『10 クローバーフィールド・レーン』の全ネタバレ情報です。
この映画は今年度大ヒット作、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の監督J・J・エイブラムズがプロデュースしたパニック系のスリラー映画になります。
前作の『クローバーフィールド』が大好評だったけに本作の出来が期待されていますが、果たしてどんな内容なのか?気になる人も多いと思います。
今回は映画『10 クローバーフィールド・レーン』のあらすじ・ストーリーと結末までの全ネタバレ情報と見た感想などをお伝えしたいと思います。
※注意:結末・ラストまですべてネタバレしますので映画を見ていない方はご注意ください。
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あらすじ・ストーリー
登場人物
ミシェル:主人公
ハワード:農場の主
エメット:ハワードの知り合い
あらすじ・ストーリー(序盤)
ミシェルは部屋中のありとあらゆる荷物をバックに無造作に詰め込んでいた。
彼女は誰かと電話をし、言い争いになったと思いきや、急に諦めたような顔になって電話を切る。
彼女は現在住んでる都会から車で田舎へと出発した。
どうやらなにか事情があって都会を離れなければならなくなったようだ。
橋を越えて森の中を通り過ぎ、夜通しクルマを運転する。
人気のない暗い夜道を運転してるとフィアンセから何度も着信がくる。
彼女が電話を無視していると、突如なにかが車にぶつかり激しく横転して車は道路脇の谷へ転落してしまう。
気がつくとミシェルはベッドの上に横たわっていた。
怪我をしたようだが、誰かが治療してくれたようで、腕には点滴が付いている。
だが何か様子がおかしい。
彼女のいる部屋はまるで牢獄のような薄暗い部屋で、足は鎖でパイプにつながれていて逃げられないようになっている。
何者かによって監禁されたものと考えるが、思い当たる節がない。
ミシェルは恐怖におびえ泣きそうになりながら、荷物ではある場所まで必死に手を伸ばし、携帯電話を手に取って助けを呼ぼうとするが、電波が届かない圏外でつながらない。
すると何者かが部屋に近づく足音が聞こえる。足音は彼女のいる部屋の鉄扉の前で立ち止まる。
扉が開くと1人の男が食事を運んできた。
男の名はハワードといい、ここの家主で小太りの中年の男だった。
ミシェルは警戒し食事に手を付けずハワードを拒絶する。
そんな彼女に対しハワードは松葉杖を持ってきて、鎖を解く鍵を置いて部屋から出ていった。
得体のしれない危険を感じたミシェルは、松葉杖を武器にしてハワードを撃退し家から脱出しようと考える。
彼女は持っていたマッチ棒でも布を燃やし、通風孔に突っ込んで家中に煙を蔓延させてハワードおびきだす。
何事かと慌てて部屋に戻ってきたハワードを、ミシェルは松葉杖で攻撃しようとするが、逆に羽交い締めにされて鎮静剤を打たれてしまう。
…眠りから覚めたミシェルは落ち着きを取り戻しハワードの話に耳を傾けた。
彼が言うには、街は突然、何者かによって化学兵器かなにかで襲撃されてしまい、街中が毒ガスで汚染されてしまったとのこと。
街中の人が毒ガスで犠牲になりハワードは逃げ出すが、そのときたまたま車の中で気を失っているミシェルを見つけて助け出し、ここまで運んだとのことだった。
外に出ると毒ガスでたちまち死んでしまう、この地下室にいれば毒ガスから身を守れるから安全だとハワードは訴える。
だがミシェルはそんな荒唐無稽な話をすぐに信じることができない。
とそのとき部屋の外でガラガラと大きな音がする。
どうやら誰かがいるようでハワードは相手に向かい何やら怒鳴っている。
しばらくするとハワードは自分の部屋へと戻っていった。
ミシェルが気になり音のあった部屋のほうに向かうと、そこには若い青年がいた。
彼の名はエメットといい、彼もここへ逃げてきたようで腕に怪我をしてギプスを巻いている。
エメットは気さくでいて、女性から好かれそうな好青年でミシェルは彼とすぐに打ち解ける。
