということです。
そして最も光っていたのはやはり主人公レイ役のキウェテル・イジョフォーですね。
この人はジュリア・ロバーツやニコール・キッドマンほど、俳優としてキャリアは成功している印象はありませんが、本作では2人を食ってしまうくらい個性的な演技で、情熱あふれる熱血捜査官を演じてくれています。
美女2人と野獣といったところでしょうか?(笑)
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ストーリーとしてはサスペンス系の映画として秀逸な脚本だと思います。
後半から観客の予想もしない展開が発生してクライマックスまで一気に駆け抜けます。
このあたりは「さすがアメリカ映画」だと思いました(笑)
観客を飽きさせないスピーディーな展開は邦画ではなかなか作れません。
ストーリーのなかでちょっと残念だったのは、レイとクレアの関係が希薄だったことかな?
せっかく前半で2人は恋仲になりそうな感じだったのに、後半(13年後)はその件については全然触れなくなっている。
クレアもあっさりしすぎ。(まあ結婚しているから仕方ないか…)
個人的にはクリアがレイに協力したことで旦那と関係をこじらせ離婚して、レイは再び恋仲になってくれたらすっきりしたのですが…
脚本的にはじめからこの設定はなかった方が観客はすっきりしたかもしれませんね。
色恋沙汰を中途半端に設定につっこむと尺が足りなくて消化不良で終わってしまう悪い例です(笑)
それにしてもニコール・キッドマン若すぎ(笑)
御年48歳の彼女ですがまるで20代の女優さんみたい(笑)
これはやはり画像処理をやっているのかな?
対するジュリア・ロバーツも御年48歳。
こちらは年相応に少々劣化していますね。
でもいいんです。
管理人は本作でジュリア・ロバーツが好きになりました。
ジュリア・ロバーツはどちらかというとチャラチャラしたイメージでしたが、本作では娘をなくした母親として悲壮感たっぷりのFBI捜査官を演じてくれています。
とても見応えるのある映画『シークレット・アイズ』。
日本では今年2016年6月10日から全国で公開予定です。
興味ある方は是非とも映画館へ足を運んでみてください。
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