そういえば巨神兵って…
天空の城ラピュタのロボット兵に似ていませんか?
実は『風の谷のナウシカ』の巨神兵が
すごく好きなんです(笑)
ナウシカは地上波テレビのロードショーなどで定期的に放送されていますが、毎回みるたびに「巨神兵はまだか」みたいな(笑)
でもせっかく登場したのに腐ってしまって即終了(笑)
毎回「腐ってやがる」とのセリフをつぶやかれてしまいます。
でもなぜ腐ってしまったのでしょうか?
今回は『風の谷のナウシカ』の巨神兵と『天空の城ラピュタ』のロボット兵との関係や巨神兵の正体と「腐ってやがる」とのセリフの意味についてお伝えしていきます。
https://nenozero.info/ziburi-tosidensetsu/
ナウシカの巨神兵とラピュタのロボット兵に似ている?
・巨神兵はラピュタのロボット兵に似ている?両者の関係は?
2つの作品を観た人ならわかると思いますが、風の谷のナウシカの巨神兵と天空の城ラピュタに登場する「ロボット兵」はかなり似ています。
2つの共通点をあげると…
- ヘルメットのような頭部
- 破壊力のあるビームを放出
- 羽を生やして空を飛ぶ(※漫画の中だけ)
ざっとあげるとこんな感じでしょうか。
確かに似ていますね(笑)
そして『風の谷のナウシカ』と『天空の城ラピュタ』の2つにはちょっとした共通点があります。
というのも両作品とも『キツネリス』という独特な小動物が登場します。
文字通りキツネ+リスをかけた可愛らしい動物。
2つの作品で全く同じオリジナル動物が登場するということは、
おそらくは両作品は同じ世界観の上に存在するストーリーではないかと考えられます。
で、歴史的な時系列で言うとラピュタ(古代)→ ナウシカ(新文明)となり、ナウシカのほうが歴史的には後になります。
なのでラピュタのロボット兵のほうが巨神兵よりも歴史が古いということになりますね。
両者がなんとなく似ているのはラピュタという古代文明への「敬意」から巨神兵を似せて作ったのではないかと推測することができます。
もちろんこれは宮崎監督だけが知っていることなのであくまで推測の域を出ませんが…
ちなみにロボット兵の正式名称は「ラムダ」
・両者ともデザインはあの庵野秀明氏が担当
『風の谷のナウシカ』の巨神兵と『天空の城ラピュタ』のロボット兵のデザインはあのエヴァンゲリオンで有名な監督庵野秀明さんが担当しています。
つまりデザイナーが同じなので似てしまったのかもしれません。
まぁ、これが一番の理由でしょう…(笑)
ちなみに「エヴァ初号機」はもっと巨神兵にそっくりですね!!
巨神兵の正体は?「腐ってやがる」とのセリフの意味について
・巨神兵の正体
映画版では巨神兵は単なる兵器として扱われていますが、原作漫画では「オーマ」との名前があり、ナウシカの仲間となって一緒に戦います。
そして巨神兵の正体は旧人類が作った「人工生命体」で「破壊神」のような存在。
その役割は旧人類の行き過ぎた戦争をストップさせるためのものであり、「調停員」「裁判官」という役割を担います。
映画版では1000年前に人類の戦争が行き過ぎた結果、巨神兵という最終兵器を使ったことで「火の七日間」が起こり、世界が滅亡したように描かれています。
でも本当は、慢性的な戦争によって、汚染された国土を浄化させために一部の旧人類が戦争をストップさせるとともに…
文明を一度「リセット」させる意味で巨神兵を利用したというのが正しい認識です。
なので巨神兵は「悪と恐怖の象徴」ではないのですね。
・巨神兵の構造
巨神兵は旧人類が作り出した「核」を動力とした人工生命体です。
そして身体中から放射能のような「光」を撒き散らす恐ろしい存在。
肉体は「細胞組織」と「人工的な機械」で作られていて、心臓や骨格、口の粒子砲や脳の中心部などは機械で構成されています。
それ以外は生物のような細胞組織で形成されています。
ちょうど「エヴァ初号機」のようなものでしょうか。
・粒子砲(プロトンビーム)の破壊力
粒子砲(プロトンビーム)の破壊力は凄まじいですね!
空気中に存在する粒子を口にあつめて加速させて一気に放出!!
