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『サバイバルファミリー』のネタバレ(ラスト結末)と感想を紹介!

映画『サバイバルファミリー』のネタバレです!

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便利な暮らしに慣れすぎて、電気のない生活など考えられない現代人。

それがある日突然、電気が使えなくなり、当たり前だった生活が一変してしまう。

そんな恐ろし状況をリアルに描いた映画『サバイバルファミリー』

サバイバル映画でありながら東京から鹿児島をめざすロードムービーとしても楽しめる作品です。

今回はそんな映画『サバイバルファミリー』の詳しいあらすじやネタバレについて触れていきたいと思います。

※注意:結末ラストまでネタバレしていますので映画を見ていない方はご注意ください。


あらすじ・ストーリー

では、まずあらすじから。

東京のマンションに暮らす鈴木家はどこにでもいそうな平凡な4人家族。

 

亭主関白で口だけの父・義之(小日向文世)
専業主婦で天然な母・光恵(深津絵里)
無口な大学生の長男・賢司(泉澤祐希)
スマホがすべての長女・結衣(葵わかな)

 

一緒に食卓を囲んでいてもみんなバラバラ。

 

ある朝、目が覚めると家中の電化製品がすべて止まっており、そればかりか水道、ガス、トイレ、電車や自動車、スーパーのレジまで完全にストップ。

 

どうもただの停電ではなさそう。

 

数日間、様子をみてみるものの、いっこうに復旧する気配はなく、情報が入らない状況に不安は増すばかり。

 

停電から1週間が経ち、住民たちにも限界が。

 

流通網もストップしているため、水や食料も店には入荷されず、食料確保が大変な状況になる中、街を出て田舎に向かう人たちの姿も。

 

鈴木家も妻の実家の鹿児島へ行くことに。

 

はたして鈴木家は無事に鹿児島にたどり着けるのでしょうか?

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ラスト・結末(ネタバレ注意!)

以下、ネタバレ含みます。

 

電車が止まっているため、自転車で羽田空港に向かう4人。

 

その道すがら、法外な値段で売られているミネラルウォーター。

水を確保しておきたい鈴木一家、母・光恵の交渉術で大量購入に成功。

 

なんとか羽田空港にたどり着いたものの、飛行機はまったく飛んでおらず、詰めかけた客と警備員との間で暴動が。

 

鈴木一家はひとまず今夜の宿探し。
法外なのは水だけでなくホテルもで3万円もとるボロホテルに泊まる4人。

 

その晩、家族会議が開かれ、自転車で鹿児島に向かうことに決定。

 

母・光恵の提案で高速道路で鹿児島を目指すことに。

 

しかし、高速道路はすでに大勢の避難者であふれていました。

 

道行く人の噂によると大阪では停電は起こっていないらしい。

鈴木一家もひとまず大阪を目指します。

 

その道中も幾多の困難を経験する鈴木一家。

 

川の水を飲んだ父・義之は下痢になり、暴風雨で自転車が飛ばされタイヤはパンク、積んでた食料も台無しになってしまいます。

 

近くのホームセンターで水と食料を探す長男・賢司と長女・結衣。

 

飲み水の代用品としてバッテリー補充液を食料としてペット用缶詰を大量ゲット。

 

停電から22日目。

サバイバル生活を楽しむ斉藤一家(時任三郎、藤原紀香ら)と出会います。

 

彼らからサバイバルのノウハウを教わり、最後に記念写真を撮って別れます。

 

停電から43日目。

ようやく大阪に到着しましたが、大阪も都市機能が停止。噂はガセでした。

 

停電から67日目。

空腹と疲労で極限状態の鈴木一家。
彼らの目に映ったのは一匹の豚でした。

 

必死に追い回して捕まえた豚は近くの養豚場から逃げ出した豚でそこへ飼い主の田中(大地康夫)が、食事と布団を提供する代わりに養豚場の手伝いをしてほしいと田中から提案されます。

 

鈴木一家は田中のお世話になることに。

 

久々の温かい食事に涙が止まらない長女・結衣でした。

 

一週間の滞在後、鈴木一家は田中からたくさん食料を分けてもらい、ふたたび鹿児島を目指して出発します。

 

鹿児島まであと少しというところで、大きな川に行く手を遮られてしまいます。

 

橋も架かっていないため、廃材で作ったイカダで川を渡ろうと試みる鈴木一家。

 

母と子供たち2人は廃材のイカダで、向こう岸まで無事に渡れましたが父・義之は自転車もろとも急流に流されてしまい行方不明に。

 

必死に探しますが、残されていたのは父・義之のカツラだけでした。

 

停電から94日目。

悲しみをこらえて、徒歩で鹿児島を目指す3人でしたが、母・光恵が野犬に襲われ山から転落。

 

大ケガを負って動けなくなってしまいます。
それでも容赦なく襲いかかる野犬たち。

 

絶体絶命と思った瞬間、蒸気機関車が彼らの前に現れました。

 

3人は機関車に乗せてもらい、母・光恵が足の手当を受けていると車窓から発煙筒の赤い煙が。

 

それは行方不明の父・義之でした。

 

奇跡的の再会に泣いて喜ぶ鈴木一家。

 

4人はついに鹿児島の実家にたどり着くことができました。

 

停電から2年半。

鹿児島での暮らしにも慣れた鈴木一家。

 

父と長男は漁に、長女は織物を、そして母は野菜作りをしながら電気のない生活を送っていました。

 

そんなある朝、日本全体に電気が戻ります。

 

大停電の原因は太陽フレアの影響との説が発表されましたが、停電時の記録が一切残っていないため、結局はわからないまま。

 

東京に再び戻ってきた鈴木一家ですが、停電前の生活とガラリと変わり、バラバラになりかけていた家族の絆もひとつに。

 

そんな鈴木家に一通の手紙が。

 

それは斉藤一家が撮ってくれた、くたびれた表情の家族写真でした。

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感想

ネタバレを含みつつ、あらすじなどについてご紹介しましたが、矢口史靖監督がオールロケにこだわった、日本各地の映像がとにかくリアルで高速道路を自転車で走るシーンやイカダで川を渡るシーン・蒸気機関車が迫ってくるシーンなど、ロケならではの臨場感でした。

 

自然災害大国である日本に暮す以上、つねに防災意識をもっていたいものですが平和な日常に流されてついつい忘れがちに。

 

『サバイバルファミリー』は全編にわたってサバイバル対処法を描きつつ、ライフラインが止まってしまうと、当たり前の日常が一瞬で壊れてしまう怖さもユーモラスに教えてれる作品です。

 

壊れてしまうものがあるいっぽう、災害を通して家族の絆が再生していく姿には希望が湧いてきました。

 

自分もさっそく防災対策をしなくちゃ!
というのが映画を見終わった率直な感想。

 

必要なのは非常用持ち出し袋の準備、そして、自転車を長時間こげるだけの体力づくり?!

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