7月14日の金曜ロードSHOWで、米林宏明監督アニメの『思い出のマーニー』が久しぶりに放送されるようですね。
7月8日には同監督が手がける『メアリと魔女の森』が公開されたことから、さしずめその公開記念ということでしょうか。
しかしこの作品も、米林監督の『借りぐらしのアリエッティ』と同じく様々な都市伝説が満載です(笑)
とにかくジブリ映画は都市伝説が尽きないですね♪
今回はSNSなどでささやかれている『思い出のマーニー』の「怖い都市伝説」について、お伝えしていきます。
※本記事はネタバレ要素もあるのでまだ作品をいていない人はご注意ください。
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怖い都市伝説①:思い出のマーニーは百合アニメ?

『思い出のマーニー』はその描写から百合アニメではないかと以前からウワサされています(笑)
ちなみに「百合」とは女性同士の同性愛のこと。
ただし百合といってもそれは必ずしも恋愛だけではなく、それに近い友情を指す場合もあります。
いわゆるLGBTとの違いは本人同士が恋愛として認識していない・肉体関係をもたない。また文学の世界で女性同士の愛を芸術的に表した言葉として「百合」と表現されるのだそうすね。
まぁ、百合についての余談はさておき…
まず『思い出のマーニー』がなぜ百合アニメと揶揄されたり、誤解されてしまうのでしょうか??
本作はジブリ作品として珍しいWヒロイン。
宣伝のキャッチコピーは「あなたのことが大好き。」
ポスターでは背中合わせに恋人繋ぎをしている主人公のマーニーと杏奈。
これだけみると確かに百合感がプンプンしていますね(笑)
そして内容についても、「やっぱり?」と感じてしまうセリフや要素がかなりあります。
1つ目は2人が初めて出会うシーン。
杏奈とマーニーは古びた屋敷で初対面。
その際にマーニーがとった行動は…
・杏奈の手を取り自らの手で優しく包み込む
・屋敷の婆やに見つからないよう、
2人で木の陰に隠れた際に杏奈を抱き寄せる
いずれのシーンでもそれを受けた杏奈は赤面。
明らかに意識している描写もあります。
2つ目は、2人が一緒にボートを漕ぐシーン。
手漕ぎボートに乗り、ピクニックに出かける2人ですが、杏奈にボートの漕ぎ方を教えるマーニーは杏奈の背後から腕を回し、一緒にボートを漕いであげます。
そんなマーニーの行動に恥かしそうに戸惑う杏奈の姿をみて…
付き合いたてのカップルか!
と思わずツッコミを入れたくなります(笑)
3つ目は、杏奈の悩みを知ったマーニーが杏奈を抱きしめた際の発したセリフ。
あなたを愛しているわ。
今まで出会ったどの女の子よりもあなたが好き。
ド直球な愛の告白!(笑)
どの女の子よりもあなたが好きって…
実は後のネタバレにも繋がりますが、実は2人の間にあったのは恋愛感情ではなく祖母と孫の関係。
杏奈の母親は生まれてすぐに亡くなり、幼児期はマーニーに育てられました。
もちろん杏奈は憶えていませんが…。
そのため2人の間にあったのは恋愛感情などではなく、親子関係のような感情だったのでしょう。
実の両親のぬくもりを知らず、育ての母に反発し殻に閉じこもる杏奈。
そんな孫である杏奈の現状を時空を超えて心配するマーニーの思念。
この2人の思いが交錯した時、おのずと百合アニメと錯覚するような愛情たっぷりのセリフが発せられたのでしょうね。
怖い都市伝説②:杏奈はハーフ?それとも病気?目の色が…

杏奈の目・瞳は黒っぽいような青っぽいような複雑な色をしています。
ちょっと日本人離れした目の描かれ方をされていますね。
ハーフなのか?それともなにかの病気なのでしょうか?
杏奈自身も目の色をコンプレックスとしている描写や、友人に「目の色が少し青いね」となど目について指摘されています。
実は目が「少しだけ青い」というはラスト結末の伏線でした。
つまり杏奈の目が青いのは病気ではなく、白人の血が混ざっているから。
そしてハーフではなくクォーター。
先程ネタバレしましたが、杏奈は白人であるマーニーの孫だったのです。
マーニーは日本人男性(祖父)と結婚し、後の杏奈の母親を産みました。
その母親も日本人男性(父親)と結婚して杏奈を出産。
杏奈は白人であるマーニーを祖母に持つことからクォーターというのが正しいのでしょうね。
他にも杏奈が目が青いことについてちょっと怪しく過激な都市伝説がチラホラあります。
序盤で養母が口にしている「この子いつも普通の顔をしているんです」というセリフ。
杏奈はかわいい顔をしているにも関わらず、いつもむすっとした無表情、その感情のこもっていない目から統合失調症なのではないかの都市伝説が…。
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怖い都市伝説③:杏奈はかわいいけど性格が悪い?嫌いとの声が…

杏奈はかわいいけど性格が悪いから嫌い
といった声が多く上がっています。
というもの、杏奈はいつもムスっとしていることと、自己否定感が強く、周りの人間や友達と友好的な関係を結べずにいたため、こんな主人公は嫌い!との声が上がってきてしまったようですね。
さらには杏奈に対して良くしてくれている世話焼きの友人信子に対して、自身の被害妄想から「太っちょ豚!」と暴言を浴びせてしまいます。
これはさすがにひどい(笑)
信子も当然傷つき腹を立てていました。
この激しい被害妄想について一部ではやっぱり統合失調症ではないかと?とのウワサが出ているほどです。
統合失調症の主な症状として
・幻覚・妄想
・社会性や気配りに欠ける
・物事に対する意欲の低下
などがあります。
杏奈に当てはまってませんか…?
いやいや、そうではなく、幼いころ受けた心の傷などが影響して、心を閉ざしているだけなのだと思いますが…
怖い都市伝説④:怖い?サイロでマーニーが姿を消した理由とは?

本作の印象として「怖かった」という意見がかなりあります。
とくに怖いシーンとして挙げられるのが丘の上のサイロで杏奈を残しマーニーが姿を消す場面。
たしかにこのシーンは少しホラーめいていて不気味かつ、ハラハラさせられましたよね。
ではなぜ、あそこでマーニーは姿を消したのでしょうか?
杏奈は祖母から聞かされていた話を元に”追体験“をおこなっていました。
追体験とは、他人が書いた日記や作品をよんでその人の同様の体験を自分が疑似体験すること。
マーニーとの出会いからサイロまでのできごとは現実ではなく、全て杏奈自身の追体験に過ぎなかったです。
しかしサイロでのその後の出来事は祖母から聞かされていない、つまり追体験が出来ない状況におかれたため、マーニーは姿を消してしまった。
またサイロとは杏奈にとっての恐怖を象徴している場所。
近づくにつれ嵐が強まるなど観ている人の不安を煽るように描かれています。
なんだかラストはちょっとしたミステリーですね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
これらはあくまで「都市伝説」ですので、もちろん公式に発表されている設定や解釈とはぜんぜん異なります。
しかしこれらのゴシップ情報を念頭において鑑賞すると『思い出のマーニー』がまた違って意味で面白くなりそうですね。
上記で紹介した都市伝説のポイントを確認しながら楽しんでみてください!
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