ミシェルはエメットとともにハワードのいる部屋へと向かうと、そこは普通の家にあるようなリビング仕立ての部屋だった。
ここは彼が営む農場の地下倉庫で全体がシェルターのような作りになっていた。
地上の外の世界は毒ガスで汚染されていて出ることはできない。
3人はこの閉じた空間でしばらく一緒に過ごすことになった。
だがミシェルはハワードのことをどうしても信じ切ることができない。
彼女はハワードに促され、シェルターの外に出るための階段を上り、2重の鉄扉の小窓から外の風景を見てみることにした。
外の風景は一見なにもないような農場の風景だったが、よく見ると動物の腐った死骸がところどころに転がっている。
ふと目をやると白いトラックが庭に止まっているのが見えた。
おそらくはハワードのトラックだと思われるが、その側面には他の車とぶつかった跡がある。
その瞬間、ミシェルはそのトラックが自分が事故を起こした時にぶつかってきた車であることを思い出した。
そして、その事実を隠しているハワードに対し、ミシェルはいっそうつよく疑いの目を向ける。
ミシェルはハワードと接することは極力避け、親しみのわくエメットばかりと語り合うようになっていた。
エメットは唯一この限られた空間が心許せる相手となっていた。
そんなミシェルとエメットの2人に対し、ハワードは嫉妬を抱くようなる。
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あらすじ・ストーリー(中盤)
あるとき3人が食卓を囲み、エメットとミシェルが楽しそうに話をしていると、突如ハワードが激怒し、自分の前でイチャイチャするなとミシェルに激しく詰め寄った。
だがミシェルはその時、ここぞとばかりに彼の腰から鍵を盗み出す。
ハワードがすきを見せた瞬間、彼の頭を食器で叩き外に出る階段を駆け上がり扉を受けて逃げようとする。
シェルターから外にでるためには2重の扉を開けなければならないが、ミシェルは1枚目の扉は開けることに成功するが、2枚目の扉を開けようと鍵がなかなか見つからない。
1つ目の扉の向こうで、ハワードが早まるなと叫ぶが、それを無視して必死に鍵を探す。
すると、小窓から外で家に向かってくる車のライトが見えた。
車から女性が降りてきて扉に駆け寄り、中に入れてほしいとドアを激しくたたくがどうも様子がおかしい。
後ろではハワードが絶対に彼女を入れてはいけないヤツらに殺されると叫んでいる。
彼女は何かに汚染されたのか顔が赤く焼けただれていた。
そして気が狂ったように叫んでいたかと思うと、突如扉に頭を打ち付けて、血だらけになって死んでしまった。
あまりにも壮絶な光景に、ショックを受けたミシェルはシェルターのなかに戻り、1人部屋でぼう然としていた。
ハワードがやってきて、先程食事の席で怒鳴り散らしてしまったことを深く謝罪する。
そして実はミシェルが車で事故を起こしたのは自分が原因だったことを告白した。
ハワードの真摯な謝罪と、先程の外で死亡した女性をみて、ミシェルは彼が言うことはすべて真実だったのだと悟った。
この一件以来、彼女はハワードに対しても心を開き始める。
自分に心を開き始めたミシェルに対し、ハワードは昔亡くなってしまったという娘メガンの写真を、彼女にだけこっそりと見せた。
その写真には自分と同じくらいの若い女性が映っていて、両耳のイヤリングがとても印象的だった。
ミシェルはハワードの知られざる一面を垣間見て思わず笑みをこぼす。
その後、ミシェルはエメットとも多くのことを語り合い、2人は次第に親密になっていく。
すっかりと打ち解けた3人は、まるで本当の家族のように過ごすようになった。
ともにジグソーパズルを作り、壁を装飾し、人生ゲームをして、3人で仲良く楽しそうに食事をとる。
この閉じられた空間の中で、ミシェルはささやかな幸せを感じるようになっていた。
だがそんな日々も長くは続かなかった。
彼女はこの地下室に隠された”衝撃の事実”を知ってしまう…。
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ラスト・結末(ネタバレ注意!)
