『バケモノの子』のヒロインの楓はいらないキャラ?なぜそこまで嫌われるのか?

『バケモノの子』のヒロインの楓はいらないキャラなのか?なぜそこまで嫌われるのか?

 

アニメ映画『バケモノの子』に登場するヒロインの楓。ショートカットで、人間の世界の進学校に通う女子高生です。

 

登場人物が男性メインの作品の場合、紅一点のようなヒロインのキャラは好かれる傾向がありますが、『バケモノの子』のヒロインの楓はなぜか「いらない」、「嫌い」、「うざい」など言われることがあります。

 

なぜ、ヒロインである楓は、そこまで嫌われてしまっているのでしょうか。

 

優等生で、主人公のために一生懸命であり、時には命を懸ける、とても九太のことを想うキャラクターのはずなのになぜか視聴者から楓は嫌われてしまっています。

 

今回は、楓がなぜいらないと言われ、嫌われているのかその理由について、迫ってみたいと思います。

◯『バケモノの子』に登場する楓とはどんな人物?

『バケモノの子』に登場する楓は、渋天街から戻った九太が初めて心をひらいた少女。

 

人間の世界に暮らす女子高生で、親の抑圧を受けながら育ち、親の希望で進学校に通い、いじめも受けながら、日々、苦しさを感じながら生きています。

 

元々は親に強いられた勉強ではありましたが、知らないことを知ることには深い興味と探求心があり、早く大学に合格して奨学金をとり、親の為ではなく、次こそ自分の為の勉強をしたい、と願って生きている前向きな少女です。

 

頭もよく好奇心旺盛な彼女は、いじめを受けて絡まれている時に九太に出会いました。

 

楓をいじめていた男子高校生たちを、九太が叩きのめして救ってくれたことが出会いであり、それから、元の世界に還る糸口を見つけようとする九太をサポートしようとします。

 

外見は大人しそうですが、清楚で可愛らしい容姿の女の子。髪型は、さっぱりとしたショートカットで、はじめのうちは自己主張をせず、いじめられれば我慢してそれを受け入れてしまうような、大人しい印象の少女でした。

 

しかし本当は勇気があり、たくましい九太に感化され、自己主張をできるようになり、人間の世界で居場所を探そうとする九太をサポートするようになるなど、頼もしい存在へと成長していきます。

 

白鯨の攻撃で人間たちを滅ぼうとした一郎彦に対して一喝したり、危険をかえりみず九太の傍にいようとするなど、登場時とは比べようもないくらい変わっています。

 

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◯楓はいらないキャラなのか?なぜ嫌われるのか?

 

『バケモノの子』の楓のことを調べると、「いらない」、「嫌い」、「うざい」といった言葉に遭遇します。なぜ、『バケモノの子』の作品のヒロインであるにも関わらず、楓はそこまで嫌われてしまうのでしょうか?

 

その理由について、考えてみました。

 

◆彦一郎への説教シーンがいらない?

男の子のヒーローであり主人公に守られるヒロインというキャラクターは、好意的に捉えられる反面、嫌われやすいキャラクターでもあります。

 

楓は普通の女の子であり、いわゆる、「弱さの為にヒーローに守ってもらうヒロイン」の部分を持っています。

 

登場当初は自己主張の苦手な、どちらかというと気の弱い女の子であり、九太によって救われ、九太を助けることで、活力を宿していきました。

 

楓が、特に「いらない」、と嫌われることになってしまったシーンは、特に、街を滅ぼそうとした一郎彦に、正論で説教をしたシーンによるためなのではないか、と、言われています。

 

また、そのシーンで楓は、戦おうとする九太の手にしがみついて離そうとしなかったり、普通に邪魔になってしまう、ということで、楓はなぜあんな行動をしたのか、と、批判を受けています。

 

そこで楓は、一郎彦に、このような説教をするシーンがあります。楓は、このような言葉で街を破壊する一郎彦を説得します。

 

「あなたは何がしたいの?
憎い相手をズタズタに引き裂きたい?
踏みにじって力で押さえつけて満足する?
あなたはそんな姿をしているけど、報復に憑りつかれた人間の闇そのものよ!
誰だって皆等しく闇を持ってる。
蓮くんだって抱えてる。私だって!
・・・私だって抱えたまま今も一生懸命もがいてる。
だから、簡単に闇に飲み込まれたあなたなんかに、蓮くんが負けるわけない。
私たちが負けるわけないんだから!」

 

この言葉自体は、感動的でいい台詞だと思いますが、そもそも、考えてみれば、楓は一郎彦がなぜこのような行動に至ったのか?その背景・バックグラウンドを知りません。

 

人間とバケモノの世界のどちらにもジレンマを抱えた一郎彦の苦悩を、楓は知らないにもかかわらず、このような説教…。

 

ふつうに考えれば、まったくの部外者である楓に一郎彦の苦しみの一体何がわかるのかと思われてしまっても仕方がないかもしれません。

 

この空気が読めない感じ、おこがましい様子が視聴者の反発を招いたのかもしれませんね。

 

脚本上の問題もあるとは思いますが、せめて楓に、一郎彦の苦悩を知るシーンがあれば、もうすこしイメージが変わっていたかもしれません。

 

◆自分の考えを押し付けのがうざい?

ほかにもまた、楓は自分の考えを絶対的に信じている傾向があり、例えば、九太に勉強をして大学に行くべきだと、自分の考えを押し付けるように見える部分もありました。

 

もちろん、普通に考えれば、楓のいうことはもっともなのでしょうが、楓自身が両親から教えられたことをそのまま鵜呑みにし、九太に進めているようだったため、その様子が滑稽に見えてしまった視聴者もいるのではないでしょうか。

 

個人的には楓は好きなキャラですが、これらの理由から「いらない」「うざい」と感じてしまい、どうしても受け入れられないという人もいるのでしょうか。

 

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◯楓の声を担当した声優さん

ちなみに楓の声を担当した声優さんは、誰もが知る女優の広瀬すずさんです。楓と同じく、ショートがお似合いの女優さんです。

 

代表作は、『ちはやふる』、『海街diary』など、NHKの朝ドラの主演も決まり、今、若手で一番勢いのある女優さんともいえるでしょう。

 

2017年には、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』でアニメに初主演するなど、声優としても活躍されています。

 

〇まとめ

以上、『バケモノの子』のヒロイン楓がなぜ「いらない」「うざい」と嫌われるのか?その理由について調べてみました。

 

実はこの作品から、今までタッグを組み、評価されていたシナリオライターの奥寺佐渡子さんと離れ、細田監督は一人で脚本を書いています。

 

そのシナリオについても不可解な部分があるとファンから指摘されてことがあるのですが、楓はその犠牲になったキャラクターでもあるとの意見もチラホラ。

 

とはいえ、個人的には細田監督の着想やドラマは大好きなので、世間の批判など気にせずに、ぜひ、今後も良いシナリオを書いていってもらえればと思います。

 

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