その破壊力たるや王蟲の大群を一掃してしまうほど。
これは宮崎監督が「禁断の兵器」として核兵器をイメージしたものだと言われています。
きっと監督の反戦・反核兵器の意図が込められているのでしょうね。
・なぜ「腐って」しまったのか?
映画ラストで巨神兵が登場しますが、粒子砲(プロトンビーム)を数発討ったのち、身体が溶けて腐って死んでしまいます。
トルメキア軍参法のクロトワのセリフ
「腐ってやがる。早すぎたんだ…」
が有名ですね!!(笑)
なぜ巨神兵は腐ってしまったのでしょうか?
実は巨神兵の心臓部は内部に「核」エネルギーを保持するため、外側は強固な電子収縮性半導体シリコンでできています。
映画では「孵化(ふか)」しきれていない状態で粒子砲を放射したことから、心臓部の外側が超高熱に達して、肉体がそれについていけず、細胞組織の崩壊を招いたためと考えられます。
なので”腐って”というよりは細胞組織崩壊といった方が正解でしょうね。
※注)当方の専門家ではないので表現等に誤りがありましたら申し訳ありません。
[adrotate banner=”3″]
原作漫画の巨神兵オーマが発したセリフの一覧
ここで原作漫画の巨神兵のセリフの一部を紹介します。
なんとなく巨神兵がどんな存在かわかると思います。
「ヨカッタ ママガ イナイノ トテモコワイ」
「ママノ トモダチ……?トモダチ………」
「ママノ テキハ ドコ?
ママノ タメニ タタカイ タイ
アイツラハ ママノ テキ? コロス?」
「ママ コワイ オコッテル」
「オーマ わが名はオーマ 風の谷のナウシカの子オーマ!!オーマは光輪を帯びし調停者にして戦士なり われは小さき母と共に西の土地へ往く」
「…………母さん…その者達に気をつけて………」
「母さんに触れるな はなれなさい」
「……… ………母さん 母さん気がついた………?大丈夫 ちゃんと見張ってるから あの二人は母さんを人質にすればぼくの力を自由にあやつれると思っている でもしばらくこのままにさせておくね 今のままの方が母さんの身体にいいようだから……………いまはあの二人が生かすにあたいするかどうか観察している あの者達が母さんと同じ種族だなんて嘘みたいだ…………」
「ぼくはオーマ 調停者にして戦士………そして裁定者………裁きを行う者……」
「トルメキア兵に告ぐ!!合意の元に裁定が下った 二人の皇子は私と共にシュワへ行く お前達がこれ以上前進する理由はなくなった ただちに反転シ家ヘ帰レ 自分の家で平和に暮らせ!!」
最初はまだ幼児のようなセリフ多くてカワイイですね(笑)
後半になると本来の高い知性がともなってきているように見えます。
ストーリーが進むなかで巨神兵の扱いが変わってきたことに加え、巨神兵自身も成長してことからこのようにセリフが変化していったのでしょう。
https://nenozero.info/ziburi-tosidensetsu/
まとめ
巨神兵って『風の谷のナウシカ』のなかでもっとも印象に残っているキャラの1つですよね。
そして長い間、多くのファンからすごく愛されているキャラでもあります。
ぼくも子供の頃に初めてナウシカをみたときにラストの巨神兵が一番印象に残っていました。
特にあの腐っている姿とプロトンビームのアンマッチさが絶妙で…(笑)
今度『巨神兵東京に現わる』でも観てみようかな…。
ナウシカの関連記事はこちらをクリック
↓↓↓
風の谷のナウシカ原作漫画のラスト結末(ネタバレ)!巨神兵と王蟲の正体は?
ジブリ好きにオススメのアニメ『この世界の片隅に』はコチラ
↓↓↓
ジブリ映画関連はこちらをクリック
↓↓↓
天空の城ラピュタのバルスの意味と呪文一覧は?過去にはタニタが社名を変更など2017年もお祭り騒ぎか(笑)
天空の城ラピュタの都市伝説!その後は?別エンディングが存在?ムスカは目の病気でレプカが先祖か
天空の城ラピュタのロボット兵の名前と種類は?ルパンに登場したラムダと同じ?
ラピュタのドーラの若い頃が美人?年齢や名言セリフ「40秒で支度しな!」息子や旦那など
『崖の上のポニョ』の怖い都市伝説!死後の世界だった!
『千と千尋の神隠し』のキャラクター一覧と名前!ハクやカエルの名前は?
『千と千尋の神隠し』のモデルは台湾?それとも群馬・長野の温泉旅館か?