ある時、外でなにか大きな飛行機なようなものが通り過ぎ、地下室全体が不気味に大きく揺れ、3人は何ごとかと身構える。
揺れが収まりホッとしていると、ハワードはシェルター内の「ろ過装置システム」がダウンしてしまったことに気が付いた。
再び動かすには部品を交換しなければならないが、ろ過装置が設置してある部屋にいくには、小さな通風孔を通らないといけない。
体格的にミシェルしか通れないことが分かった。
ミシェルはライトを片手にろ過装置のある場所へと向かう。
彼女は狭い通風孔を這いながら通り抜け、ろ過装置の設置してある部屋に到着し、無事に部品を交換した。
ふとを部屋を見渡しすと、中央に大きなハシゴがかかり、天窓へとつながっていた。
ミシェルは興味本位でハシゴ登ってみると、そこには例のごとく天窓に南京錠がかかっている。
天窓からは青空がみえ、しばらく彼女は外を眺めていた。
すると窓には何か文字が刻まれていた。
よくみてみると、そこには大きな文字で『HELP!(助けて)』という血の付いた文字が残されていた。
ミシェルの全身に一気に鳥肌が立つ。
彼女がハシゴを降りると、床に血の付いたイヤリングが落ちていた。
そのイヤリングは…、
ハワードが娘だと見せてくれたメガンの写真に写っていたものと同じものだった。
部屋に戻ったミシェルは、ハワードに悟られないようエメットに血の付いたイヤリングを見せる。
そしてハワードの娘メガンの写真をエメットに見せると、その写真はハワードの娘ではない、現在、行方不明になっている彼の同級生の写真だった。
きっとハワードは女性に対しなにか恐ろしいことをしたにちがいない。
2人は彼が危険で恐ろしい人物だと気づき恐怖を感じる。
2人はハワードにバレないよう外に逃げ出す準備をする。
外に出た時に毒ガスで汚染されないようガスマスクを作ることにした。
ガスマスクを作るためエメットはハワードの私物の道具をこっそりと盗む。
だが2人の不穏な動きにハワードは何かを察知し始めていた。
ハワードは2人を呼び出し、なぜ自分の私物を盗んだのかとエメットを責め立てる。
エメットが懸命に謝ると、ハワードは許したそぶりを見せつつも、一転してその場でエメットを射殺する。
目の前でエメットが殺害されてしまったミシェルは、深いショックを受け悲しみに暮れる。
そんなミシェルに対し、ハワードはアイスクリームを持ってきたりして、ご機嫌を取ろうとするがミシェルは一切受け付けない。
ミシェルはついに逃げ出す決意をする。
逃げるため自分の部屋でガスマスクの用意をはじめていた。
だがタイミング悪くハワードが部屋に入ってきた。
ごまかしていたがミシェルだったがハワードに道具を見つかってしまう。
激怒したハワードはミシェルに掴みかかるが、彼女はハワードを振りほどきリビングへの方へ走る。
するとそこにはドラム缶の中に濃硫酸があり、証拠隠滅の為、エメットの遺体が溶かされていた。
ショックを受けるミシェルだが動揺している時間はない。
そこへハワードが追いかけてくるが、彼女は濃硫酸のドラム缶を倒してハワードに酸を浴びせる。
その隙に、ミシェルはろ過装置へとつながる小さな通風口に入り込んで部屋から脱出しようとした。
ここならばハワードは追ってこれない。
顔が焼けただれたハワードは、ミシェルの足をつかむが、それを振り切りミシェルは逃げ出すことに成功する。
ミシェルはお手製のガスマスクを装着し、天窓の南京錠を破壊して、ついにシェルターの外に脱出することに成功した。
扉開けるとそこはのどかな風景の広がっていた。
早速トラックで逃げ出そうとするが鍵が見当たらない。
空を見上げると鳥が飛んでいる。
試しにガスマスクを外すと毒ガスなどないようだ。
安心し辺りを見渡すと、何か飛行船のようなものが見えた。
と同時に近くの納屋で大きな爆発音が鳴り響く。
するとその爆発音を察知したのか、飛行船のようなものが近づいてきた。
よく見てみるとその飛行船は、不気味な乗り物だった。
まるでSF映画にでてくる地球外生命体のような…。
危険を感じたミシェルは納屋の中に隠れる。
とそこには家に入れてもらえず亡くなった女性の遺体が転がっていた。
そして納屋の隙間から外を見ると、不気味で巨大なワームのようなミュータントがいた。
地下シェルターからハワードというサイコパスから逃げ出したと思ったら、今度は地球外生命体に現れる。
全く理解不能な状況だったが、ミシェルは女性の遺体から車のキーを取り出して、トラックへ向けって一目散に走りだす。
すると先程の飛行船が現れ、緑色の毒ガスを散布しはじめた。
これが例に『毒ガス』だったようだ。
ミシェルはすぐにガスマスクを装着してトラックス乗り込む。
だがすぐにミュータントが追ってきてミシェルのトラックに襲いかかる。
宇宙船がトラックもろとも船内に取り込もうとするが、ミシェルは機転をきかして、火炎瓶を船内に投げ入れ飛行船を爆破させる。
ようやくミシェルはトラックでその場から走り去った。
その際、ハワードの自宅の郵便ポストなぎ倒す。
郵便ポストには『10 クローバーフィールド レーン』と書かれていた。
ラジオ聞くと多くの人たちが毒ガスの被害にあってるようだった。
彼女はラジオに誘導され、救助隊がまつ方角へと車を走らせる。
この先に巨大な宇宙船が待ち構えているとも知らずに…。
End
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感想とまとめ
映画『10 クローバーフィールド レーン」を観た感想です。
この映画、結構面白いと感じました。
内容的にはサイコサスペンス?とSFパニックを融合させたような感じなのですが、どちらかというと全体的にはサイコサスペンス的な要素がメインになります。
本作では主人公が地下シェルターに監禁されてそこに、住んでいる男といったんは打ち解けるものの、男の異常性に感づいて最後は地下シェルターから逃げ出すすることになるのですが、そこまでのくだりがストーリーの大半を占めています。
ハワードはのっけから怪しい男ですが、途中で誤解がとけ、観客もおそらく彼に対して誤解が解けたように感じると思います。
しかし、やはり異常な男だったというドンデン返しが二転三転するので、そこはなかなか楽しめました。
SF的な要素が出てくるのはラストだけなので、観客は終盤まで映画はサイコサスペンス系の映画で終わるのではと錯覚してしまいます。
結末を宇宙人の襲撃で占めるのは賛否両論ありますが、管理人的にはとてもグッドな終わり方です。
普通であれば単なるサスペンス映画で終わるところを、最後全く予想もしない斜め上の展開を加えることで、意外性が増して、映画がより一層楽しめる者になっていると感じました。
全くジャンルの違うテーマを掛け合わせた映画って実は過去にたくさんあります。
有名なのはスティーブンキング原作の『ミスト』という映画があります。
この映画も異形の生物と人間たちとの戦いなのですが、それ以上に人間同士の醜い心描いた映画になります。
どちらかというと結論として『人間が一番怖い』というような終わり方になります。
本作はそこまで宇宙人と人間とを対比した作りにはなっていませんが、それでも観客は宇宙人よりも、地下室の住人のキチガイ男の方が恐ろしく感じるのではないでしょうか。
最近はなかなかこういった映画が少なかったので久しぶりにスティーブン・キング的要素の映画に出会って管理人はとても満足しています。
管理人のおすすめ度
★★★★☆(4.5)
くらいです。
本年の2016年6月17日に日本でも一斉公開されますので、興味のある方は是非と映画館へどうぞ!




